『かがみ開きすぎっ!』

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『かがみ開きすぎっ!』

「よ~し、これで準備はいいかな?ゆーちゃんはお泊りで、お父さんはおっぱらったし!」
今日は1月11日、私のとって欠かせない一日なのだ!
なんと言っても、鏡開きだからね~。受験前でも外せないイベントだよ!
なぜかって言うと、それはもちろん恋人の…

ピンポーン
「こなたー、来たわよー!」
噂をするとなんとやらだネ!

「やほ~、かがみん!いらっしゃ~い。5時ジャストとは、さすがだネ。」
「お邪魔しまーす。って、今の三枝か!」
「おぉ、鋭い突っ込みをありがと~。でも前にやってた、つかさのパクリだけどね。」
「つかさ…やったのか…。」

とりあえず私の部屋に移動して、テーブルを挟んで座る。
先に飲み物とコップだけを用意しておく。やっぱ取って置きは最後にね♪

「それにしても、鏡開きだから私を呼ぶなんて、あんたらしいわね。」
「だってかがみびらきだよ?!かがみのためにあるとしか思えないじゃん!」
「いや、名前は含まれてるけど、それは関係ないでしょ…。」
「細かいことは気にしないでよ、かがみ。それにたまには息抜きも必要じゃん?」
「はぁ…あんた受験前だからって、遊んでばかりじゃないでしょうね?」
うぅっ、何かかがみが冷たい…。一応最近は真面目に勉強してるのになぁ。

「ちゃんとやってるよー。むしろ、この間黒井先生にネトゲ入らなさ過ぎって、怒られたんだからネ?」
「それは…教師として冗談でもそれを言うのはどうなのかしら…。」
確かにここ数ヶ月全くと言っていいほどログインしてない。
たまにギルドの仲間に連絡取るために入るけど、それも30分ぐらいの雑談して落ちている。
以前の私からしたらありえないことだけど、やっぱ目標があると変わるもんだね~。

「まったくだよね、我慢してるのにわざわざ言ってくるなんてさ!」
「にしても、良く我慢してるわね。正月あたりからゲーム機ほとんど封印したんでしょ?」
「一応DSだけは手元に残してあるけど、あとはお父さんに預かってもらってるね。」
(やっぱり〈かがみと同じ大学に行く〉っていう重要な目標があるからね~♪)

そう、私は以前に志望していた大学を変えて、かがみと同じ大学に変更した。
もちろんレベルは上がるけど、文学部狙いだから希望はある。これでも作家の娘だからね。
ゲームとか漫画、それにかがみに借りたラノベからも知識を得てるから、伊達じゃないヨ。

「いや、残すなよ。全く、大学行けないとかになったら、どうするつもりよ?」
「大丈夫、大丈夫。そしたら、かがみの嫁として生活するからさ♪」
「んなっ?!と、とにかく頑張りなさいよ!私も全力を尽くすから、落ちたら承知しないわよ!」
「ぐふふっ、照れてる照れてる♪かがみのためなら何でも出来るよ~」
「は、恥ずかしい台詞禁止!まったく…、私を弄るために呼んだわけ?」
「素直じゃないなぁ、かがみん。かがみも私に会いたかったくせに~。」
「うっ。そ、それは…当たり前でしょ…。」
真っ赤になって俯いてるのとか、もう可愛すぎだよ、かがみ~。
アニメとかゲームにもツンデレキャラっているけど、誰もかがみには敵わないヨ。
ああ~、もう駄目!我慢できないヨ!

「かがみ~!!(ギュ~~)」
「きゃあ!ちょ、ちょっといきなり抱きつかないでよ!く、苦しいって…」
さすがに強く抱きしめすぎたかなと思い、若干力を弱める。
「いやぁ、ごめんごめん、かがみがあまりにも可愛くてつい~。」
「だ、だから恥ずかしい台詞禁止って言ったでしょ!」
「だってあんな表情見せられたら、たまんないよ。大好きだよ、かがみん♪」
「わ、分かってるわよ。…私も大好きよ、こなた。」
取って置きの言葉でかがみは真っ赤に染まってる。私もちょっと紅いカナ?
ちょっと照れるけど、やっぱり幸せだって感じるよね~。

5分、いや10分ぐらい抱き合って、お互いに自然と身を離した。
こういうところも私達って歩調というか、リズムが合うんだよネ。

その後、私は夕飯の準備を始めた。と言っても大半は出来てるんだけどね。
「はい、かがみん。デミグラスオムライスだヨ。チーズはお好みでかけてね。」
「へぇ、美味しそうじゃない。それに香りもすっごくいいわね。」
「最近覚えたメニューだけど、結構自信あるよ~。先に、熱いうちに食べなよ。」
「そう?じゃあ遠慮なく、いただきま~す。」
かがみが一口食べる。上手く出来てるとは思うけど、緊張の一瞬。

「…うん!卵がふんわりしてて、デミグラスソースの味も濃いわけじゃないけど、深いわね。こなた、これ凄く美味しいよ!」
「ありがと、かがみん♪いやぁ、色々研究した甲斐があったよ~。」
このオムライスに限らず、私は前以上に料理の勉強をしていたりする。
それに加えて、かがみの好みの研究もしてる。色々つかさに聞いたりしてね。
やっぱ、かがみに出す一品一品は、やっぱり自信作を出したいもんね。

「でも、さすがこなたね。…私も練習してるけど、中々上手くいかないわ…。」
「いいんだよ、かがみ。これからずっと作ってあげるからさ♪」
「な、な、なっ!?」
「何で驚くのさ?ずっと、私と一緒にいてくれるんじゃないの…?」
「そ、そうだけど、じ、じゃなくて、ああ、いあ、や、ああの、えー、ふあっ」
もはや言ってる事が意味不明だ。わざと寂しく言ってみたけど、威力が強すぎたかな?
でも、ここまで来ると弄り倒したい気分だネ……あ、いいこと思いついた♪

「ほら、早く食べないと冷めちゃうよ、あ・な・た♪」
「ーーっ?!?!?!」
う~ん、これは再起不能かな?ちょっとやり過ぎたみたいだネ。
でも、将来的にはこんな感じになりたいかな?とりあえず、かがみを正気にしないと。

「かがみ~、大丈夫?」
「……い、いきなり、何を言い出すのよ!」
「いやー、この方が雰囲気出るかなぁって。将来のことを妄想でもしちゃったかなぁ?」
「う、うるさい!!大体、食事中に…」
「早く食べないと冷めちゃうから、食べなよかがみん。」
「もう、誰のせいだと…ブツブツ。」
それでも顔は赤いまま、もくもくと食べるかがみだった。

☆★☆

「ふぅ、ご馳走様!いやぁ、美味しかったわ。それにしても、サラダ一つでも随分変わるのね。」
「野菜の切り方とか組み合わせもあるけど、ドレッシングとかも若干アレンジしてるからネ。」
「そうなんだ。ただ野菜を切って、盛るだけだと思ってたけど、色々あるのね~。」
「まぁ、そういうのは経験かな?伊達に数年間、泉家の家事を担当してないヨ。実際はお父さんも作ったりするし、ゆーちゃんが来たからさらに回数は減ったけどね。」
お父さんはなんだかんだで料理が結構上手い。
いつもお母さんと一緒に作ってたらしいし、最初はお父さんがお母さんに教えてたらしい。
ゆーちゃんはまだ上達中だけど、飲み込みが早いから、今では一通り作れるようにはなってる。

「ふと思ったけど、あんたっていつも私のこと嫁って言ってるけど、あんたの方がよっぽどお嫁さんみたいじゃないのよ。料理を始めとする家事は得意だし、私より背も低いしね。」
「うぐっ…。い、いやぁ、そこは体系的にかがみの方こそ、嫁じゃないかなー。」
「婿というよりおっさんだ、その発言は。別にいいじゃない、どっちだって。」
「いや、良くないのだよ!将来的にどっちがどっちかは重要であってだね…。」
「だったら今はいいじゃない。私から言い出したことだけど、気になった程度だから。」
「むぅっ…。」
曖昧に終わったけど、いつかこれには決着をつけなければ!そうじゃないと、私の立場が!
…って、今はまだいっかな~。まだ焦らなくても平気…だよネ?

「んじゃあ、デザートといきましょーか。鏡開きらしくぜんざいだヨ。」
「へ~、準備いいじゃない。って、ちょっと何よその袋は!」
「いやぁ、正月の売れ残りは安くってさ~。沢山買っちゃタヨ。」
「…まぁいいけどね。」


「はい、出来たよ~」
私は用意できたぜんざいと、新しい飲み物を用意した。
「それじゃあ、改めていただきます、っと。うん、甘さ控え目で美味しいわね。」
「良かった♪お餅もある程度甘みがあるし、甘さ控え目が一番だネ。さてと…」
私はすっと立ち上がって、かがみの隣に移動する。

「どこまでお餅が伸びるかやってみよーよ、かがみぃ。」
「…なんで私の横に来る必要があるのよ?ってか、そんなにくっ付かれると食べにくいんだけど…。」
私は口にお餅を口にくわえて、かがみの方を向く。
「ほあ、ほっちがわほはんえお。(ほら、そっち側を噛んでヨ。)」
「んな!な、なんでそんなこと…。」
言葉じゃ伝わりにくいから、じーっと、かがみの事を見つめてみる。
するとかがみは観念したのか、ジュースを一杯飲んでから、反対側の端を咥えた。
私は目で合図をして、少しずつお餅を伸ばしていく。(おもちうにょ~ん)
結果的には結構伸びたが、30~40cmぐらい伸びたところで、途中でお餅が切れてしまった。

「いやぁ、安物の割にはよく伸びたね~。1人でやるより全然伸びたよ。」
「…そうねぇ。ちょっと楽しかったけど、なんで今わざわざやったのよっ?」
「ほら、ちょっとした二人の共同作業だよ♪将来のための予行練習?」
軽く抱きしめながら上目遣いで言う。すると、ボンッという音がするかのように、顔が再び真っ赤に。
いやぁ、やっぱりかがみはからかい甲斐があるね~。
それに、ここらで主導権を握りなおしておかないと、最近押され気味だからね…。

でも、油断したり、気を抜いたりした矢先に、事件は起こるという宇宙の真理があるらしい。

「…ねぇ、こなた。口に小豆が付いてるわよ?とってあげるわ。ほらぁ…」
「えっ?う、うん、ありがt…?!?!」
しばらくは反応がないと思ってたから、急に声をかけられてびっくりしながら、OKしてしまった。
すると、てっきり手で取ってくれるのかと思ってたら、いきなりキスしてきたんだよ!
小豆ならもう取れてるはずなのに、結構長…い…。あ~、なんかどうにかなりそうだヨ…

ようやく口を離してくれたのはどれぐらいか分からないけど、私が軽く酸欠になるぐらいだった。
「ハァ…ハァ…かがみ?き、急にどうしたのさ?」
「う~ん、こなたぁ~…。」

どこか目が虚ろだし、声が明らかに妖しい感じがする。お酒なんて飲ませてないのに、何で?!
ふと、さっき持ってきた飲み物を良く見ると、カクテルっぽいことが書いてある。

ビンに入っていたから気付かなかったけど、てっきりいつも買ってるオレンジジュースだと思ってた。
最初に飲んでたのは間違いなく残ってたオレンジジュースで、冷蔵庫の中だと隣に置いてあったし、
中身がオレンジ色だったから確認せずに持ってきていた。
(あーっ!!間違えたーー!!あれ?でも、お父さんはビールだし、ゆーちゃんは飲むわけないから…
ゆい姉さんのかーーー!!!油断したー!!)

「ふふふ、愛してるわよぉ、こなたぁっ!!」
「あ、ちょ、かがみ…っ!!ま、待っ、て、お、落ち着、いて…あ、だ、のぉーっ!!」

その夜は、暴走したかがみが正気に戻るまで相当な時間を要したのは言うまでもない。
(うぐぅ…今年はおとなしく嫁に落ち着こうかな…。全部裏目に出るヨ。嫌じゃないんだけどネ…。)

- Fin -


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  • すまん… 素で気付かんかった…m(_ _)m -- 名無しさん (2008-09-26 01:20:14)
  • せっかく一番下の方が酔っ払いのトラと虎を引っ掛けてらっしゃるのにな -- 名無しさん (2008-09-19 21:25:57)
  • いや 狼かもしれんぞ………www -- 名無しさん (2008-09-19 11:52:42)
  • おそるべし酔っ払いかがみん…かがみの本性は虎だったのですね(^-^; -- にゃあ (2008-09-13 08:58:37)

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