泣き虫こなたん 慰め編

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「あんたさあ、私達以外にリアルの友達って居たことあるの?」
「えっ」
 それまでもきゅもきゅとコロネを貪っていたこなたが、びくっとその動きを止めた。
「? ちょ、ちょっとこなた……?」
「…………」
 何気ない一言のつもりだった。
 飄々としたこなたのこと、どうせ何かしらのネタで返してくるに違いない……
 かがみはそう思っていた。
「………うっ」
 こなたが嗚咽を漏らすまでは。
「!? こ、こなた!?」
 予想外の展開に、かがみは動揺した。
「……えぐっ、うっ……」
 こなたは泣いていた。
 小さな肩を震わせ、ぽろぽろと涙を零していた。
「あ、あっと、えっと……」
 困惑し、狼狽するかがみ。
 どうすればいい?
 否、頭ではわかっていた。
 このいたいけな少女を泣かしたのは他でもない自分なのだ。
 今すぐにでも、自分は心の底から謝罪をしなければならない。
 しかし、それを伝える言葉が浮かんでこない。
 ごめんなさい? 悪かったわ? 冗談だったのよ?

 違う、違う、違う。

 そんな言葉じゃないんだ。
 今眼前ですすり泣いている親友に向けるべきものは、そんな言葉じゃなくて――

 気が付くと、かがみはこなたを抱きしめていた。

「……かがみ……?」
 ふと顔を上げ、きょとんとするこなた。
「…………」
 かがみは何も言わず、黙ってこなたを抱きしめる。
 ぎゅっと、強く。
「……かがみ……」
 こなたの表情が和らいでいく。
「……ごめんね」
「ううん」
「ごめん……」
「もういいよ、かがみ」
 こなたは笑った。
 すっかり、涙は枯れていた。

 あの頃の自分。
 泣いてばかりいた自分。

 そんな自分も、今度こんな風に抱きしめてやろうと、こなたは思った。


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  • 完全なギャグかと思ったら、意外と真面目な話だったな。 -- 名無しさん (2012-11-23 10:49:44)
  • 口を尖らせて涙をこらえるこなたを想像すると 萌え死にそう -- 名無しさん (2011-10-23 18:25:41)
  • えと・・んと・・ -- 名無しさん (2010-01-15 22:20:38)
  • いやいや、俺の嫁。 -- 名無しさん (2010-01-15 07:12:35)
  • こなたは俺の嫁 -- 名無しさん (2009-12-07 19:56:20)
  • ★★★★★ -- マヨラ (2008-10-05 02:52:30)

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