クリスマスの夜に・・・

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「ジングルべ~ル ジングルベ~ル♪鈴が~鳴る~♪」
「へぇ~あんた、珍しい曲歌うわね~」
「だって、もうちょっとでクリスマスだよ~かがみん♪」
「そっかぁ~もうそんな時期なのね」

綺麗な透きとおった水色の髪に、ちょこんとてっぺんにあほ毛を付けてる子が言う。
この子は私の一番大切な人で、私の運命の人である・・・そう、名前は泉こなた。
こなたと私は今、親友以上の関係を築いている、女同士なのだが恋人同士なのだ。
私たちの関係が始まったあの日から数ヶ月が経った、やはり時が経つのは早いものだ・・・
12月の風が下校途中の私たち二人の間を通り抜けていく。

「うぁ!さむ!!」

こなたが私の腕に抱きついてくる。

「ちょ、こ、こなた!急にやられたらびっくりするじゃない!それに周りに人がいるでしょ!」

私の頬が火照ってくるのがわかる。

「えぇ~いいじゃんかがみ~♪こっちのほうが二人とも暖かいよ、
それに、もう私たちに壁なんてないんだしさ・・・人の目なんか気にしないの♪」

こなたがちょっと照れくさそうに言う。

「も、もう・・・仕方ないわね!わ、私は別にこんなにくっ付きたい訳じゃないんだから!」

いつも通り私は照れ隠しで顔を赤くしながらそっぽを向いて言う、
本当はすごいうれしいんだけど、どう言葉にしていいかわかんないし・・・

「ふふ!顔は正直だよかがみ♪」

こなたはニヤニヤしながらぎゅうっと私の腕にさらに強く抱きついてくる。

「ばか・・・」

うれしさと恥ずかしさでほぼ真下を見ながらしばらく歩く。

「そだ、かがみ今日ゲマズ寄ってっていいかな?今日はコンプの発売日なんだ~」
「あ、そういえばラノベの新刊も出てたわね、いいわよ寄って行きましょ」

私たちはゲマズへ向かうことにした。

ゲマズに着き手ごろな雑誌を手に持ち読みながら色々と話していた。

「ところでこなた、あんた・・・クリスマスはバイト忙しいの?」

少し緊張しながら聞いてみる。

「あれあれ~?かがみ、そんなこと心配してたの?」

こなたはちょっとニヤついたが後に優しい笑顔で

「心配しなくても大丈夫だよ!ちゃんとバイトは早めに上がらせてもらうように頼んであるから♪」
「ほ!ほんと!?」

うれしさのあまりちょっと声が大きくなってしまう、
あ、一応店の中なんだから静かにしないとだめだよね

「うん♪たぶん7時くらいには終わるよ~」
「そ、そしたらさ、終わったら家に来てくれる?私が腕によりをかけて豪華な料理をこなたに作ってあげるからさ!」
「むぅ~かがみの手料理を食べるんなら胃薬を持参しないとな~」
「今何か言ったか??」
「冗談だよかがみ様~♪・・・でも、うれしいよかがみ!さすがは私の嫁だね!」
「な、よ、嫁はちょっと早いだろ!でも・・・こなたなら毎日料理作ってあげてもいいかな・・・」
「あ~かがみ様~また顔が真っ赤ですよ~♪」
「わ、悪かったわね!とりあえず本買ったんだからもう行くわよ!」
「あぁ~待ってよ~かがみ様~」

早歩きで店を出ようとする私の手をこなたがつかむ。

「ねぇ、かがみ、手つなご~♪」
「まったく、実はあんた、私よりも寂しがり屋なんじゃないの?」
「そ、そんなことないもん!ただ私は、かがみとずっと一緒にいたいだけだもん・・・」

こなたの顔がみるみるうちに赤くなる、
あぁ・・・なんでこんなにこいつは可愛いんだろう・・・
自分の手をこなたの手に絡める、これがよく見るカップルの手のつなぎ方だろう。

「こなた♪」

私が満面の笑顔で愛しい人の名前を呼ぶ、
愛しい人もそれに気が付き満面の笑顔で私の名前を呼ぶ。

「かがみ♪」
「ねぇこなた、さっきの歌一緒に歌いながら帰ろう♪」
「うん!いいよ♪それじゃ行くよ、せーの」

二人で一緒に、子供の頃一度は歌ったことがある懐かしい歌を歌いだす。

『ジングルべ~ル ジングルベ~ル♪鈴が~鳴る~♪』

ちょっとだけ薄暗くなった夕暮れに二つの影が並びながら歩いていく、
そこには冬の寒さなど感じられない空間が広がっていた。

クリスマス当日

私は、今台所で一人、料理と格闘をしている、
今日はクリスマス当日でみんな外出していた。
つかさはみゆきの家でともにクリスマスを過ごすらしい、
父や姉さん達は家族でどこか外出してくるらしいのでだいぶ遅くなるらしい。
だから、今日の夜はこなたと二人きりなのである・・・

「えーっと、これにこれを入れればいいのね」

今は最後の一品と格闘中だ、
ほかの品々は我ながらいい出来栄えだと思う、つかさに教えてもらいながら練習したかいがあるものだ。

「よし!完成!」

時計を確認する、時間は7時を回ろうとしていた。

「よかった、間に合ったみたいね」

急いで食卓に皿を並べて準備を整える。

「準備完了っと、あとは待つだけね♪」

居間のソファーに腰掛けラノベを読みながら待つことにした。

遅い・・・
ラノベを一旦置き時計を見る、時間は9時30分を過ぎている。
いくらなんでも遅すぎだろう。
バイト先から家までだってそんなに遠い距離じゃないし、こなたの家からだってそんなに時間はかからない。
結局バイトが忙しくて延長してやってるのかな?
携帯を開いて着信がないか確認する。
何も着信はなかった。

「あんた、ちゃんと7時に終わってから来てくれるって言ったじゃない・・・」

携帯の待ち受けに向かってしゃべりかけるが無言のまま。
私の携帯の待ち受けはこなたの画像だ、でもただの画像と言う訳ではない、
こなたの案でお互いのキスする瞬間の画像を待ち受けにしようということになったのだ。
画像のこなたは目を瞑っていてちょっと恥ずかしそうに頬を赤く染めている。

「せっかく私が作った料理だって冷めちゃってるわよ・・・ばか・・・」

携帯の画像に軽くキスをしながらソファーで横になる、
そうしているとだんだん眠気が襲ってきた。
こなたが来るまではちゃんと起きてないとだめなのに・・・

「スー、スー」

深い眠りに落ちる。

プルルルル プルルルル

「もしもし!こなた!?あんた今どこにいるのよ!」
「あれ?かがみ、そんなに怒ってどうしたの?」
「どうしたのじゃないわよ!!いつまで私を待たせるのよ!!」
「あ、いい忘れてたけど私、今日他に用事あったんだよね」

こなたの声がとても冷たい。
いったいどうしたのよ・・・こんなのこなたじゃないよ・・・

「ちょ!あんた、何があったのよ!」
「え、別に何もないよ。そろそろ彼氏との待ち合わせ時間に遅れちゃうから・・・
さようなら、かがみ」
「え?彼氏・・・?」

その瞬間地面は崩れて私の体は闇の中へと落ちていった・・・


え・・・?
目を開けるとサンタクロースの帽子をかぶった見覚えのある顔がキスをしようと迫っていた。

「ん~・・・!!!???」

気が付いたら逆に私が抱きついてキスをしていた。

「ん!・・・くちゅっ・・・ん・・・むぅ・・・」
「ん・・・ぷは!ちょ、かがみ!・・・ん・・・ちゅっ・・・んぁ!落ち着いて!」

やっと唇を離す、そして涙目で怒りの言葉をぶつける

「どうしてこんなに遅いのよ!!携帯にも連絡入れないで!!」
「いやぁ~ごめんねかがみ、バイトは時間通りに終わったんだけど、
かがみにあげるクリスマスプレゼントが中々見つからなくてさ~」
「私・・・寂しかったんだから!怖かったんだから!
おかげでこなたに彼氏ができる夢まで見せられて・・・私・・・私・・・うわぁぁぁぁん!!!」

あれは夢だったこと、それに加えてこなたが来てくれたことの安心感で久しぶりに大泣きしてしまった。

「あぁ、もう~よしよし♪」

こなたが優しく抱きしめて頭を撫でてくれる。

「こなたのばかぁ~・・・!!う、ぐしゅっ・・・」
「私が彼氏なんか作るはずないじゃん♪もう私にはかがみしか見えないんだから!
本当にかがみは心配しすぎなんだよ~」
「だって・・・だって・・・・」
「かがみ、顔見せて・・・」
「え・・・?」

私がこなたに顔を見せるとこなたは優しい笑顔で

「ふふ、泣いてるかがみも可愛いよ♪」
「ばか・・・」

そして再びお互いの愛を確かめ合うようにキスをする。

時間はもう11時30分を過ぎようとしていた。
こなたが来てから少し遅い晩御飯を取った。

「わぁ!!かがみ!すごいおいしいよこれ!!」
「え?本当!?なんだか頑張ったかいがあったかなぁ~♪」

よかった・・・こなた、こんなに喜んでくれた♪

「あ、かがみ~食べさせて~♪」
「え!?あ、うん・・・いいよ♪」
「かがみもだいぶ素直になったねぇ~」
「べ、別にいいでしょ、将来もどうせやることになるんだし・・・」
「かがみは私の嫁!!もうこれは決定事項だね♪」
「ほら、口空けなさい」
「あ~ん・・・パク、もぐもぐ」
「どう?」
「かがみの愛情が口いっぱいに♪」
「ふふ、何それw」

居間にある携帯が急になり始めた、確認するとお父さん達とつかさが明日帰ってくるという内容のメールだった。

「こなた!今日は誰も家に帰ってこないらしいから泊まっていきなよ♪」
「本当!?じゃあちょっとお父さんに連絡するよ!」

携帯をいじっているこなたを改めて見る、バイトが終わってから急いできたのかサンタクロースの衣装を着たままで
とても似合っている。

「あ、そうだ!かがみに渡したいものがあるんだ♪」

こなたは何か思い出したようでポケットから綺麗にラッピングされた小さい箱を取り出す。

「あ、それってもしかして・・・」
「うん!そうだよ!改めて、かがみ!メリークリスマス」

こなたからのクリスマスプレゼントをもらい開けてみる。

「!?これ・・・」
「そう、これが私が来るのが遅れちゃった理由なんだ」

見てみるとすごく綺麗な指輪が入っていた、
よく見ると指輪の内側に私の名前が掘り込まれていた。

「もっといい指輪にしたかったんだけど、やっぱり相当値段が高くてさ~
いろんなとこ回ってやっとそれを見つけたんだよ。
ごめんねかがみ、将来ちゃんとした仕事に就いたらもっといいの買ってあげるからね♪」
「こなた!!!」
「おわ!か、かがみ苦しいよ・・・」

こなたをきつく抱きしめる、こんなにうれしいことをされたのは生まれて始めてだ・・・

「大好き!!もう一生離さないんだから!!!」
「私もだよ、かがみ♪」

ふと、時計が目に入る、すでに0時を過ぎていた。

「あ、もうクリスマス終わっちゃったね・・・」
「え?何言ってるんだいかがみんや~、私たちのクリスマスはこれからでしょ?」

え・・・?あ、そっか、今日はイブだもんね。
ということは今日が本当の・・・

「そういえば、私まだかがみからプレゼントもらってないよ~」

私からこなたに渡す予定だったプレゼントは二人用の大きめのマフラーだったけど、予定変更・・・

「プレゼントはもうこなたの腕の中にあるよ♪」
「え?もしかして・・・」

こなたをソファーにゆっくりと倒す。

「私を・・・全部あげる・・・メリークリスマス、こなた・・・」

私たちはさっきよりも深い深いディープキスをする。

「ん・・・ちゅっ・・・大好きだよかがみ♪」
「んぁ・・・私も・・・大好きだよこなた♪」

私たちのクリスマスはまだ始まったにすぎない・・・

fin


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  • 何はともあれGJです!! -- 名無しさん (2010-08-24 12:29:16)
  • これは大丈夫だろ


    Dキスがダメなら
    甘いのはだいたいひっかかるし -- 名無しさん (2010-08-23 19:43:32)
  • いや、大丈夫だと思うよ。

    これでアウトなら、某自重出来ないシリーズとか、結構引っ掛かる作品あるし。


    何はともあれ、作者GJ! -- 名無しさん (2008-08-14 23:05:09)
  • いい話だけど、ちょっとヤバクないでしょうか・・・。
    とくにディープが・・・小学生が見てしまうとコーフンすると思うん
    ですが(:0;))
    んまあ今度もヨロシクです!! -- ショート (2008-04-02 17:30:49)

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