こなた×かがみSS保管庫

今日の小なた23(こなかがBBS)

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匿名ユーザー

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寝言こなた

かが「(ガチャッ・・バタン!)ふぅ・・ただいまー、と。 早めに授業が終わっても、結構疲れるわねぇ・・
    通学時間自体は大して変わってないのに、何故か電車が長く感じるし・・大学の90分授業ってのも長いんだよなぁ・・早く慣れないとね」
みな「え? かがみ先輩・・?」
かが「うわ!? み、みなみちゃん・・? 来てたんだ? ・・ど、どうしたのかな~?」
みな「いえ、その・・ゆたかに呼ばれて会いにきたのですけど・・ここ泉先輩のお宅ですし・・
   (かがみ先輩、今普通にこの家にカギ開けて入ってきた? ・・どうやったんだろ・・?)」
かが「えーと、みなみちゃん・・もしかして『今この人、普通にこの家にカギ開けて入ってきたな・・犯罪?』とか思った?」
みな「いえ、そんな事は思っていませんが!?」
かが「別にピッキングじゃないからね? ・・おじさんに合い鍵貰っただけで・・」
みな「・・すごい・・もう、そんな段階まで・・さすがです、先輩・・」
かが「いやまあ・・そ、それよりこなた達はどこかな~?」
みな「えと・・今は、二人ともちょっとお休み中で・・」
かが「お休み・・? うわ・・本当だわ。 こんな狭いソファでよくまあ眠れるわね~? お客さん放っておいて何してんだコイツは・・」
みな「い、いえ! 先に私とゆたかがここで寝ていたんです・・それで目が覚めたら・・横に泉先輩が・・」
かが「あー、気付いたらいつの間にか一緒に寝てたの?」
みな「はい・・」
かが「コイツ他の人が眠そうにしてると、退屈になって一緒に寝ちゃうんだよね」
みな「そうなんですか・・(ネコ・・?)」
かが「折角のみなみちゃんとゆたかちゃんの水入らずを邪魔するなんて気が利かないわね~。 後で注意しとくわ」
みな「べ、別に何か邪魔されたワケではありませんが・・」
かが「まあ、無理に起こすのも可哀想だし、起きるまで待つかな・・えーと、麦茶でいい?」
みな「は、はい(普通に冷蔵庫開けてる・・)」

ゆた「スピー・・・zzz」
こな 「むにゃむにゃ・・・zzz」
かが「・・・(じーっ)」
みな「・・・(じーっ)」
かが「へぇ・・みなみちゃんもなかなかいい顔するのねー」
みな「え!? な、何か表情に出てましたか・・?」
かが「ニコニコ幸せそうでうらやましいなぁ。 普段キリッとしてるから余計にね」
みな「う・・でも、先輩も人の事言えないです・・」
かが「うぐっ・・そ、そうかな? まあ、この寝顔は見飽きないからね」
ゆた「ん・・・・なみ・・ちゃん・・」
かが「おや、起きた?」
ゆた「・・・・私も・・チェリーちゃ・・触るぅ・・・・」
みな「・・寝言みたいですね」
かが「触らせてあげればいいのに」
みな「抜け毛の季節ですので・・その・・毛だらけになってしまう心配が・・」
かが「ナルホド。 気が利くわねぇ、みなみちゃんは・・ゆたかちゃんも夢の中でもみなみちゃんと一緒なのね。 可愛いな」
みな「それはいいんですけど・・ちょっと寝相が・・」
ゆた「・・・・なみちゃ・・・みなみちゃ・・・・耳たぶ・・だめだよぅ・・」
みな「!?」
かが「えーと・・」
みな「チェ、チェリーですっ! そのっ・・い、犬は耳を触ると嫌がるのでっ!」
かが「そ、そうだよねぇ! もちろん私もそう思ったわ!」
みな「すいません・・」
ゆた「・・・・・みなみちゃ・・おなか・・だめ・・・・わき腹は・・・・なみちゃ・・」
かが「・・・」
みな「う、うわぁー・・!?」
かが「わ、わんちゃんにイタズラしちゃーダメでしょ、みなみちゃん!」
みな「・・はい・・」

こな 「・・・・がみ・・かがみぃ・・むにゃむにゃ・・zzz」
かが「ありゃ。 こいつも寝言か・・」
みな「どんな夢を見ているんでしょうね」
かが「どーせ、ゲームか何かだろーな・・」
こな 「・・・・かが・・みぃ・・・・水着だ・・よ・・・・好き・・・・」
かが「・・・」
みな「・・・えっと・・そう言えば、先輩方は2年の時に海水浴に行かれたとか・・?」
かが「そう、そうそうっ! そうなのよ! 黒井先生とゆたかちゃんのお姉ちゃんと一緒にねー!」
みな「きっと泉先輩、その時の思い出を夢で見て・・」
こな 「・・・・えへへ・・かがみぃ・・今度は・・プール付きのお部屋にしよ・・・・ね・・・・」
かが「うぉー!?」
みな「・・・え、えぇーと・・」
こな 「・・・・かが・・み・・・ゃぁ・・足のゆび・・・・ダメだょ・・・・・・」
かが「キャー・・!」
みな「・・・(スイマセン先輩・・フォローが間に合わないです!)」
かが「・・や、やっぱソファじゃ狭いからさぁ! 部屋にこいつ連れてくわっ!(グワシッ! ダダダッ!)」
みな「そ、そうですかー!(スゴイ・・お姫様抱っこであのスピード・・)」


フラグこなた

みさ「ちびっ子! ほらよ!」
こな 「んー? 何コレ?」
みさ「あやのがさー、この前のカラオケ大会の時の写真撮ってたんだって」
こな 「おおぉー! あ、ありがたや~! いや、あの時はデジカメ忘れちゃってさ、本当どうしようかと・・」
みさ「そんな興奮する事か~?」
こな 「もちろんしますよ! かがみんの晴れ姿だもの!
    ふぉぉ・・! バ、バッチリじゃないですか~! この時のかがみんは可愛かったな~!」
みさ「これは・・ちびっ子が柊にマイナーなアニソンを勧めまくってる時の様子か?
   口では嫌がってるのに満更でも無い様子だったのが笑えたよな~。 この後、連続でアニソン歌ってたし」
こな 「うむ、かがみんが好きな曲については、予めリサーチしておいたから! 努力が実ったよ!」
みさ「裏でイロイロやってんだなぁ、ちびっ子も・・」
こな 「うっし! カラオケイベントCG回収完了! 峰岸さんに感謝だね
    早速、多重化して保存するよ~! 私のかがみコレクションに新たなエースが!」
みさ「そんなことしてんのか・・」
こな 「フフフ・・ギャルゲ好きのサガってヤツなのさー! 学生の内にかがみの色んなシーンをゲットしようかと!
    次はかがみと何のフラグを立てようかナー?」
みさ「そういや、柊を誘った時も言ってたな・・フラグって何なんだ?」
こな 「ん? ゲーム用語だよ! 条件を満たしてフラグが立つと、新たなるイベントに進めるのだよ!
    パンを口にくわえて急いでいたら、同級生にぶつかってパンツ丸見えとかね!」
みさ「・・そんな事が起こるなんて知らなかったぜ・・」

こな 「思えば高校の頃はまだ積極的になれてない部分もあったねぇ
    みすみすフラグを逃してしまうことも一度や二度じゃ無かった・・セーブしたところからやり直せればなぁ・・」
みさ「やり直したら柊にぶつかりに行くのか?」
こな 「もち! かがみん家の前で毎日コロネを頬張るよ!」
みさ「ちびっ子がそんなに努力家だったとは意外だな・・」
こな 「まあ、過ぎた事はしょうがないけど・・でも、これからはコンプリート目指して全力投球するつもり! 大学ヒマだし!」
みさ「コンプリートって・・ゴールとかあんの?」
こな 「目指すは感動のグッドエンディングだよ!
    私とかがみんの二人三脚で『かがみん調教エンド』か『かがみんが私を調教エンド』を完走するぜ!」
みさ「その2ルートしかないのか!? グッドエンディングは?」
こな 「どっちに転んでも私的にはGJ!」
みさ「調教はバッドだろ・・」
こな 「やるかやられるか・・そういう真剣な関係なのさ!」
みさ「もっと別なこともしようぜ・・しかもエンドって・・終わってるぞ・・」
こな 「安心したまえ、みさきち! エンドと言ってもそれは他の人に見せられる範囲の話だから。
    ある意味私にとってはスタートと言える!」
みさ「そんなディープな場所からスタートすんのか・・」

こな 「とりあえず、またカラオケに誘おう!」
みさ「アレ? カラオケはもう回収したんじゃなかったのか?」
こな 「いやいや、こうやってカラオケフラグを1回立てておくことでだね、次のカラオケで新しい展開が起きるのさ!」
みさ「何が起こるんだ?」
こな 「2回目のイベントはアダルトな展開になるよ! かがみが脱ぐとか」
みさ「いきなりそこまでは行かねえだろ・・
    ただまあ、あの様子だとマイナーアニソンにははまりそうだよな・・
    今まで聞かせる相手がいなかったけど、今はちびっ子がいるわけだし
    次、カラオケやる時はやけに上手くなってそうじゃね?」
こな 「それは無いかな」
みさ「ひでえ・・」
こな 「けど、カラオケに夢中になるかがみは楽しみだね! こうなればカラオケイベントのコンプまであとすこーし!」
みさ「まだ先があんのか?」
こな 「最後はね! カラオケに熱中するかがみん・・それをちょっと寂しそうにじっと見つめる私・・
    カラオケに夢中になり過ぎて、大事な人を忘れてしまっていることに気付いたかがみんは、申し訳なさそうな顔で私に謝るのさ・・
    もちろん私は笑って許すけど! そして夜の街に繰り出す私達・・
   『ゴメン夢中になっちゃって・・終電、無くなっちゃったね、こなた・・?』(フラグ)
   『いいんだよ、かがみ・・今夜はずっとかがみの歌を聴かせてほしいな』(フラグ)
    こうして良いムードになってCGゲットと言うワケ!」
みさ「すげえ・・そこまで想定してフラグを立てていたのか・・」
こな 「後はかがみんを調教してグッドエーンド!」
みさ「結局、そこから調教すんのかよ!? 全然、許してないぞ!?」


ポニテかがみん

こな 「かがみー、つかさに聞いたんだけどさ・・」
かが「げ!? ・・な、何よぉー! いつもいつも私がアンタの脅迫に屈するとは思わないで欲しいわね!」
こな 「いや、別に脅迫したり強要したりするお話じゃーないんだけど」
かが「え・・なんだ、そうなの?」
こな 「何でそんなガッカリした顔してるのさ・・」
かが「・・な、無いなら良いのよ! ・・それで? どうかしたの?」
こな 「うん。 つかさがさ、かがみが最近よく髪型いじってるよーって言っててねぇ。 本当かな、と?」
かが「あー、アンタに会うときには前と同じにしてるけどね
    確かに大学入ってからは気分で変えてることあるわ」
こな 「むぅ・・どんな風に?」
かが「んー、運動する時とかポニーテイルにしてるし。
    あと、学校行くときは後ろでまとめて二つに分けたりもしてるけど」
こな 「・・・うーん」
かが「な、何か不満・・? 私ももうちょい大人な髪型にしたっていいでしょー?」
こな 「でもさぁ・・うーん・・ツンデレにはやっぱりツインテールだと思うのだよ!」
かが「思うのだよ!って力強く言われても・・それにツインテじゃないツンデレだって、いていいんじゃない?」
こな 「ダメだよ! かがみは正統派のツンデレさんなんだから! 変な味付けされた量産型じゃないんだよ!」
かが「ツンデレってヤツもいつの間にか多様化してんのね・・」
こな 「それに前も言ったでしょ? ただでさえキャラが弱いのに髪型で自己主張しないで
    どうやってかがみはアイデンティティを確立していくのさー!」
かが「随分、辛口批評ねー・・キャラが弱いって・・」
こな 「誰だか分かんなくなっちゃうじゃん! 万が一、髪でも切ったら完全にいのりお姉さまだよ?」
かが「姉さんが聞いたら少し喜ぶかもね・・」
こな 「だいたい髪型を急に変えるなんて・・かがみは二期をどう考えてるのかね?
    かがみだけ髪型が変わってたら他のみんなも困っちゃうよー?」
かが「いや、何の話だよ! 一期も二期も知らないわよ!」
こな 「ストックって言う大人の事情とかもあるんだよ? 絵の」
かが「使い回しって言う大人のテクはあんまり好きじゃないな・・」
こな 「関係各社だってツインテを想定して商品設計とかしてるかも知れないじゃん?」
かが「関係各社ってどこだよ・・私の髪型を生かした商品なんてないわよ」
こな 「例えばこう・・ツインテ携帯電話とか?」
かが「携帯し辛そうね、ソレ・・」

こな 「そんなことよりだね! うう・・私は悲しいよ!
    ツインテには、男らしいかがみが実は可愛く見られたい願望を持っている・・
    そんなとっても重要なツンデレ設定が込められていたというのに!」
かが「くっ・・忘れててほしい過去の話題に限って良く覚えてやがるな、コイツは・・!」
こな 「もしかしてもうツインテと決別して、男役をメインにするつもりなの?
    ・・タチを目指していきたいかがみの思いは分かるけど、私としては寂しいナ・・」
かが「誰が男役だ! と言うか、ポニテとかの新しい髪型は私なりの可愛さを追求した研究成果なんだけど!」
こな 「な、なんですと!? それならさ! 変えるにしても、私に相談をしてくれないとー!
    かがみの可愛さのオーソリティを無視だなんて!」
かが「相談してもツインテールだけでしょー・・?」
こな 「ま、まあそうだけど・・耳を見せるか、隠すかとかもイロイロあるんだよー!」
かが「はぁ・・(あー、なんだ・・こなたが褒めた髪型を1人で変えちゃったから機嫌悪いのかな?)」
こな 「全くー・・きっと、アンアンとかいやらしい名前のファッション誌に載ってたのに影響されたんだ・・(ブツブツ・・)
    かがみの魅力を引き出せるのは、私だけなのに・・」
かが「こなた」
こな 「ん?」
かが「新しい髪型だけどねー・・
    私の知ってる髪が長い子がさ、ポニーテイルにしてるの昔見たの。
    そいつ、かなり活発に動き回るんで、後ろから見てるとポニテがピョコピョコ揺れてとっても可愛いのよ。
    そんで、あーポニテいいなあって思って、運動するときは真似することにしたんだ。
    どう思う?(これで機嫌直してくれるかな・・?)」
こな 「む・・・

    むにゃーん! ファッション誌ならともかく、私の知らないキャラに影響されるなんて! かがみのバカ!」
かが「うわ、こういう時だけ察しが悪いなオイ!?」



妹萌えかがみん

こな 「いやぁ、今年の誕生日は感慨深かったねぇ・・ついに来るべき時が来たというか」
かが「んー? 身長は諦めたんじゃなかったの?」
こな 「違うよ! 身長の事じゃなくて!
    私の好きなエロゲーキャラもついに年下か・・って件ですよー!」
かが「あー・・そういやその手のゲームキャラって大抵18歳ピタリなんだっけ?」
こな 「私の大好きだったお姉さんキャラ達も、もはやリアルの世界ではタメか妹なんだよ・・寂しいなぁ・・」
かが「リアルの世界にはエロゲキャラは元々いないけど・・
    それに、アンタの脳内ではいつでもお姉さんキャラはお姉さんじゃなかった?」
こな 「まあね! 私、心の中では小学生のままだから!」
かが「・・(身長も小学生のままだがな)」
こな 「ふぅ・・でも、時の流れの残酷さに打ちひしがれることばかりだよ・・特に年上属性なキャラを見ちゃうとネ・・」
かが「正直、姉も妹もいる私には、その感覚は分からんけどなぁ」
こな 「な、なんですと!? バカな! タダの姉や妹じゃなくて、血の繋がっていない姉や妹なんだよ?」
かが「と言われても」
こな 「姉をメロメロにしたり、妹に意地悪したり・・かがみにはこの魅惑のシチュエーションが分からんのかー!」
かが「分かんねーよ!」
こな 「あーナルホドね・・かがみは姉に意地悪されたり、妹に説教されたりとかMっぽいシチュの方がいいんだっけ?」
かが「良くないわよ・・どんだけダメなキャラ付けになってんの私・・」
こな 「しかしうーむ、私のパートナーともあろう者が、こんな基本線を抑えてないとは・・
    これは教育が必要かも知れないね・・」
かが「どう教育されても、実際に姉妹がいる人は姉妹萌えにはならないと思うけど・・」
こな 「ほー・・じゃあ、こんなんどう?」
かが「ん? 何よー?」

こな 「かがみお姉ちゃん!(じーっ!)」
かが「ぶっ・・!? うぉ・・ちょっ!? きゅ、急にキラキラした目で見んな!」
こな 「かがみお姉ちゃ~ん! もう朝だよー? 早くしないと先に行っちゃうからね!」
かが「ぐはっ! なん・・だと・・確かにこれは!?」
こな 「フフ~! どうかね、妹ちっくな私は?」
かが「くそっ・・な、なかなかやるじゃないのよ・・!」
こな 「よーし、逆パターン! 待ってよお姉ちゃん、もう少しだから! 待ってよぅ~!」
かが「くおぉ・・な、なんと!?」
こな 「もぉ! かがみお姉ちゃんの意地悪!」
かが「うわぁ!?」
こな 「お姉ちゃん! お姉ちゃん! 私ね・・お姉ちゃんの事・・!」
かが「ストップ! ストーップ! お姉ちゃんはもう止めなさい!」
こな 「ムフフー! なーんだ、かがみんも妹萌えの良さを分かってくれてるじゃないかー!」
かが「しょ、しょうがないでしょ! もぅ! ・・人前ではやめてよ?」
こな 「おやおや? 人前じゃなければいいって事カネー?(ニマニマ!)」
かが「う・・ま、まあ・・」
こな 「ふっ・・また、人に言えないかがみんの嗜好が明らかになったネ!」
かが「くそ・・また、人に言えない秘密を・・つかさにでも知られたら、おしまいだな・・」

つか「おしまいだね、お姉ちゃん」
かが「どわぁっ! つ、つか・・!?」
つか「こなちゃん・・!(ぎゅー!)」
こな 「えーと、つかさ・・? ど、どったの?」
つか「可哀想なこなちゃん・・お姉ちゃんて、ヒドイよねー?」
こな 「えー? 別にそんな」
つか「何も言わないで、こなちゃん・・お姉ちゃんは・・責任を持って私が懲らしめておくから!」
かが「・・こ、懲らしめられちゃうの、私!? な、何で!?」
つか「ねえ、お姉ちゃん? お姉ちゃんはショートケーキ食べるとき、いつも苺を最後に残すよね?」
かが「はぁ・・」
つか「でもね、あのケーキで一番重要な部分は苺じゃないの! クリームの出来が一番大事なんだよ!
    クリームさえ良ければ苺無しでも十分おいしいケーキが出来るのに・・(ゴゴゴ・・)」
かが「つ、つかさ・・!? ちょっ・・何でそんなシリアスオーラを!?」
つか「お姉ちゃんはさっき、デコレーションやラッピングばかりに目が行っちゃってたよね?
    どうして『いつものこなたが一番いいわ!』って言ってあげないの!」
かが「(ガーン!) うぅ・・確かに・・ごめんなさい」
つか「余計な味付けばかりで喜んでちゃダメだよ!」
かが「くぅ・・許してこなた・・私、勉強が足りなかったわ・・」
こな 「いやいや良いよー、かがみ! 妹に説教されてるかがみ、すっごく楽しそう! 分かってきたじゃーん?」
かが「いや、姉妹萌えの話じゃないわよ!」



かなたさんインかがみん

こな 「かがみ~、こんなんでどう?」
かが「んー・・この味どうですか、かなたさん・・?」
かな「(バッチリです! さすがね、こなた)」
かが「こなた、バッチリだって」
こな 「おしっ! お母さん憑依モードのかがみんが言うなら間違い無いね!」
かが「憑依じゃなくて降霊術なんだけどな・・まあ、変わんないけど・・」

こな 「お父さん、出来たよん! さあ、召し上がりたまへ~」
そう 「おぉ・・! なんだか懐かしい味のカレーだなぁ。 コレ、いつもとカレー粉違うのか?」
こな 「むふふー! これは父の日に備えて、かがみと作り上げた特製レトロカレーなのだよ~!」
そう 「父の日用!? ・・うう、ありがとよー、こなた!」
こな 「お礼はアドバイザーかがみにもネ!」
そう 「ありがとう、かがみちゃん!」
かが「は、はい、まあ、その・・」
そう 「しかし・・今じゃこういう味のルーは少ないんじゃないかい? かがみちゃんのオリジナル?」
かが「いえ・・まあー・・」
そう 「いや、これは驚いた・・昔、かなたが作ってくれたカレーとそっくりだよ・・!」
こな 「やったね、かがみ! 狙い通りだよー!」
かが「何とか成功したみたいね・・
   ご協力ありがとうございます、かなたさん・・」
かな「(こちらこそありがとう、かがみちゃん・・こうして、そう君に恩返しできるのも、かがみちゃんのお陰だわ)」
かが「とんでもないですよー。 これが柊家の仕事ですから。 それにこの思い出のカレー、とっても美味しいですし!」
かな「(ふふ・・こなたには料理は作ってあげられなかったけどね・・)」
かが「あ・・そっか・・こなた!」
こな 「ん?」
かが「かなたさんの味と同じらしいわよ。 アンタもたくさん食べてあげなさいよね?」
こな 「もちろーん!」

こな 「そっかー・・言われてみれば、お母さんの思い出と言えば写真ばっかだもんね」
そう 「・・そうだなー」
こな 「他には・・お父さんのコレクションルームにある『クイズ!世界はショーバイx2!』のビデオぐらいだね・・」
かが「ビデオ・・?」
かな「(ちょっ、うわぁ・・!?)」
かが「え・・ど、どうしました? かなたさん・・?」
そう 「ぶっ! な、な、何を言ってるんだい、こなた・・!?」
こな 「おやおや、知らない振りですかー?」
かが「世界で商売・・? 何か聞いたことが・・あー、あの『何を作ってるんですかクイズ』のヤツ?」
こな 「そう! それそれー!」
かが「随分、懐かしいわね・・」
こな 「まあ、ラベルはフェイクで私を作ってるビデオなんだけどね」
かが「・・・」
そう 「・・か、かがみちゃん! こ、これは! その・・そーいうんじゃないんだ!」
かな「(・・か、かがみちゃん! こ、これは! その・・そーいうんじゃないのよ!)」
かが「おじさん・・落ち着いて下さい・・かなたさんも・・
    ってか、こなた。 そーいう話はあんまり・・」
こな 「いやいや、私感動しちゃったよー?
    子供の頃は私、もしかしてお父さんが強引にお母さんを襲ったんじゃないかと不安に思っててさー・・」
かな「(えぇー!?)」
かが「そ、それはさすがにヒドイわよ、こなた!? 駄目でしょ、そんな事言ったら!」
こな 「んー? まあまあ・・でもね、そのビデオを見て安心したのだよ!
    お母さん達は深ーい愛情を持って、私を作ってくれてたんだなぁって。 だって、お母さんも結構ノリノリで・・」
かな「(ああぁ・・)」
かが「・・そ、それは良かったわね~・・」
こな 「アレ? どしたのお父さん? 正座しちゃって?」
そう 「いや、ななな何でもないが・・こなた、ビデオはどの辺まで・・その・・?」
こな 「まー、全部見ちゃうのもお母さんに悪いカナーとは思ったけど・・昔の体操服ってあんななんだね・・」
かな「(・・見たんだ・・全部)」
かが「・・ね、ねえ、こなた? 家族会議はこの辺にしてさ! 父の日だし・・」
こな 「おやおや、甘いのうかがみんや・・まあ、かがみがそう言うなら、忘れときますかねー」
そう 「ううっ! かがみちゃん、アリガトウ・・頼れる婿殿に感謝の言葉も無い・・」
かな「(追求しないでくれてありがとう、かがみちゃん・・)」
かが「いえ、そんな・・人それぞれの愛の形ですし・・」
こな 「かがみと私も似たようなことしてるもんね」
かが「・・・」
そう 「・・・」
かな「(・・・)」

こな 「おー! ゆーちゃん、お帰り~! 夕飯はカレーだよ!」
ゆた「・・アレ? どうしたんですか、かがみ先輩? それと・・おじさんも正座しちゃってますけど?」
そう 「いや、娘婿と親交を深めてるんだよ・・」
かな「(かがみちゃん・・)」
かが「言葉も無いです・・」


寝過ごしかがみん

こな 「・・・がみ。 かがみ~?」
かが「・・う・・んー・・? あ・・こなた?」
こな 「良かったー! やっと起きてくれたよ・・」
かが「あー・・おはよ、こなた」
こな 「もー! 何ですぐに目を開けてくれないのさ! 心配しちゃったよー?」
かが「いやー、こんなにグッスリ寝れたの久し振りだわ・・
    何故かすごい幸せな気分でさ。 目を開けたくなかったと言うか・・」
こな 「良い夢でも見ちゃったのー?」
かが「そうねぇ・・何かね・・ずっと探してた宝物をついに手に入れたみたいな幸せな夢を見た記憶が・・」
こな 「はぁー・・夢だか何だか知らないけどさー! かがみったら完璧寝てるのに声掛けたら『あー』とか『うん』とか
    寝言で言うんだもん! ずっと起きてるんだと思って、私何度もボケを振ってたんだよ?」
かが「げげ、マジか・・!? 私、寝言キャラだったんだ・・」
こな 「もう使えないじゃん! とっておきだったのに!」
かが「別にもう一度ボケてもらってもいいけど・・」
こな 「私の中ではもう賞味期限切れなんだよ!
    はぁ・・お寝坊さんのかがみに放置されて、どんだけ私がしょんぼりしたことか・・
    あまつさえ、かがみは幸せ気分でグッスリですと!」
かが「う・・ゴメンね、こなた・・」
こな 「むぅ・・かがみ、かがみぃー・・(ぎゅー!)」
かが「よしよし」
こな 「うー・・!」
かが「ほら、機嫌直してよ。 あんたの嫁はここにいるでしょー?」
こな 「・・ちょっとぐらいデレてくれたって、かがみに無視された悲しみは忘れないもんね!」
かが「しょうがないなぁ、じゃあこなた得意のバードキスしよっか? チュンチュンってしても良いわよ!」
こな 「う・・先に言われちゃうとやりづらい・・」
かが「まあ、控え目に5連発ぐらいでいってみよっか?」
こな 「いつも3回目ぐらいで捕まってディープキスされるから、かがみが待ち構えてる時はやらないよ」
かが「釣れないわねぇ。 折角、包容力のある所を見せてるんだから、身を任せてほしいわ」
こな 「何かそのセリフで既に器が小さい感じだよ・・」

こな 「あ、そう言えば・・んーとねー・・アレ?」
かが「どしたー?」
こな 「何だっけナー・・何か・・言わなきゃいけない事があった気がするんだよね・・
    かがみにスルーされたショックで飛んじゃったよ・・」
かが「ん? どんなギャグよ?」
こな 「違うよ! もっと・・大事な事だよ・・」
かが「・・・大事な・・事・・?」
こな 「・・えと・・あー、そうだ!」
かが「待って、こなた!」
こな 「・・かがみ?」
かが「分かってるわよ・・全部・・こなたに聞かれなくてもね」
こな 「え・・?」
かが「こなたは不安に思ってるかも知れないけどさ、私は・・私は何も後悔してないからね!
    こなたにだってきっと後悔はさせないわ! 信じて、こなた!」
こな 「・・か、かがみ・・!?」
かが「これからもずっと、私はここにいるから・・こなたと一緒にずっと居るよ! 安心して!」
こな 「かがみ・・ありがとう、かがみぃー!」
かが「こなた・・!」

こな 「いやー、ちょっと今日は持ち合わせが少なくてさぁ、ヤバイかなぁと思ってたんだよねー」
かが「・・へ?」
こな 「アレ、宿泊コースに変更でOKじゃないの?」
かが「ちょっ!? ・・え、もうそんな時間? ・・そんな、だって結構余裕あった筈じゃ・・? あーっ!?
    こなたー! 何で言わないのよ!」
こな 「分かってるわよ、とか言ってたじゃん・・」
かが「ヤッバ! 時間過ぎたら自動で延長だよね、ココ・・?」
こな 「このホテルって宿泊、高いからねー。 でも、かがみがずっといるって言うなら何も心配要らないね!」
かが「バカ! 私だってあんまり持ってないわよ! フロントに電話して! 早く!」
こな 「えー、甲斐性無しー!」
かが「えー、じゃないの!」
こな 「お金が無いならお父さんに迎えにきてもらう罰ゲームにしよっか?」
かが「それはちょっと私の心臓が持たないわ・・」
こな 「(ジリリッ!)『はい! 5回戦終了しましたー! はい、すぐに出まーす』
    良かったネー、かがみ! 間に合ったみたいだよ!」
かが「何で回数まで言ってんの! ってか、良く見たらアンタ、まだ裸じゃないのよ!?」
こな 「かがみが嬉しそうな顔で剥ぎ取って、ぽいぽい部屋中にばらまいたせいじゃーん?」
かが「そ、そうだっけ・・? とりあえず、服を探して! 早く!」
こな 「肝心の下着をかがみが握りしめてるみたいだけど?」
かが「おおおっ!? な、全然気付かなかった・・!?」
こな 「・・夢にまで出てくるほどの、かがみの宝物か・・」
かが「うっさいわ!」


攻めゆたか

みな「ゆたか、お土産」
ゆた「みなみちゃん、いらっしゃーい! あ・・かがみ先輩もご一緒でしたか」
かが「お邪魔するわねー。 さっき駅で会ってさ、一緒にケーキ買ってきたのよ。 みんなで食べましょ」
ゆた「ありがとうございます!」
かが「こなたは?」
ゆた「えっと、まだ寝てると思いますが・・」
こな 「うーい、ついさっき起きたよー。 今、飲み物用意するから!」
かが「はいはい、早くしてね」

こな「おまたー! 喫茶『泉』へよーこそ! 麦茶しか無いけど!」
一同「ちょっ・・ええぇー!?」
こな「やー、二人ともこんちゃー! まあまあ、リラックスしてってねん!
   お客さんこういうトコ初めて・・・・アレ、どしたの? みんな固まっちゃって?」
ゆた「そ、その・・」
かが「無理もないでしょ・・」
こな「へ・・? 何で? そんな変わったシチュかな?」
ゆた「と、言いますか・・」
みな「その格好は・・」
かが「いや、何で高校生のコスプレしてんのよ! ・・また何かのイタズラか・・?」
こな「イタズラだなんて酷い言われようだなぁ・・
   去年の夏は受験受験であまり遊べなかったから、せめて今年はサービスしますぜ、と言う心遣いなのに!」
かが「アンタは去年も遊んでたでしょ・・それに、サービスって一体、誰に対してよ?」
こな「かがみんに決まってるじゃーん! 制服マニアのかがみも嬉しい夏服仕様だよ!」
かが「誰が制服マニアだ!」
こな「でも、去年はこの時期、雨が降るたびに私の透けブラを気にしてなかった?」
かが「うぐっ・・!? な、な、いや、その、それはー・・!?」
ゆた「・・先輩・・」
みな「・・・だから透けやすい夏服を・・」
かが「ちょっ、待て! コレは私を陥れるためのいつもの罠よ! 騙されちゃいけないわ、二人とも!」
こな「あ、お代わり自由だよ!」
かが「何をお代わりすんのよ!」

ゆた「・・しかし、毎回毎回お姉ちゃんの攻めは強烈だねー・・」
みな「私達にはとても・・」
かが「私はもう慣れたけどね・・」
こな「ハハハ、こんなのかがみんがデレた時の攻め攻めに較べれば可愛いもんだよー!」
ゆた「そうなんですか!?」
かが「ぶっ!? 何を言い出すのアンタは!」
こな「もー、すごいんだからー! 最初なんか『にゃぁぁん! 何されちゃってるの私ー!?』って感じだったからねぇ・・
   知識も経験もかがみんが数段上でさ・・」
かが「ちょっ、人前で言うな!」
ゆた「お姉ちゃん、さすがにかがみ先輩が可哀想・・」
こな「いやあ、褒めてるんだよ? 今の私のアグレッシブさはかがみのお陰だもん!
   私も昔は『初めてが上手くいかなかったらどうしよー?』なんて乙女な事も考えてたんだ・・」
ゆた「へぇー」
こな「でもさ、恋人関係ってそうじゃないよね? 自分の不安ばかり心配してちゃー、ダメですよ!
   かがみんは『絶対に大成功させるぞ!』と、私の事を想ってしっかり勉強してきてくれたワケじゃん?
   それを考えたら、ずっと受け身だった自分が恥ずかしくなってねぇ・・私も攻めなきゃって思ったのさ!」
ゆた「なるほどー・・!」
かが「感心するような事か・・」
こな「まあ、あんまり人前では言えない話だけどネ。 準備万端なかがみにキュンとなっちゃったのだよ!
   そう言えば・・私の見たところ、ゆーちゃんもみなみちゃんも色々準備してるみたいじゃーん?」
ゆた「なっ!?」
みな「う・・あ・・///」
こな「むふふー、図星カナ~?」
かが「こ、こら! こなた!」
こな「最初はちょい恥ずいかも知れないけど、お互いの頑張りを褒めてあげるのも良いかもよ」
かが「余計なお世話だろ・・」
ゆた「そんな事ないです、先輩! 今の話、とっても大事な事だと思います!
   ・・み、みなみちゃん!(じっ!)」
みな「え、ゆたか・・?」
ゆた「私ね、前からしてみたかった事があって・・も、もしかしたら変に思うかも知れないけど・・」
みな「ゆたか・・ゆたかが一生懸命考えてくれたことなら、何でも嬉しいよ・・!」
ゆた「ありがとう・・みなみちゃん! ・・聞いてもらってもいい?」
みな「・・(コク!)」
こな「おお! 頑張れゆーちゃん!」
かが「・・まさかこうなるとは」

ゆた「・・み、みなみん!」
みな「ゆたか・・!」
ゆた「えへ・・みなみーん!」
みな「ゆたかーっ!!(ガシッ!)」
こなかが「(ええぇー・・)」
ゆた「お姉ちゃん! 私、これからは積極的になる! 攻めまくっちゃう! ね、みなみん?」
みな「・・///(コク)」
こな「あれぇ・・やっぱ私達、アグレッシブすぎるのかなー?」
かが「言うな・・」


短冊こなた

つか「よいしょっと!」
かが「やれやれ・・」
こな「スイマセーン! 巫女コスのかがみんと一緒に、短冊を書いたりできる参拝プランは
   どこで受付ですかー?」
かが「・・申し訳ありませんが、そのようなサービスは・・って、お前か!」
こな「うーす、かがみん!」
つか「こなちゃん、ゆきちゃん、こんちゃー!」
ゆき「お久しぶりです」
こな「こんちゃー! 随分でっかい笹使うんだねぇ」
ゆき「クリスマスツリーみたいですね」
つか「お姉ちゃんが大きいの植木屋さんに頼んじゃって・・」
かが「七夕は家族連れも多いしね・・指切るかも知れないから触っちゃだめよ、こなた」
こな「むぅ・・かがみんすっかりお仕事モードだなぁ・・折角、2人に誕生日プレゼントを持ってきたのに!」
かが「あー・・別に良いのに・・」
ゆき「そんなワケにはいきませんよ」
こな「ほいこれー! みゆきさんに高級な紅茶や緑茶を選んでもらったんだよ!」
かが「おぉ・・! ありがとう。 みゆきセレクトのお茶は期待できるわね・・」
つか「ありがと~!」
ゆき「いえいえ。 ところでつかささん、紅茶をおいしく入れるためには待ち時間が重要でして・・
   この茶葉での最適な時間も研究しておきましたよ」
つか「スゴーイ! さすがゆきちゃん!」
ゆき「香りの強さに好みもあると思いますが・・その点はつかささんの方で微調整して頂ければと」
つか「早速、試したいなぁ! お姉ちゃん、ちょっと待ってて! ティータイムにするから!」
かが「ハイハイ・・」

こな「そう言えば、かがみはもう短冊書いちゃったカナ?」
かが「・・書いてないけど。 どうしたのよ?」
こな「フフ~、お茶セットだけじゃー物足りないと思ってさ! 私からもプレゼントを用意してきたんだぜ!」
かが「これは・・短冊? 間に合ってるけど・・」
こな「いやいや、タダの短冊じゃないよー? この紙にかがみんのお好きな萌えイベントを書いておくとだね・・
   七夕パワーでそれがかなうのだよ!」
かが「それはまた斬新な行事だな・・」
こな「普段、私に直接言えないような願望もあるんじゃないかなー、と思ってさ! 織姫な私がそれを現実にしてあげますヨー!」
かが「織姫ってそんな能力があったんだ・・」
こな「本当は直に言わせたいんだけど、短冊に書かせることでワンクッション置く作戦なんだよ」
かが「ポロッと本音が出てるわよ・・」
こな「『無防備な背中を見せつつご飯を作ってほしい・・途中でハグするけど無抵抗でよろ』とか! そんな感じで書いてほしいネ!」
かが「そんなモン人目に晒せるかっ!」
こな「ははは、シャイなかがみんのために暗号も考えておいたよ! ホラホラ、色んな色の短冊があるっしょ?
   短冊の色で服装を変更できるのだよ! 紺色の短冊だとですね・・」
かが「大体予想が付くわよ! 詳しく言わなくていい!」
こな「ちゃんと聞いておかなくていいの~?
   違う上下を組み合わせる場合や、ソックスの色指定とかもあるんだけどナー」
かが「何だその余計なシステム!? どんだけマニアックな仕様なのよ!」
こな「かがみんてそういうトコしっかりしとかないと、うるさいじゃーん?」
かが「うるさいのはアンタでしょ!」

つか「お姉ちゃん、お茶の時間ですよー!」
ゆき「遅ばせながら、完成しました。 皆さん! 一刻一秒を争いますよ」
こな「やー、ありがとー!」
つか「アレ・・短冊? お姉ちゃん、また短冊書くの・・?」
かが「あ、ちょっ・・!? こ、これは・・!」
こな「へ・・おやー? どういう事かねー、かがみん?」
かが「何でも無いからっ!」
つか「・・・?」
ゆき「えーと・・そう言えば、笹のてっぺんに何枚か短冊が見えますが・・」
こな「・・私の背の高さじゃ見えないな・・」
かが「おい、やめろバカ! ほら! さっさと紅茶飲まないと香りがおしまいよ! ね?」
つか「植木屋さんが笹をセットする時に一緒につけてもらったの! 短冊!
   こなちゃんに見られたら恥ずかしいから高い所にしたんだってー!」
かが「だーっ!」
ゆき「恥ずかし・・?」
こな「恥ずかしいー?(ニマニマ!)」
かが「べ、別に恥ずかしいワケじゃないわよ! 関係者の分は、邪魔にならないよう先につけたの!」
つか「こなちゃんとずーっと一緒にいたいんだよね~? お姉ちゃん!」
かが「ほうわっ!? つ、つかさーっ!」
こな「おおー!」
ゆき「あらあら・・」
かが「も、もー! い、忙しいんだから、この話は終わりね! 終わり!」
こな「た、短冊の色は!? 物によっては準備が大変だよ!」
かが「色はどうでもいいだろ!」




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