『5月28日:心の日記』

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『5月28日:心の日記』



誕生日、おめでとう。

そう言って渡した手作りのクッキーを見て、
こなたは恥ずかしそうに笑っていたね。
かわいくラッピングされた手作りのクッキー。
でも、ほんのちょっぴり焦げたクッキー。

つかさやみゆきのとてもおいしそうなお菓子よりも、
私のクッキーを最初に食べてくれたね。
そんななんでもないことが嬉しくて。
でも、素直に嬉しさを表せなくて。
それが少し寂しかった。

いつものように冗談で私に抱きつきながら、私をからかってきたね。
でも、分かってる。
恥ずかしくて冗談でごまかしてること。
嬉しさでいっぱいの顔を隠すためなんだって。

そのはにかんだ笑顔が私を温かくしてくれる。
腕に感じる温もりが私を幸せにしてくれる。
でもそれ以上近づかれたら……この胸の鼓動に気付かれてしまう。

こなた、焦げたクッキーしか贈れなくてごめんね。
いつかもっと素敵なプレゼントを渡してみせるから。
そして、そのときには……
だから、待ってて。
いつか、この思いを伝えられる日が来るまで。

ハッピーバースデー、こなた。


今日は朝からとても不安だった。
いつもかがみのことからかったり、迷惑かけたりしてきたから、
もしかしたら誕生日忘れられてるんじゃないかって。

でも、不安な素振りなんて見せなかったよ。
いつものように振舞って、ずっとはやる気持ちを隠してた。
表向きは冗談を言いながら、心はとてもあせってた。
なんだか私もかがみみたいだね。

けれど、かがみは覚えててくれた。
おめでとうって、手作りのクッキーを渡してくれた。

すごく……嬉しかった。
その一言で、どれだけホッとしただろう。
これまでの誕生日の中で何度も聞いてきたはずなのに、
かがみが言うだけでこんなにも違って聞こえるなんて。
嬉しくって、心がとても温かくなって、そして……
いつものにやけた顔ができなくなった。

そんな顔を見られるのが恥ずかしくて、
すぐに冗談言ってかがみに抱きついた。
私が抱きついてもかがみはいつもの冗談だと思うよね。
でも、かがみの優しい匂いを間近で感じながらすごくどきどきしたよ。
この気持ち……気付かれてないよね?

かがみ、素直にありがとうって言えなくてごめんね。
ほんとはこんなに嬉しいのに、どうしても言えなくって。
だから、待っててくれるかな。
いつか、この気持ちを素直に表せる日が来るまで。

ありがとう、ほんとに嬉しかったよ。


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コメント:
  • かわええよ二人とも… -- 名無しさん (2009-04-26 18:02:18)
  • 激しくGJ -- にゃあ (2008-09-22 12:17:01)
  • いいね!
    -- 名無しさん (2008-09-20 10:12:27)

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