「願望」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

願望」(2023/05/31 (水) 19:58:54) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

※悲恋注意 ------------ 自分の手を見るといつも思ってしまう。 掴もうと思っても掴めないものがあった。 掴めないはずなのに掴めた時もあったし、掴みきれないほどのものもあった。 それは、ずっとずっとこの手の上に置いておきたいはずなのに。 それは、すり落ちていってしまった。 ―――それは、時の流れのように。 ---------- どうして出会ってしまったんだろう。 私とあなた、全く違う人間だった。 私は勉強ばかりしていて、あなたは遊んでばかり。 出会うはずのない2人だった。 だったのに。 あの日を境に、トモダチになってしまった。 言葉と言葉、心と心をかわしあってしまった。 仲良くなってしまった。 本当に。本当に、仲良く。 くだらない話ばかりして。 ありふれた時をすごして。 どうしようもないくらい、馬鹿みたいに笑いあって。 楽しくて。 ただ、楽しくて。 いつからだったろう。 出会わなければ良かった、なんて思い出したのは。 いつからだったろう。 心が張り裂けそうになってしまったのは。 あなたの顔を真っ直ぐ見れない。 あなたの瞳を真っ直ぐ見れない。 あなたに対する気持ちに、気づいてしまった。 あなたに、恋をしてしまったんだ。 どうしようもないくらいに好きになってしまったんだ。 トモダチなんか、嫌。 私だけを見て。 私だけを知って。 私だけに笑ってよ…。 だけど。 “今”も好きなんだ。 あなたに会えたから、今があるんだ。 あなたがいなくちゃ、今はないんだ。 そう思うと、今のままでもよく思える。 だけど私は我が儘で。 今じゃ、嫌。 今じゃなくても、嫌。 くだらない、矛盾。 答えなんて、どこにもない。 馬鹿みたいな時間の繰り返し。 あなたに、出会わなければ良かった。 どうして出会ってしまったんだろう。 ---------- 手紙を、書いた。 私の気持ち、のせた紙。 駄文で稚拙なくだらないお話。 素直な気持ち、書いたんだ。 それをあなたに、渡した私。 手紙の最後に。 今日の放課後、屋上で返事聞かせて、なんて書いたんだ。 時は流れた。 長くて短い、矛盾だらけの時。 永遠のようで、一瞬だった。 そこは夕焼けに染まっていた。 紅く紅く、照らされた屋上。 そこに私とあなた、2人がいた。 なぜだか心のカケラが溢れそうな私。 あなたは私に、答えを告げた。 ---------- 夕焼けが闇にかわりかけた一瞬。 この世が変わった気がした。 地球がなくなった気がした。 自分の手を見る。 少し疲れて眠たそうな手。 涙で濡れた、私の手。 掴もうと思っても掴めないものがあった。 掴めないはずなのに掴めた時もあったし、掴みきれないほどのものもあった。 それは、ずっとずっとこの手の上に置いておきたいはずなのに。 それは、すり落ちていってしまった。 ―――それは、時の流れのように。 -コラボ作品[[一方的な願望の邂逅(仮)>http://www13.atwiki.jp/oyatu1/pages/877.html]])へ **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3)
※悲恋注意 ------------ 自分の手を見るといつも思ってしまう。 掴もうと思っても掴めないものがあった。 掴めないはずなのに掴めた時もあったし、掴みきれないほどのものもあった。 それは、ずっとずっとこの手の上に置いておきたいはずなのに。 それは、すり落ちていってしまった。 ―――それは、時の流れのように。 ---------- どうして出会ってしまったんだろう。 私とあなた、全く違う人間だった。 私は勉強ばかりしていて、あなたは遊んでばかり。 出会うはずのない2人だった。 だったのに。 あの日を境に、トモダチになってしまった。 言葉と言葉、心と心をかわしあってしまった。 仲良くなってしまった。 本当に。本当に、仲良く。 くだらない話ばかりして。 ありふれた時をすごして。 どうしようもないくらい、馬鹿みたいに笑いあって。 楽しくて。 ただ、楽しくて。 いつからだったろう。 出会わなければ良かった、なんて思い出したのは。 いつからだったろう。 心が張り裂けそうになってしまったのは。 あなたの顔を真っ直ぐ見れない。 あなたの瞳を真っ直ぐ見れない。 あなたに対する気持ちに、気づいてしまった。 あなたに、恋をしてしまったんだ。 どうしようもないくらいに好きになってしまったんだ。 トモダチなんか、嫌。 私だけを見て。 私だけを知って。 私だけに笑ってよ…。 だけど。 “今”も好きなんだ。 あなたに会えたから、今があるんだ。 あなたがいなくちゃ、今はないんだ。 そう思うと、今のままでもよく思える。 だけど私は我が儘で。 今じゃ、嫌。 今じゃなくても、嫌。 くだらない、矛盾。 答えなんて、どこにもない。 馬鹿みたいな時間の繰り返し。 あなたに、出会わなければ良かった。 どうして出会ってしまったんだろう。 ---------- 手紙を、書いた。 私の気持ち、のせた紙。 駄文で稚拙なくだらないお話。 素直な気持ち、書いたんだ。 それをあなたに、渡した私。 手紙の最後に。 今日の放課後、屋上で返事聞かせて、なんて書いたんだ。 時は流れた。 長くて短い、矛盾だらけの時。 永遠のようで、一瞬だった。 そこは夕焼けに染まっていた。 紅く紅く、照らされた屋上。 そこに私とあなた、2人がいた。 なぜだか心のカケラが溢れそうな私。 あなたは私に、答えを告げた。 ---------- 夕焼けが闇にかわりかけた一瞬。 この世が変わった気がした。 地球がなくなった気がした。 自分の手を見る。 少し疲れて眠たそうな手。 涙で濡れた、私の手。 掴もうと思っても掴めないものがあった。 掴めないはずなのに掴めた時もあったし、掴みきれないほどのものもあった。 それは、ずっとずっとこの手の上に置いておきたいはずなのに。 それは、すり落ちていってしまった。 ―――それは、時の流れのように。 -コラボ作品[[一方的な願望の邂逅(仮)>http://www13.atwiki.jp/oyatu1/pages/877.html]])へ **コメントフォーム #comment(below,size=50,nsize=20,vsize=3) - (/ _ ; )b -- 名無しさん (2023-05-31 19:58:54)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー