こなた×かがみSS保管庫

無題8-387

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匿名ユーザー

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「なにやってんだろ…私ったら」
こなたにキスしようとするなんて。普通に考えたら冗談だって解りそうじゃない…クリスマスだからって舞い上がってたなぁ、私。
恥ずかしさのあまり、こなたから逃げたした私は小さい頃から落ち込んだ時に来る公園のブランコに座っていた。
「どうしよう…こなた絶対に私の事、変な奴だと思ってるよ…私の…バカ……ふぇっ…バカぁ…嫌だよぉ…こなたに嫌われちゃっ…」
涙が後から後から流れ落ちる。聖なる夜も一層深まり寒さが私の心により強く寂しさをもたらす。
こなたから貰ったマフラーが凄く暖かい。
でも…
それ以外の場所が酷く凍てついていく。
その時、突然
「お嬢さん。何がそんなに悲しいんだい」
私は少し驚いたけど後ろを振り向かえらず投げ掛けられた質問に応える
「……友達が私の事を嫌いになったと思ったから」
私の後ろから聴き慣れた声が質問を続ける
「何故?」
「……何でここに私が居るって解ったのよ」



後ろから聴こえた声の主が私の視界まで移動してくる。
「質問に質問で返すのは感心しないなぁ~」
おどけて私に微笑みかけるこなたに私も顔を綻ばせた。
「さっきのは…冗談だったんだからね」



私が照れ隠しに放った台詞にこなたの顔が急に真剣になった。今まで見たことない真剣な眼差し。



「かがみ。好きだよ」




……馬ッ鹿じゃない。私の事が好き?また冗談なんでしょ?私の気持ちも知らないで…



「じゃあこなたからキスしてよ!」
私はありったけの感情を爆発させて叫んだ。周りの凍てついた空気がビリビリと震える。
叫んだ私が味わったのは初めての感触。最初は外の冷気にさらされた冷たい唇が私の唇に触れる、次の瞬間には甘く暖かな感情が私の唇を暖める。
「…んっ、かがみんの唇ホワホワだぁ~」



「…馬鹿。解りづらいネタ禁止」




結局、両想いだった訳の私達は手を繋いで家路に帰る。
「こなた。私、女だよ?」
「ただの恋愛に興味ありません。ツンデレ、ラノベ好き、ツインテ、のかがみがいたらあたしのところに来なさい。一生愛してあげます。以上」



「何よそれ!」



「かがみがくれたラノベに書いてあった」



「嘘つき!」



「ほら!ここだよ」



私はこなたが指を指す所に顔を近付けた。
『チュッ』
頬にこなたの唇が触れる。「メリ~クリスマス!かがみん」
何だか私…、一生こなたに振り回されるかも




終わり




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  • GJ! -- 名無しさん (2022-12-27 01:19:32)

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