巷説修羅剣客伝 ストーリー

 


時は慧謳三年―――――

長き戰乱の時代が終わり、江戸幕府が『日本』を統治して十余年の時が過ぎた。
江戸幕府第一代征夷大将軍『徳川家康』は、
幕府成立後、日本初めての開国政策を取った。
これにより、西洋から次々と新たな技術力が導入され、
日本中で一気に近代化の花が咲き誇った。
それのみに非ず、それらの近代技術は、
天才と呼ばれた数名の蘭学者達によって、日本独特の『術』や『呪い』を融合させられ、
世界に類を見ない全く新しい『戯術』として大成した。

此の一連の流れを『戯術革命』と呼ぶ・・・


やがて・・・江戸幕府は最新鋭科学の恩恵を受け、
西欧列強に引けを取らぬ程の国力を手に入れ、約束された繁栄を謳歌するかに思われた。

されど・・・未だ根強い勢力を残した地方大名、
反幕府派・攘夷浪士によるテロ活動、
次第に干渉を強める西欧列強、さらには幕府内部で暗躍する者達。
渾沌の火種は、内外で燻ぶり続けていた・・・


沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
猛き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ


歴史に平穏など無く、時代は常に動き続ける。
これは、刃に己の命を賭し、心に魂の炎を灯し、
時代のうねりの中で生き抜いた“士(サムライ)”達の物語である・・・