零霄「……」
(何、コソコソしてるの?)
零霄「む?マスターか。いや、今日はバレンタインだろ?」
(もう誰かに貰った?)
零霄「いや、まだだが……。はあ、その質問をするという事はだ」
(あの……何で武装を?)
零霄「バレンタインだからな。マスターも乗ると言うなら仕方ない」
零霄「なるべく峰打ちにするから恨むなよ?」
零霄「は?チョコレート?何のことだ」
-閉話休題-
零霄「そうか、こっちのバレンタインってのはそう言うイベントか」
零霄「しかし、長い事世界を渡ってるが、不思議とそう言う巡り合わせは無いんだがなぁ?」
零霄「なんせ、出会う女悉くこの日は殺しに掛かってくる……」
零霄「まあ、郷に入っては郷に従う。有難く頂戴するよ」
零霄「だが、生憎と手持ちに返せるようなものが……。ん?この羽でいい?」
零霄「言っても、それ体毛だぞ?何?綺麗だからいい?はあ、しょうがない……」
零霄「ほれ。ちょっと時季外れだが、縁起物だと思って受け取ってくれ」
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<破魔矢(お手製)> |
零霄からのバレンタインのお返し。自分の羽を加工した破魔矢。厄を退けてくれそうだが、貰った経緯を考えると災いを呼びそうでちょっと怖い |
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