Darkness Of Hunt Team


近年、世界的に怪奇現象・超常現象が立て続けに頻発的に発生する事が目立っていた。

それも一見すると偶発的にしか見えないが、分野は問わず、オカルト染みた妖なる類いは言うに及ばず、人間が超能力に目覚めた、オーパーツの発掘といった物までも。

これまでにも何度か有事になりかけたものも存在したが、いずれもその場で結成された科学班や能力者個人達の極少数の人間によって解決されてきた。

が、事ここに到って従来の魔術結社、科学団体もしくは能力者個人による対処では、増加の一途を辿る状況に対処しきれなくなってしまった。
この事態を重く見た然る人物は革新的提案を国家に訴え、国はそれを呑む事にした。
すなわち、科学、魔術、種族、宗教、超能力、技術とそういった垣根をぶち壊して各分野のエキスパートを集わせ、全てに対抗し得る機関を作り上げるという事であった。

尤も、これに対して快く思わない組織も少なくなく、結局のところ数少ない賛同者しか集まらなかった。
それでも文句一つ言わず、誰から誉められたり称えられたりされる事を嫌い、表沙汰には出来ぬような事件や調査を行い、人類の防衛に努める組織。
それが、Darkness Of Hunt Team の創始の歴史であり、結成された理由でもある。

原則的に彼等にとって”非常識”という概念は存在しない。
常識をあるがまま受け入れ、それが果たして人類を脅かす存在か共存出来るかの判断、調査を行い、秘密裏にこれを保護や援助、或いはスカウトを行なっている。
また、上記では”垣根”とあるが、これは差別という言葉でもある。
人の上位認識(相手より自分は上だという認識)は、人種差別を初めとして、宗教差別を行なわずに賛同してくれる者は、ほんの一握りである。
Darkness Of Hunt Teamに参加している者の殆どは、予めスカウトされる際には、この理念の事を話しを受けているので、参加している者は、この理念に共感しているのだろう。

だが、この理念がネックで腕の立つ人間が入るのを断っているのも、また事実であるが為、結果的に慢性的な人手不足である。

また、あくまで平和的解決をもっとう、慢性的な人手不足で苦しんではいるが、武力や諜報能力、人脈は決して貧弱とは言えない為、好んで”正面”から喧嘩を吹っ掛ける者は意外にも少ない。