夜天蛾 十風斎(やてんが じゅっぷうさい)
性別 | 男 |
年齢 | 71 |
武器 | 備前長船 |
所属 | 特になし |
ICV | 永井一郎 |
夜天蛾公爵家の前当主で、先代公爵。
霊道の父であり、皇鬼・世観・灯馬の祖父。
灯馬に良く似ており、彼がそのまま年を取れば、
今の十風斎になったと思われる。
親から冷遇された灯馬にとっては、
実の父親と言っても過言では無い人物である。
顔には皺が刻まれ、長い銀髪を後ろで縛ってまとめている。
どこか飄々とした性格で、捕らえどころの無い人物ではあるが、
その飾らない態度が多くの人を惹きつけている。
夜天蛾流抜刀術の達人で、霊道、皇鬼、灯馬の師でもある。
夜天蛾公爵として、一族の繁栄に大きく貢献した傑物ではあるが・・・
彼の息子・霊道は、そんな十風斎を遥かに上回る天才・・・否、怪物だった。
霊道は十に満たぬ年から権力の掌握を開始、
18歳になった頃には、剣術で真っ向から十風斎を打ち破った。
以後も20年ほどは公爵の地位についていたが、
霊道に爵位を譲り渡すよう強要され、そのまま追われるように夜天蛾家を出奔した。
その後は各地を放浪しながら、冷遇される孫・灯馬の下を訪れるなど、
それなりに悠々自適な生活を送っている。
だが、覇道を突き進む息子・霊道の暴走を危惧しており、
公爵時代に培ったコネクションなどを活用し、夜天蛾家の動きを探っている。
もしも息子が世界に争乱を巻き起こすならば、
再び剣を取り戦うのも辞さない覚悟をきめている。