八大貴族


世界を牛耳る八つの血統より成る貴族達。
優れた魔導技術を保有し、結界都市やEXAも、彼らが作り上げたのもの。
禍の脅威から、人類が表向きの平穏を維持出来ているのも、彼らの支援があればこそである。
現在、世界に数多ある魔術血統の源流に当たり、傍流の血統を従えている。
一説には、古代に鋼神を用いて禍を封印した魔術師の血族の末裔と言われている。

現在彼らは世界を八つのエリアに分けて分割統治しているが、共倒れを防ぐため、互いに不可侵協定を結んでいる。
とはいえ、歴史上、八大貴族同士の権益を巡る争いは幾度となく起こっており、世界規模の大戦に発展することもあった。
しかし、禍の出現に際しては協力体制を取り、
それ故に決定的な断絶には至らず、緩やかな融和を維持し続けてきた。
王として直接的に支配する者、議会を裏から支配する者、大企業の長になる者と、その支配形態は様々だが、誰も抗いようがない絶大なる権力を持っていることに変わりはない。


夜天蛾家


八大貴族の一つ。極東エリアを支配する。八大貴族の中では末席に当たり、
勢力は最も小さいが、武力・魔術ともに秀でており、粒ぞろいの人材が集まっている。
戦力として次期当主である夜天蛾皇鬼率いる『鬼哭衆』、
従者である黒薔院家を頭とした魔術集団『黒薔薇騎士団』を持ち、
また天羽重工が開発した独自のEXAを多数所有している。
現当主は夜天蛾霊道。


ワイズマン家


八大貴族の一つ。
基本的に穏健派で、禍への対策や、八大貴族同士が衝突しないようその調停に当たる。
国連所属の特殊部隊 「WOF(ホイール・オブ・フォーチュン)」 を統べる。
他にも、先史文明研究機関『マクスウェル』を傘下に置き、彼らに古の鋼神について調べさせている。
現当主はギデオン・ワイズマン。


アンブロシア家


八大貴族の一つ。世界規模の巨大企業、アンブロシア商会の長。
EXAの売買で莫大な富を築いた。
ヴァルプルギス財閥とは熾烈な兵器開発競争を続けている。
現当主はドロレス・エルネスティーヌ・ド・アンブロシア。


ヴァルプルギス家


八大貴族の一つ。アンブロシア商会と並び立つ巨大企業、ヴァルプルギス財閥を束ねる。
EXAの開発ではアンブロシアに後れを取るが、
後にドラッヘシリーズをロールアウトし巻き返す。
現当主は『魔王』カール・ジグムント・ヴァルプルギス。


WOF(ホイール・オブ・フォーチュン)


国連所属の特別救援部隊。
選りすぐりのパイロット達と、彼らの能力を引き出すワンオフ機で構成された精鋭部隊。
高位の禍の出現など、一都市の軍隊では対応できない事態が発生した場合、
直ちに急行し、最新鋭の装備で持って、事態を鎮めることを目的としている。

しかし、それは表向きの理由。
裏の目的は、絶大な権力を有する八大貴族のどれかが、
世界のバランスを崩しかねない動きを見せた場合、それを討伐することである。
権力の網から離れた、非常用の自浄機関と称される。
ただし、WOF自体も八大貴族のワイズマン家の庇護下にある。


鋼神(こうしん)


古代に異常発生した禍を駆逐し、人類を滅亡の危機から救った鋼の巨人たち。
その正体は、先史文明のオーバーテクノロジーで造られた機体で、
現代兵器の常識を超えた性能を発揮する。ただし、その分未解明の部分も多く、例えパイロットを得ても、その力を十全に発揮できるとは限らない。
また、その多くは機械でありながら自らの意志を持ち、己に相応しい操縦者を選ぶ。
バベルデウス、ゼツオーガ、星火神がそれに当たる。


結界都市(けっかいとし)


禍の脅威から逃れるため、人類は生活の基盤を高地に移すようになった。
更に、禍の出現と接近を察知し、市街地への侵入を防ぐため、都市全体を魔術結界で覆うようになった。
それが結界都市であり、建物も魔術効果を最大に発揮できるよう配置されている。
いわば都市そのものを利用した巨大な魔術陣である。
これにより、人類の大半は禍の脅威から逃れ、平穏な暮らしを手にすることが出来た。
都市の周囲にはEXAを中心とした軍隊が配備されており、
禍が近付いて来た場合も、殆どの場合市街地に侵入されることなく撃退されている。



星霊力(せいれいりょく)


ガイアパワー、星の力、とも呼ばれる。地球の中核に秘められたエネルギー。
星の生物はこの力とリンクしており、感情の昂ぶりに応じて力を引き出すことが出来る。
この世界に存在する、気や魔術、霊能力、不老不死などの超常の力、その全ての根源。
特に憎悪や狂気といった感情は、星の力を引き出しやすいが、
大抵の場合、過剰な星霊力の供給に肉体が変質し、怪物と化してしまう。それが禍の正体である。
現在は鋼神によって地球全体に封印が施されており、星の力の恩恵を受けることは出来ない。