時は20XX年…


=日本・東京=


「馬鹿な…永きに渡り私が…封じていたものを…『悪』を…」

ロックマン達との勝負により不意をつかれたデューオ…
その体には亀裂が走り何本もの腕が這い出ている…

「後悔するぞ…この『悪』が目覚めれば…!?」

激しい閃光と共に崩壊するデューオ…
そして煙の中から奇妙な言語でやり取りをする数名の人影と…
この星の言語で彼らは語る…

「知らなかったとはいえ…我々を目覚めさせてくれるとはね…」
『誰なんだ…君達は…』
「我々はスペース・ルーラーズ…宇宙の破壊者…」
『スペース・ルーラーズ…』
「そして目覚めたからにはやるべきことは一つ…」

ロックマンの問いかけの後…
スペース・ルーラーズは上空に飛び…
地球の全ての人々に語ると…
付近の建築物を破壊し火の海へと変えていった…

『何てことを…!』
「我々の目的は全ての破壊…この星も今までの星の様に破壊するまでだ…」
『へえ…随分と偉くなったもんだね…』
「っ!この声は…!?」
『今までデューオに封印されていた癖にそんな大口が叩けるなんてね……』
「お前は…!?」

ルーラーズと相対するように現れた人影…
だが、彼らは人の姿をしていたが…
空中を飛ぶ人間なんていない筈…
尋常ではないと姿を目視したロックマン達はそう思った…
そしてルーラーズ達が彼らの姿を見て取り乱していたことも…

『久しぶりだね…アース、何千年ぶりかな?』
「お前の姿など見たくもなかったぞ…ノヴァ!」
『その様子だと…全員でかかっても私に勝てなかった事、まだ根に持ってるんだ?』
「くっ…」
『やっぱりね…ま、今回も邪魔させてもらおうかな?』
「アース、どうするんだ!」
『でも、さすがに可哀相だから私の仲間達と戦わせてあげる…』
「さっすがマスター、僕らにも獲物くれるんだ~♪」
『あんまりやりすぎちゃダメよ?壊したらつまらないからね…』
「フフフっ…状況に選りますね…」
『じゃ、ゲームスタート…適当にボコッたら引き上げていいからね…』
「全員、奴らを始末しろ…」

それぞれの部下達は戦いの場へと向かい…
その場にはアースとノヴァ…
地上にはそれを見つめるロックマン達の姿があった…

「ロックマンだったかな…」
『どうして僕の事を?』
「彼の言葉を聞いたから…それでね…」
『貴方達は一体…?』
「私達は消去者…闇を監視する者…」
『消去者…』
「君達が彼を…デューオを壊しちゃったから…余計な手間をかける事になったけど…」
『だけど…』
「でも…デューオもあいっ変わらず…頭が硬いんだからあんな小物放っておけば良かったのに…良くも悪くもあの爺さんは適度な悪意だったからね…」
『どういうことですか!』
「ロックマン…この世はね…綺麗事だけじゃ成り立たないの…汚いことも必要なのよ…君は純粋すぎるからね…」
『…』
「ま、アース達はのちのち彼との約束でボコる予定だったし…別にイイんだけどね…」
『私を小物扱いするとは…相変わらずだな…!』
「本当の事、言って何が悪いの?前に切り札のダークムーンを一撃で潰したのを気にしている訳?」
『貴様…!』
「御陰でサンゴットが使えなくて唖然だったもんね!」
『愚弄ばかりしおって…もう許さん!』
「黙って聞きなよ?アース…君の片足は既に三途の川に浸かっているんだよ…」