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ジン=ファムフィアム

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da104

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ジン=ファムフィアム(JING FAMFIAM)

 

性別
年齢

17

搭乗機 シュルンベルゲラ
所属 ウィアートル
ICV 水橋 かおり
イメージカラー
アイカラー ブルー
登場作品 Le rêve qui se termine

 

流浪の“ウィアートル”の少女。
かつては神学、薬学に通じ、祈祷師或いは凪(かんなぎ)として、祈祷や神楽による鎮魂、を行いながら行脚する生活を送っていた。
しかしその一方で彼女にはそれと同時にもう一つ、暗殺者としての顔も併せ持っている。
体系的な技術として体術技法のみならず、『殺人の為の能力』として成り立ちそうな要素を可能な限り叩き込まれている。
その一環として、全身と言う全身に渡って幼い頃より多種多様な“毒”を刷り込み、体そのものを凶器と化す技法を自らに施している。
所謂、毒手の類と同じ概念であるが、皮膚のみならず体そのものを毒に作り変えるだけに危険度において比較に成らならず、血の一滴、汗の一滴でさえ猛毒と成り得るという凄まじいもの。
クール・・・というより掴み所の無い性格をしており、一見して感情を読み取りづらい。
無感動、というのではなく、単に表情に出すのが苦手なだけで喜怒哀楽といった感情の起伏は意外と激しい様子。
他人に対して常に一歩引いた距離を保ち、それ故感情の切り替えが早い。
 
ありていに言ってしまえば、ジンは『殺人鬼』である。
暗殺者として常に相手を殺す事だけを教え込まれた彼女は、『殺す』という以外の方法で他人と接する術を持たない(暗殺者として、穏便にターゲットに近づく為一般人に「擬態」する事は可能なので、普通に生活する分には困らない)。
ジンにとって、誰かを想うという事は、その対象を「殺したい」と思う事と動議である。
相手を慕えば慕うほどに、彼女はその相手との殺し合いを望む。
生まれたときから殺しを教えられて育った少女は、『死』を通して『生』知るようになった。
尚、ジンの殺しは基本的に暗殺の為、ターゲットに対し余計な感情は挟まない。
だが、彼女にとって何がしか心惹かれるものを持った相手を前にした時、その相手は彼女にとって始めて能動的に「殺したい相手」となる。
そうした相手を見つけたとき、普段は淡白なジンの性格が一変して女性らしい艶を帯びるようになる。
低かったテンションが一転して饒舌になり、普段は毒手による無手での暗殺を得意とする彼女が、その時のみ得物を用いて殺しを行うようになる。
 
ウィアートルとしても、ジンの生活に変りはない。
表向き薬師として生活する傍ら、依頼を受けて暗殺を行う。
その繰り返しの中で、ジンは零霄で出会い、惹かれるようになる。
命の鬩ぎ合いである戦いに生きる彼の業を看破し、自分と同じ『死』を通して生きるものだと直感する。
時に敵、時に味方として彼と接する内、ジンにとって彼は特別な「殺したい相手」となる。
そうして、何度も殺し合いを演じるが、実力の点において一歩譲る事を実感したジンは、ピュクシスと契約し、『コンドゥクトゥス』となってまで、彼との戦いに固執するようになる。
最終的に、マスター権限で得た閉鎖空間(クローズスペース)にて、零霄との一騎打ちに望むが、『死』を通して生きる事を実感する自分に対し、戦闘者としてあくまで生き残る事に特化した零霄、死中において生きる事に全力を傾ける彼との違いを感じ取り、自分達が実は全く正反対の存在なのだと実感し、敗北を悟る。

その後、最終決戦の直前において、彼らをマスターの元へ送り出すため、自分が夢と消える事を理解しながらも、ピュクシスの足止めの役を引き受ける。

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