☆ストーリーチャート
『星屑ファミリー』が『星屑』で巡航中。衛星軌道上にある謎の研究所から襲撃を受ける。ファミリーは、これを迎撃して壊滅。そこで、少女を“宝”として奪う。(少女にとっては救われる形となる)
ヒカル『悪いが、お前は頂いて行くぜ』
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新たな仲間・ シャインを迎えて『星屑ファミリー』は、ついに地球へ降下。しかし、彼らを侵略者と勘違いした日本自衛隊が攻撃を開始。ファミリーはこれに応戦。基地を半壊に追い詰める一歩手前で、 天道寺真矢の活躍により、誤解が解け戦闘は中断。その際の行動が ヒカルを気に入らせ、その時、乗っていたライトスティンガーを譲渡された。
ヒカル『気に入った。こいつをやるよ。だがよ、お前の奴以外のケツにこいつのシートを座らせんじゃねーぞ』
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誤解された理由は、かつて メイ・コーランの惑星の支配者だった エリフィウス皇帝が地球に向けて侵略宣言をしていたことにあった事が判明。
一方で、真矢はもらったライトスティンガーの改修型の正式搭乗者を争っての勝負を競っていた。
真矢『背景がコンマ1で全て変わる!? なんて速度だ! 彼らはこんな機体をあんなにも自在に操っているのか!?』
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数多の侵略者が『星屑ファミリー』を追って、復讐の名のもとに侵略を開始しようとしている最中、 ヒカル達は突如、国連政府に強制召集されることとなった。“宝”探しの気晴らしにと、向かうと、「我々と一緒に戦って欲しい」という提案を出された。しかし、 ヒカルは、世界を敵に回しても自由を選んだ。
ヒカル『悪いが、オレ達はオレ達の道があるんでな』
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エリフィウス、ヴィリィファミリー、星屑ファミリー討伐惑星連合軍。
それらは、互いに表向きの目標は『星屑ファミリー』の壊滅だが、裏ではそれぞれに地球を己の支配下に置きたいと願ってやまない。いまにも互いに潰し合いになりそうなそんな中、ヴィリィファミリーのボス、 ヴィリィ・グレイチルが他の勢力に提案をする「まずは、星屑ファミリーを倒すべきではないかと」。
それに反対する勢力はなく、三大勢力の同盟が完成した。
ヴィリィ『なまじ知能を持つモノは、騙すのもまた容易い』
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エリフィウス、ヴィリィファミリー、星屑ファミリー討伐惑星連合軍の総攻撃が
行われる。当然、反撃に出る国連軍や各国自衛隊。その中に真矢もいた。
ヒカルは、自らの落とし前をつけに戦場に赴くことに決意した。
ベイク『なんでぇ。ウチのボスも律儀だねぇ』
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国連軍、自衛隊、星屑ファミリーとの共同戦線。
苦戦に次ぐ苦戦。多くの犠牲者を払いながらも、なんとか三勢力を退けることに成功した。だが、この戦いでヒカルら、星屑ファミリーは国連軍に諸悪の原因として捕らわれてしまう。
これに真っ先に反対したのは真矢だが、一兵士の声は届かず、疲弊した『星屑ファミリー』は、あっさりと捕らわれてしまった。
そして、この戦いで多大な功績を上げた真矢は、国連軍へと編成される。
メイ『これが大人のやり方なのかよ! 散々オレ達に頼ってたくせに、ちきしょぉ!』
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拘置所の中で、ヒカル以外の『星屑ファミリー』は、ヒカルと出会ったときを思い出し、話し合う。何故、自分たちが彼に賛同したのか、彼に惹きつけられたのか……。
その一方で、ヒカルは軍から理不尽な責め苦を受けていた。
真琴『気づいたら、僕は彼について行ってました。あの時の気持ちは今でも忘れません。言葉にしようとしても、できるものでもありません』
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先の戦いで三大勢力は、それぞれに『星屑ファミリー』にシャインの存在を初めて確認する。地球侵略同様、彼らにとって、シャインは最高の“宝”なのだ。
しかし、そのシャインも『星屑ファミリー』の一員として、国連軍として裁きが下されようとしている。
真矢が彼らを密かに救い出そうと行動して矢先、 エリフィウス皇帝が他の同盟勢力を出し抜いてシャインを奪い去ろうと現れた。
エリフィウス皇帝『ひれ伏せ愚民共。我はエリフィウス皇帝なり。その“宝”は我の供物として捧げることを認める』
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エリフィウス皇帝の軍勢は疲弊していた国連軍を圧倒した。楽々とシャインを奪おうとしたその矢先、真矢の ライトスティンガーが現れる。
だが、それもエリフィウス皇帝軍勢の前では無力に等しく、シャインは奪われてしまう。
その時だった。一発の銃声がエリフィウス皇帝の頭を撃ち抜いた。
X(エックス)。
ヴィリィファミリーからの刺客だった。こうしてエリフィウス皇帝は死亡。
シャインは、そのXによってヴィリィファミリー、星屑ファミリー討伐惑星連合軍の元へと連れ去られていった。
X『あんたは出しゃばりすぎたんだよ』
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先の騒動で真矢の協力もあってか『星屑ファミリー』は、国連軍からの処刑を間逃れ、その場から脱出できたものの、 汎用機動航行艦『星屑』は、国連軍に拿捕されたままであり、 ヒカル、 パーシャも国連軍に捕らわれたままだった。パーシャは、星屑を国連軍に利用されないてために自らの機能を最大限に発揮して、起動ロックをかけるためにあえて残ったのだ。
ヒカルは、真琴たちとは違う場所に投獄されていたため先の騒動では脱出不可能だった。
真琴達は、前もってヒカルに言われた言葉を思い出す。
「もし、何かあっても、お前らはお前らの勝手な道を行けばいい」
真琴たちが決断した道は、一時、解散。
それぞれの道を歩むことを決めた。
メイ『オレの道はずっと変わってない! だから、みんな、“またな!”』
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結城真琴は、恥を知ってもなお、かつての名門二刀流術へと舞い戻ろうと門を叩こうとするが、それでは、自分が『星屑ファミリー』でいられなくという感覚に苛まれ、己の力だけで嘗ての名門武術を超えようと思い立つ。
クレセイド夫妻は、地球で培った人脈と卓越した交渉術で水面下で何かを計画していた。
そして、 メイ・コーランは、脱出時に使用した ヒカルのライトスティンガーの操縦訓練を本格的に始めていた。
一方で国連軍は、軍力をさらに増強しつつ、『星屑』の起動ロックの解除に手間取っていた。真矢が反対するも、一介の兵士の意見が通るはずもない。
その隙にも侵略者の襲撃は訪れる一方で嫌が応でも戦場に出なければならない。
各々がやりきれない思いで模索する中、獄中の ヒカルの脳裏に幼い頃の記憶が蘇りつつあった。
ヒカル『……そうか、オレの本当の名前は・・・・・・・』
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ついに自分の過去を思い出したヒカルは、自力で独房を脱獄。その後、行方不明となる。
その一方、ついに国連軍は『星屑』のコントロールを掌握。強大な戦力を得たことで、ついに三大勢力の一つ、弱体化しつつある「エリフィウス」を『星屑』の人型モードを中心とした強襲作戦で追い詰めるも思いもよらぬ反撃に、ついに禁断の兵器。『星屑砲』が発射される。
それにより、一大陸が地上から完全消滅してしまった。
それほどの威力が、あの『星屑』には秘められていた。国連軍はそれに畏怖すると同時に、上層部のほうでは腹黒い思惑が渦巻いていた。
ベイク『ボスがアレを撃たなかった理由。・・・分かった気がするぜ』
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最後に真矢は問う。「君は一体、なんの“宝”を探していたのか?」と。
そして、ヒカルはそれに答える。
ヒカル『“宝”価値なんざ、人それぞれだ。お前との出会いや地球での暮らし。……いい“宝”になったぜ』
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