巫戰 みいくさ

 

数百年周期で訪れるとされる、人類とヴィシャスとの大規模闘争。
欧米圏では“巫戰(ジハード)”と呼ぶ。
開戦は、巨大な「異界門」の開通によってもたらされ、
それと同時に全世界でヴィシャスおよび異端者が異常増殖、世界レベルの大災厄を巻き起こす。
通常、個人かグループで討伐任務を遂行している霊伐師達が、
この時は軍を編成し、『神霊同盟』の指揮のもとヴィシャス掃討にあたる。
霊伐師とヴィシャスの戦いは表に出る事の無い『知られざる闘争』であるため、
一般の人間には大災害の連続発生として認識されている。
なお、巫戰の発生は全て、「月蝕」到来の時期と重なっている。

最も新しい巫戰は、今からおよそ60年前に起こっており、
その際は当代最強の霊伐師・蒼峰海女乃を中心とする神霊同盟側が見事鎮圧した。
これにより、ヴィシャスの脅威は去った。
しかし、人類共通の敵が消えた事で、皮肉にも世界は混乱と戦争への道を歩み始めることとなる。
また、今後数百年は“巫戰”は起こらないはずだったが、
世界情勢の混乱、「異界門」の頻発と、近年になって新たな“巫戰”の発生が予見されている。
その規模は早くも過去最大、人類の存亡をかけた一戦になるとされ、
60年前の巫戰でさえも、今回の予兆に過ぎないとさえ言われる。