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*アクセル・ブラッド
**概要
&bold(){血統、血の濃さ、血筋―――}
血脈と言う力は、古来より信じられ、伝えられて来た。
在るところに&bold(){『魔』}があった。
ヒトにあらざりヒトに叶わぬ超常を伝える血。
在るところに&bold(){『人』}があった。
魔に坑し、切磋琢磨の研鑽の果てに掴んだ技術は魔を打倒する。
相容れなかった筈の二つの&bold(){『血』}が交じり合う。
ヒトにも、魔にも成りきれない半端者にして、ヒトを超え魔を越えるモノ達。
ヒトと魔、技と異能を併せ持つ&bold(){超血統(オーヴァー・ブラッド)}達の戦いが始まる。
**用語
***超血統(オーヴァー・ブラッド)
『魔』と呼ばれる超越種と、特定の技術や能力を伝え続けた人間の一族の混血児。
血筋に眠る異能と技術を複合した技能を操る。
唯の人間と魔の混血では、半魔と呼ばれる。
また、魔や半魔が後天的に技術を習得したモノも、同じく超血統とは呼ばれない。
超血統の定義は、&bold(){生まれもった異能と技術を複合した超技能を扱える存在}を指す。
単に能力に技巧を重ねるのではなく、技術と能力を合わせた全く新しい境地を備える者達である。
尚、直系でなくとも先祖帰り的に該当する者もいる。
***カテゴリとタイプ
一概に一括りには出来ないが、超血統は幾つかの分類がされている。
人間側の技術を&bold(){『カテゴリ』}。
魔の異能を&bold(){『タイプ』}と呼び、更に細かい組分けも為されている。
〇&bold(){『カテゴリ』}
&bold(){・達人(マイスター)}
武術など、特定の技術を突き詰めた血筋。
&bold(){剣士(ソードマスター)}、&bold(){拳闘士(グラップラー)}等に細分化される。
&bold(){・強化人間(ブーステッド)}
肉体強化施術や、特殊な訓練を受けた血筋。
&bold(){暗殺者(アサシン)}等が該当する。
&bold(){・神秘(アルカナ)}
魔術や呪術等、神秘を学問として修め、行使する血筋。
&bold(){魔術師(ウィザード)}や&bold(){呪術者(ブーディスト)}以外にも、特定の宗派に属する神意代行者、&bold(){神職(プリースト)}も該当する。
&bold(){・異能者(イレギュラー)}
所謂超能力者の血筋。
基本的に一代限りの突然変異である事が多いが、中には遺伝的に能力を受け継ぐ者もおり、血脈として伝えている家系もある。
〇&bold(){『タイプ』}
&bold(){・妖魔(ネイバー)}
亜人種や妖精等、人間に近しい血筋。
&bold(){鬼(オーガ)}等もここに分類される。
最も数の多いタイプ。
&bold(){・精霊(スピリット)}
自然や概念を擬人化した存在に連なる血筋。
自然現象等を操る力を持つ。
&bold(){・神(ゴッド)}
神格化された存在やその眷属に連なる血筋。
奇跡に類する力を奮う。
&bold(){・貴種(ハイロード)}
超越種たる生物的に人間を凌駕している血筋。
&bold(){吸血鬼(ヴァンパイア)}や&bold(){人狼(ワーウルフ)}が該当。
&bold(){・幻想(ファンタズム)}
幻想に生きるモノ達、世界の裏側の存在に連なる血筋。
常識の埒外にある力を行使する。
***真名、家名
多くの場合、超血統の持ち主は、自分の家名を隠して行動する。
これは超血統の力が血脈に依存する為、家名を知られる事は、自分の能力を知られるに等しいからである。
また、者によっては名前自体に特別な意味を持つ事もある。
こうした超血統の持ち主は、偽名やコードネームで真名を隠すのが一般的である。
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