ルニア戦記@Wiki story Episode-3


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

 Episode-1 > Episode-2 > Episode-3 > Episode-4 > Episode-5 > Episode-6 > 神話 Episode-1

【注意】このページにはネタバレがあります。

ストーリー Episode-3


Episode 3 - 1 「岩だらけの丘」 (岩だらけの丘)

オープニング
ジーク「アルハンムラ神殿へ向かうのはいいとして・・・ルートはどうすんだ?」
ダイン「 「岩だらけの丘」と呼ばれる荒涼地域を横断することになりますね。ただ、そのあたりはコボルトの縄張りです。」
エイル「えっ、コボルトがいるの?すんなり通してくれるとは思えないけど・・・。」
ダイン「この先がコボルトの領地である以上、彼らと戦わずに済む方法を探すのが得策ですね。」
ジーク「戦わないのか?オレはいつでもOKだぜ!」
ダイン「オークの族長ダールはかなりの知将のようですが、いずれ直接戦わねばなりません。」
ダイン「その来たる時のためにも、体力は温存しておきましょう。ここは知恵を使い乗り切るのが賢明です。」
エイル「ということは、何かいいアイデアがあるの?」
ダイン「まずはコボルトの動きを観察することです。さあ、岩だらけの丘へ行きましょう。」
ジーク「コボルトなんざ怖かないさ。早く行こうぜ!」
エイル「そうかもしれないけど・・・あまり気が乗らないわ。このまま進んで大丈夫かしら・・・?」

エンディング
コボルト「やはり人間は油断ならないナ。」
ダイン「なぜ我々に付いて来るのですか?」
コボルト「ケケ・・・大した用じゃナイ。その巨大なサソリの尻尾をオレにくれないカ?」
ジーク「まあ・・・オレらにゃ使い道のないモンだけどな。」
エイル「とは言っても、もちろんタダでは渡せないわね。」
コボルト「ケッケ。輝く黄金カ。そういうのが人間の好みダロ?条件はそれカ?」
ダイン「違います。他の人間ならいざ知らず、我々には当面興味がないのですよ。代わりに、いくつか聞きたいことがあります。」
コボルト「好奇心旺盛な人間カ。長生きできないタイプだナ。で、何が聞きたいんダ?」
ダイン「このサソリの尻尾を何に使うつもりですか?」
コボルト「毒を抽出するのさ。」
ダイン「何のために?」
コボルト「罠に毒を仕掛けル。ケッケ・・・。これで満足したカ?」
エイル「あっ、あれを見て!オークがいるわ!」
ダイン「なんですって!?なぜここに・・・!」

Episode 3 - 2 「古代の生物」 (黒土の窪地)

オープニング
ジーク「エイル、本当にここにオークがいたのか?見当たんねぇぞ?」
エイル「消えてる・・・。何か変よ!」
ダイン「とにかく、コボルト以外の何者かは警戒しないといけませんね。」
エイル「それはそうと・・・ねえダイン、コボルトは毒入りの罠で何をするつもりなのかしら?」
ダイン「そうですね・・・。コボルトは長年この地で暮らし、この地域を支配しています。領地を守る為に罠を使う必要はないでしょう。」
ジーク「でも、食糧を得るための罠に毒は使わないぞ。サソリの毒入りの肉を食べるヤツはいねえ。」
エイル「じゃあどうして罠に毒が必要なのよ!」
ダイン「やはり、何か新たな敵の接近を阻むためとしか考えられませんね。」
エイル「コボルトが何かを隠してるということ?」
ダイン「おそらくその可能性は高いでしょう。」
ジーク「隠されちゃあやっぱ気になるよな・・・ヘヘッ。」

エンディング
エイル「やっぱり、オークと関係があったわね。」
ジーク「コソコソと怪しいと思ったぜ!」
エイル「コボルトがリーヴァを養殖しているだなんて・・・どういうことなの?意味がわかんない。」
ダイン「別の疑問もあります。リーヴァは伝説の生き物、これを繁殖させるには大変な技術が必要です。」
ダイン「さらに、オークがコボルトへリーヴァの養殖を依頼する・・・。想像もつかなかった事です。」
エイル「オークは元々それほど頭が切れる種族じゃないんでしょ?いきなりどうしたのかしら?」
ダイン「とにかく、リーヴァが人里を襲えば多くの命が犠牲になるでしょう。それだけは、なんとしても避けなければなりません。」
エイル「でも、どうするの?もうオークの手にリーヴァが渡ってしまったかもしれないわよ?もしそうなったら、ルニア王国も無事では済まないわ。ダールの目的はローデシア大陸そのもの・・・ってこと?」
ジーク「目的は目的、まだ実際にそうなったワケじゃないさ!悪企みは、このジーク様がなんであろうと潰してみせる!」
ダイン「神殿まで急ぎましょう。希望を捨てるのは早計です。運が良ければ、リーヴァ輸送中のオークに会えるかもしれません。」
ジーク「よし、走るぞ!」

Episode 3 - 3 「思いがけない陰謀」 (砂嵐の渓谷)

オープニング
ダイン「ひとつ、決断をしましょう。」
エイル「決断?何を?」
ダイン「こちらの方が近道です。しかし、問題があります。」
ジーク「それは、こっちに恐ろしい怪物がいるってことか?ならオレに任せとけ!」
ダイン「はは・・・それなら私も気が楽なのですが。今回は、そういう問題ではないのですよ。」
エイル「何?気になるじゃない。早く言ってよ、ダイン!」
ダイン「近道を通るには、善良な大地の精霊に助けを借りなければなりません。ただ、彼は人を試す事が大好きなのです。」
ダイン「果たして我々に、どのような試練が課せられるのか・・・。」
ジーク「なんだ、そんなことか。今は一刻を争うとき、近道を選択するのに躊躇するヒマはない!」
ダイン「そうですね、わかりました。近道に行きましょう。」
エイル「それに、ここが近道って言うんなら、オークもここを通ったはずよ!」
ジーク「善良な大地の精霊なら、オレのこの優しさを知ったらアッサリ通してくれるかもな。ヘヘッ!」

エンディング
エイル「あっ!あれって・・・ラッチェさんよね?車に乗ってる・・・!?」
ダイン「ラッチェ殿~!」
ジーク「行っちまった・・・聞こえなかったのか?」
エイル「どういうことなの?どこへ行くの?もしかしてアルハンムラ神殿?」
ジーク「やっぱりすごいな。3人でも苦労したのに、1人で辿り着くとは!」
ジーク「これからはアニキと呼ぼう!」
ダイン「もう見えませんね・・・。あの速さでは、追いつくのは難しそうです。しかし、ラッチェ殿なら大丈夫でしょう。」
ジーク「耳でもケガしたのかな。オレが大声で叫んでも聞こえてないみたいだし。」
エイル「そうね、大したケガじゃなければいいけど。でも、ユリアさんには嬉しい知らせになるわね。」
ジーク「そうだな!」
ダイン「私たちも急ぎましょう。うまくいけば、ラッチェ殿に合流できるかもしれません。」
エイル「そうね!」
魔法の木の葉の手紙「ユリアさんへ。ラッチェさんを見つけました。無事のようです、安心してください。(本当に良かったわ~♪)ユリアさんの喜ぶ顔が目に見えるようです。わたし達は、コボルトの村を無事に通過した後、大地の精霊の試練を突破して、アルハンムラ神殿に向かっている最中です。必ずラッチェさんを連れて帰ります、心配せずに待っていて下さいね。」


Episode 3 - 4 「コボルト村クルンカー」 (クルンカー)

オープニング
ジーク「しっかし早ぇな!ラッチェが通った道を死ぬ気で追いかけたのにさ。一体どこまで行ったんだ?」
エイル「本当にこっちで良かったのかしら。道を間違えたんじゃない?こっちに用があるとは思えないけど・・・。」
ダイン「たしかにアルハンムラ神殿への道のりからは外れましたね。しかし、あれを見てください。間違いではないようですよ。」
エイル「コボルトがあんなに大勢・・・!ここが本拠地なの?」
ダイン「そのようですね。ラッチェ殿が奪取した荷車以外でもリーヴァが輸送されたとしたら、ここを経由したのでしょう。」
ジーク「なるほど!早速ここを調べてみようぜ!」
ダイン「そうしましょう。他に休憩できそうな場所はなさそうですし。」
エイル「でも、わたし達には寄り道になるんじゃないの?」
ダイン「リーヴァは危険な生物です。今調査しておけば、後々役に立つと思いますよ。」
ジーク「よし、行くぜ!」

エンディング
ダイン「なぜオークに協力するのです?」
コボルト大将「分かった、話すから殴るナ・・・。オークは金をくれル。人間は金をくれナイ。だからオークに協力していル。」
エイル「人間から盗みを働いたり悪いことばかりしてるんだから当然よ!」
コボルト大将「クケッ、我々は金が何よりも好きなんダ。そういう種族なのだヨ。」
ダイン「あなたが今後もリーヴァをオークに供給するのなら、ここで倒すしかありません。しかし私達に協力するなら見逃してあげましょう。」
コボルト大将「ふム・・・仕方あるまイ。」
ジーク「というワケで、アルハンムラ神殿への最短ルートを教えてくれ!」
エイル「危険じゃない道ならなお良いのだけど!」
ダイン「さあ、オークと我々どちらに協力しますか?」
コボルト大将「分かっタ、アンタらに協力しよウ。だから村をこれ以上壊さないでクレ・・・。」


Episode 3 - 5 「荒い涙の丘」 (荒い涙の丘)

オープニング
コボルト大将「アルハンムラ神殿カ・・・。一体そこで何が起きていル?なぜ皆そこへ行くんダ?」
ダイン「皆・・・?」
コボルト大将「最近オークの兵士が多数そこへ向かっタ。そして人間も・・・。」
エイル「オークはこの先にいるのね。急がないと、取り返しがつかなくなるかもしれない!」
コボルト大将「重大な何かがあるようだナ・・・。」
ジーク「こっちへ行けば本当に近道なのか?どうもコボルトの言葉は信用できないからな・・・。」
コボルト大将「我々は信義や名誉を重んじる種族ではないガ、」
コボルト大将「こんな状況で嘘をつくほど勇ましくはないゾ。」
ダイン「まあ・・・もっともな言い分ですね。」
コボルト大将「後で騙したと言われないよう教えるガ、確かに近道なぶん危険な道だゾ。」
コボルト大将「なぜならハーピーの巣があるからナ。ハーピーの王を倒さないと、そこを通過することはできナイ!」
エイル「またぁ?ハーピーは凶暴だから、本当に憂鬱だわ・・・。」

エンディング
ジーク「死ぬかと思った!コボルトのヤツ、こんなにハーピーの王が強いなら先に話しておけよな~!」
ダイン「仕方ありませんよ、選択したのは私達です。ただ、残された時間が少なかったというだけで・・・」
エイル「オークたちはこの道を使ってるのかしら?」
ダイン「言われてみれば、オークの姿が見当たりませんね。」
ジーク「ハーピーを見てたら肉が食べたくなった!エイル、冒険が終わったらオレを王宮に招待して・・・」
ジーク「特上の肉を食べされてくれると約束してくれ!そしたら気力が湧いて張り切って戦える!」
エイル「いいわよ~?肉だけじゃなくてルニア王国全土から極上の美味を手配して食べさせてあげるわ!」
ジーク「マジか?約束だぞ!おっしゃ元気出てきた!やったるぜぇ~!!」


Episode 3 - 6 「最後の進撃準備」 (砂塵の平原)

オープニング
ダイン「アルハンムラ神殿まではそう遠くなさそうですね。あと少しです。」
エイル「手遅れになっていないか心配だわ。それに・・・」
ジーク「何だ?心配事でもあんのか?」
エイル「オークの軍の数に比べてわたし達は3人だけだし、疲労も激しいし・・・何もかも心配だわ。」
ダイン「大丈夫ですよ、エイル様。人はオークとこれまで幾度も戦いましたが、勝利してきました。歴史が人の強さを証明していますよ。」
エイル「だけど、これから戦うオークは強いだけじゃなくて知恵も持ってるわ。それが不安で・・・。」
ダイン「心配しないでください。私達だって、この旅を続けて力をつけてきています。変わったのはオークだけではありませんよ。」
エイル「本当にそうかしら・・・?」
ジーク「オレがいりゃあオーク千人分さ!早くラッチェにも会わないと、ユリアも待ってるしな!」
エイル「二人とも・・・ありがとう。」

エンディング
ジーク「オークのやつら、ルニア軍が来た事をどうやって知ったんだ!?」
ダイン「組織的な戦争に備え訓練された軍隊ですからね。探索や偵察を専門に行う部隊を用意しているのは当然でしょう。」
クリスティーナ「軍隊が介入したという事は、本格的な種族間の戦争の開始を意味する。人間の軍が全滅するか・・・」
クリスティーナ「オークの軍が全滅するまで戦うしかないのだ。生きるか死ぬかの戦いだ。後戻りはできないぞ。」
ジーク「覚悟はできてるさ。オークが手強いことは百も承知だしな。ところでダールはどれほど凄いんだ?」
ダイン「そうですね。統率力から推測するに、相当の手練れでしょう。何よりダールが、ローデシアの宝石から新たな力を得れば・・・」
ダイン「人間とオークの戦争だけにとどまりません。大陸全体が大戦争に巻き込まれるでしょう。」
ジーク「宝石の力ってそれほどなのか?」
ダイン「おそらくは。氷の宮殿にあった石版を全て解読できたわけではありませんが、使用者の力を飛躍的に増幅させることは確かです。」
エイル「その力を得るためには、何か対価が必要なの?」
ダイン「・・・詳しい事は分かりません。しかし、我々の想像外の事態が起きそうな予感がします。」
ジーク「ま、オレは親父が残した手紙の意味を知るために、どのみちヤツとは一戦交えるしかないしな!」
エイル「そうね・・・みんな、やれるとこまでやってみましょう!」

Episode 3 - 7 「霍乱作戦」 (アルハンムラ神殿 入り口)

オープニング
エイル「神殿に入りたくても、あんなにオークがいるんじゃ・・・。ダイン、何か良いアイデアはないの?」
ダイン「ふむ・・・あれほどの数では先制攻撃は危険ですね。守るほうが簡単ですから。」
エイル「まあ、もし攻撃しようとして「わたし達が何とかする!」」
エイル「・・・なんて言ったら、どのみちクリスに止められちゃうわね。」
ダイン「それは当然です・・・とにかく。オーク軍は大規模ですから、一斉に攻撃されないよう・・・」
ダイン「うまく敵の進軍速度を調節しないといけません。こちらの攻撃のタイミングが重要になるでしょう。」
エイル「いつ来るか分からないチャンスを緊張しながら待つよりは、先に何かできればいいんだけど・・・。」
ジーク「あれだけ多くのオークが一斉に攻撃しようとしたら、命令を伝えるだけでも時間かかりそうだけどな・・・。」
エイル「!」
エイル「それもそうね!」
ダイン「確かに、多くの敵を錯乱する方法があるかもしれませんね。」

エンディング
ダイン「神殿への道が開かれましたね。いよいよアルハンムラ神殿です。」
クリスティーナ「ご苦労だった、ダイン。王女様も、かなりの実力ですね。」
エイル「でしょ~?もう子供じゃないんだからね!」
ジーク「とはいっても、けっこう時間をくっちまった。急がないと!」
ジーク「オークが神殿の中でまた何か罠を仕掛けてるかもしれないしさ。」
エイル「そうね。急がないと。時間がないわ・・・。」
エイル「ああ、ラッチェさん・・・どうか無事で!」

Episode 3 - 8 「アルハンムラ神殿」 (アルハンムラ神殿)

オープニング
クリスティーナ「おのれ、卑怯者どもめ!私達がここを死守せねば。右側面を援護してくれ!」
ジーク「右だな。このジーク様に任せろ!オークなんて朝飯前だぜ!」
エイル「油断しないで!あいつらリーヴァを利用しているのよ!」
クリスティーナ「あの生物は・・・!?どうすればあれを倒せるのだ!」
ダイン「騎士団長とエイル様を援護し、敵陣を突破します!覚悟を決めてください!」

エンディング
エイル「クリスが・・・騎士団長が私のせいで危険な目に!助けに行かないと!」
ダイン「エイル様!こんな時こそ冷静にならないといけません。我々が今、神殿に入らなければ・・・」
ダイン「より多くの人命が失われる事態となりかねないのです!」
エイル「・・・ダインがそんなに非情だとは思わなかったわ。ジーク、助けに行きましょう!」
ジーク「オレだって団長を助けに行きたいさ。だけど・・・ユリアにラッチェ、それに魔法書にローデシア・・・」
ジーク「野望を抱くダール。全部考えなきゃダメなんだ。エイルの姉さんや父さんのことも・・・。」
エイル「そんな、でも・・・。」
ダイン「・・・エイル様、我々は万能ではないのです。我々には我々の役目があり、その最善を尽くすべきです。」
ジーク「心配すんな、団長は無事さ。王国指折りの騎士なんだぜ?オークごときに負けるもんか!」


Episode 3 - 9 「神殿に吹く暴風」 (許されし者の門)

オープニング
ジーク「ようやくアルハンムラ神殿の中に入れた・・・のか?まるで巨大な墓だな・・・。」
エイル「わたし達の墓になるかもしれないのね。ダールに負けたら・・・。」
エイル「多くの兵士が血を流し、命を落とした者もいるわ。絶対に勝たないと・・・。」
ジーク「オレ・・・団長の分まで戦うぜ!」
ダイン「ダールの野望を阻止できなければ大陸全土が悲鳴に覆われるでしょう。ダールが覚醒するまで、あまり時間は残されていません。事態は一刻を争います。」
エイル「ねえ、見てアレ!石像とオークが戦っているわよ!?」
ダイン「あのオークは、神殿の奥まで入ることができなかったようですね。どうやら内部へ侵入したオークは少数のようです。」
ジーク「それより、あの石像はなんだ?」
ダイン「神殿を守る魔法の石像のようです。この隙をついて我々も奥へ進みましょう。」

エンディング
ダイン「なっ・・・ユリア殿!?この険しい道をどうやって?道中の敵と1人で戦ったのですか?」
ユリア「戦闘は苦手ですが、隠れることは得意ですから。自然の祝福を受けたエルフならではの特技です。」
ユリア「エイルが送ってくれた魔法の木の葉に、ラッチェ様が無事という報告があって・・・。いてもたってもいられなくて、気がついたらここまで来てしまいました。」
ジーク「なんだよ、エイル。こっそりそんな手紙を送ってたのかよ。」
エイル「オンナの約束だったのよ。愛する人の無事を早く伝えてあげるのは、当然の事じゃない!」
ユリア「エイルを責めないで下さい。それで、ラッチェ様は今どこにおられますか?本当に無事なのですか?」
ジーク「えーと・・・どう説明すればいいか・・・。う~ん。」
ユリア「ラッチェ様は、皆さんと共に行動していないのですか?まだオークに捕らわれているんですか?ああ・・・。」
エイル「ええと・・・コボルトの荷車を持ち去るところは見たの。でも、わたし達が呼んでも聞こえなかったみたいで・・・。」
ダイン「・・・ユリア殿。これは私の推測に過ぎませんが・・・。もしかしたらラッチェ殿は、雪女と同様に精神支配の術にかかっているのかもしれません。」
エイル「ええっ!?ダイン、わたし達にはそんなこと言わなかったじゃない!」
エイル「ただ、わたし達の姿が見えなかったか、声が聞こえなかっただけかもしれないって・・・。」
ダイン「まだ何も断定はできない状態です。あくまで可能性の話ですよ。」
ユリア「もしそれが本当なら・・・どうしたら良いのでしょうか?ああ、ラッチェ様・・・。」
ジーク「心配すんな、ユリア!もしそうだとしても、雪の女王を助けた時みたいにラッチェも救えるさ!オレ達を信じろ!」


Episode 3 - 10 「ローデシアの宝石」 (アルハンムラ神殿 心臓部)

オープニング
ダイン「うっ、この揺れは・・・まさかダールが!」
エイル「遅かったのかもしれない・・・。神殿の奥で、何かから強大な魔力の波動が発せられているわ!」
ジーク「なんだって!?それはつまり、ダールがローデシアの宝石の力を取り込む事に成功したってわけか?」
ジーク「ううう~!どうなっちまうんだ!」
ダイン「やはり、ラッチェ殿は精神を支配されているようですね。あの魔法書を読めるのはラッチェ殿しかいないはず・・・。」
ユリア「では、やはり精神支配の術を受けているのですね・・・。」
ジーク「ラッチェとダールを探し出さないと。迷ってるヒマはない!」
ユリア「ああ、なんてこと・・・。魔法書の解読が終われば、さらった理由がなくなります。ラッチェ様が心配です・・・。」
エイル「絶望するには早いわ。ユリア!ラッチェさんはきっと生きているはずよ!」
ダイン「そうです、信じましょう。それに、まだ希望はあります。ダールが完全に覚醒する前にラッチェ殿を見つけられれば、救うことができるはずです。」
ダイン「嘆いている暇はありません。急ぎましょう!」

VSオークチキンサマナー
オークチキンサマナー「今頃現れても遅いわ!ダール様はすでに宝石の力を受け入れた!」
オークチキンサマナー「もはや誰にも止められん。グッハハハハハッ!」
ジーク「つまらない台詞吐いてないでサッサと退場しやがれ、このやられ役が!」

VSラッチェ
ラッチェ「ダール様の邪魔をする者・・・。全て消す・・・。」
ユリア「そんな、ラッチェ様・・・。私を思い出して!」
ダイン「ユリア殿、危険です!逃げて!ラッチェ殿は正気ではありません!」
ダイン「この強さ・・・呪いを解く前に我々がやられてしまいます!」
ダイン「とりあえず、ラッチェ殿を力で押さえ付けないことには・・・。」
ジーク「すまねぇ、ラッチェのアニキ・・・元に戻ったら薬を塗ってやるからさ!」

ラッチェ撃破
ユリア「やめて!ラッチェ様!」
ラッチェ「・・・ユ・・・リア・・・?」
ジーク「正気に戻ったのか・・・?」
エイル「愛する人の声に反応したのかしら・・・?」
ダイン「加えて、体力の低下と共に呪いが解けたようですね。」
ラッチェ「一体・・・何が起こったんだ。ここはどこだ?」
ダール「グフフ、ラッチェよ。大した色男ぶりだな。」
ダール「精神を支配されても、女の声は覚えているのか?」
ダール「グハハ、戦いにも敗れたお前にもう利用価値はない。太古の秘密と共に死ねッ!」
ユリア「ラッチェ様・・・ラッチェ様!しっかりして!」
ラッチェ「ぐ・・・ク・・・グアアアアアッッッッ!!!!」


VSダール
ダール「魔法書を探してるのか?ほれ、ここだ。グハハッ!」
ジーク「黙れ!貴様はオレが倒すッ!」
ダール「ラッチェは魔法書を解読し、俺が覚醒する時間も稼いでくれた。」
ダール「そしてローデシアの宝石を・・・その力を受け入れたのだ!」
ダール「ここまで来た事は褒めてやるが、一足遅かったというワケだ。」
ダール「では・・・我が力、存分に見せてくれよう!」
エイル「何で?どうして?体が大きくなってるじゃない!」
ダイン「慌てないで下さい、エイル様。ここまでは予言通りです。さらに変化しますよ・・・。」
ダール「いいぞ・・・宝石の力が体内でさらに強くなっていく。グハハハ!」
ダール「クックック、お前ら程度ではもはや相手にもならんぞ!」
ダール「ローデシア大陸の主である我に跪けぇぇぇぇぇい!!」
エイル「まずいわ、さらに大きくなって・・・。このままじゃいけない、みんな!なんとしても止めるのよ!」

VSダール第2形態
ダール「グハハハハハァァ~~!!これが完全体、次代の神となる我の姿よ!」
ダール「宝石の力と我の精神は、今!完全に融合した!!」
ダール「お遊びはここまでだ。捻り潰してくれるわ!虫ケラが!!」
ダイン「くっ、もう少し耐えて下さい!大丈夫、必ず勝てます!」


エンディング

ジーク「地震だ!神殿全体が揺れてるぞ!」
ダイン「ダールは、ローデシアの宝石に魂を吸収されたようですね。」
エイル「ええっ!?魂を吸収された・・・って?」
ダイン「ローデシアの宝石はアスース島に住むシカン族の宝石でしたが、それにはある呪い・・・」
ダイン「『使用者の魂を吸収する恐ろしい呪いがかかっている』という一文を、氷の宮殿の石版で読んだのです。」
エイル「そんな事・・・どうして何も言ってくれなかったの?」
ダイン「石版の内容が本当に事実か、解釈に間違いがないか確信が持てなかったのです。・・・が、内心ではダールが自滅することを願っていました。早くラッチェ殿を救い出すためにも・・・。」
ジーク「そうだ!ラッチェは・・・!?」

ユリア「ラッチェ様・・・お願い、目を開けて!死なないで・・・!」
ラッチェ「ああ・・・ユリア・・・。」
ラッチェ「愛しい君の声が・・・顔も霞んで・・・。」
ラッチェ「うっ・・・さ、最後に・・・その姿を・・・。」
ラッチェ「もう・・・すまない・・・。」
ユリア「ダメ! 最後なんて言わないで!もうしゃべらないで・・・。」
ラッチェ「君に出会えたこと・・・誰が何と言おうと・・・僕にとって生涯最高の幸せだった・・・。」
ユリア「これで終わりなんてイヤ・・・。あと少し、頑張って・・・。」
ユリア「エルフの村へ帰ればあなたを治療できるわ。もう少しだけ頑張って・・・!」
ラッチェ「ユリア・・・君との愛を・・・約束を・・・守りたかった・・・。僕を許してくれ・・・。」
ユリア「そんな・・・死んだら・・・許さない!死なないでラッチェ・・・!」
ラッチェ「これを・・・受け取って・・・ア・・・マの・・・ペ・・・ン・・・。」
ユリア「これは・・・アルマのペンダント・・・!でも、あなたがいなかったら何の意味もないわ!」
ラッチェ「長老・・・に・・・これを見せて・・・。僕は本当に・・・心から君を・・・。愛した・・・という事を・・・。」
ユリア「私も・・・あなたを愛しています。永遠に・・・。」

エイル「ハッ!揺れがもっと強く・・・。早くここを抜け出さないとみんな生き埋めになるわよ!」
ダイン「早くここから出ましょう!急いで!」
ジーク「わかった!・・・・・・・・・!?ど、どこだ?」
ダイン「どうしました、ジーク?」
ジーク「消えたぞ!ローデシアの宝石が・・・確かに、ダールの魂が入った状態でここにあったのに!」
ユリア「ローデシアの宝石のせいで、ラッチェ様がこんなことに・・・。それなのに!全てが悪夢のよう・・・。」
エイル「ユリアさん、しっかりして!ここから抜け出すのよ!死んじゃうわ!」
ユリア「もう・・・いいの。私は置いて行って。ラッチェ様を残してここからは出られません。私はラッチェ様と一緒に・・・。」

~エンディング~