ルニア戦記@Wiki story Episode-1


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ストーリー Episode-1


Episode 1 - 1 「ラマンチャへの道のり」 (ラマンチャ平原)

オープニング
エイル「あーもう、足痛~い!」
ダイン「だから、付いてきてはいけないとあれほど言ったではありませんか。薬草を手に入れたら、すぐ城へ戻ると約束して下さいね。」
エイル「イヤよ!ちょっと休んでくだけ、それとこれは話がチ・ガ・ウの!」
ダイン「まったく…仕方ないですね。まだ先は長いのですが、しばらく休んでから行きましょうか。」
エイル「!」
ダイン「!」
エイル「キャアアッ!何?ナニ!?」
ダイン「うわあっ!!」
ジーク「っっったあぁぁぁ~!アイテテテ……。」
ダイン「何事です!…っと…猿!?」
ジーク「なんだなんだオマエら!?なんでこんな森の中に女の子が?」
ダイン「貴様!まさかスパイか!?」
エイル「この貧相な身なり…スパイじゃなくて(ピー)なんじゃないのぉ?」
ジーク「あんだよ(ピー)って!オレはこの世で一番強い傭兵、ジーク・エルモン様だ!そういうアンタらこそ何モンだ?」
ダイン「…怪しい者ではないようですが、我々も忙しいのでね。さ、休憩はこのへんにして…行きましょうか、エイル様。」
エイル「そうね、ダイン。…でもホント、(ピー)みたい。ほら、ジャマよ!」
ジーク「だから(ピー)じゃねぇっつうの!ったく、女だからと遠慮すりゃイイ気になりやがって。…ところでさ。ラマンチャ村へはどっから行きゃいいか知らない?」
エイル「ラマ…なんですって!?」
ダイン「…何か用でもあるのですか?」
ジーク「ああ、父さんの友人ブラッドフォードおじさんに会いにさ…アンタらもそっちのほうへ行くのかい?」
ダイン「ふむ…そちらへ向かうなら、我々と一緒に行く方がいいかもしれません。」
ジーク「おっ、マジで?じつはちと迷いそうだったんだ。サンキュー!」
エイル「(ちょっとダイン、なんで一緒に行かなきゃなんないの?私はイヤよ!)」
ダイン「(エイル様、少しだけ我慢して下さい。迷子だろうがスパイだろうが、我々の邪魔にならないようひとまず監視下に置きましょう。)」

エンディング
エイル「!」
エイル「っ!向こうにも気配が…ダイン、気をつけて!オークかも!」
ダイン「もう村にはかなり近いはず…嫌な予感がします。」
ジーク「へっ、しょっぱいオークなんざこのジーク・エルモン様が残らず片付けてやるさ!かかってきやがれってんだ!」
ダイン「しかし、どうもあのオークはただのオークではないようです。」
エイル「…悪寒がするわ…。何か鳥肌が立つような、ヒヤリとした感じ…。」
ジーク「ダ~イジョウブだって!もうすぐ村なんだろ?オークをブッとばしたら丸焼きにして食えるほどハラ減ってんだ。行こうぜ!」

Episode 1 - 2 「オークの襲撃」 (ラマンチャ村)

オープニング
エイル「ねぇダイン…足痛いし、お腹も空いたわ。」
ダイン「では、ここで食事をとってから行きましょうか、エイル様。」
ブラッドフォード「うおお~い!酒もっとくれぇ~!今日の酒はなかなかじゃ、ワハハハハ!!」
エイル「な…なにアレ?アレがウワサに聞く『酔っ払い』なの?初めて見たわ…。」
ジーク「あれっ、もしかして…ブラッドフォードおじさん?」
ブラッドフォード「ん?おお、ジークか!ちと酔いすぎかの、あんなちっちゃかったジーク坊がこんなに大きく見えるとは…。」
ジーク「な~に言ってんだよ、8年も経てば大きくなるのは当然だろ?でもまあ、覚えててくれて嬉しいぜ!」
ブラッドフォード「うむ、月日ってヤツはいつも忘れた頃に実感させられる。父君のフレイムストライカーも受け継いだのかい?」
ジーク「さすがにそれはまださ。そうそう、連れがいるんだ。紹介するよ!」
エイル「あ…あの…エ、エイルです。こんにちは…。」
ダイン「はじめまして、ダインと申します。よろしく…。」
ラッチェ「僕も挨拶させてもらおうかな。はじめまして、ラッチェといいます。ブラッドフォードとは昔からの飲み仲間でね、『酔いグセ』は相変わらずさ。そのせいで、村の人々も偉大な魔術師とは思ってないみたいだけどね。」
ブラッドフォード「会えて嬉しいぞ、ジーク。そして、連れの方も。しかし、まだ目が回って顔がハッキリ分らんわい…ホッホ。」
ジーク「へへっ、もうトシなんじゃないの?あのおじさんが酒に弱くなるなんてねぇ。」
ブラッドフォード「ふん、だぁ~れが歳じゃ!ワシゃあまだまだ現役、最強の魔導師じゃぞ!」
ブラッドフォード「!」
ラッチェ「まったく…プッツリ逝かないでくれよ…。」
ブラッドフォード「おほほ~セカイがマワルわい…。」
ジーク「…おじさん、実はオレ、この手紙のことで来たんだ。内容は分んないけど、『優しい顔の悪魔が世界を飲み込もうと、この手紙を奪いに来る。しっかり持っていろ』って言われたんだ…。」
ブラッドフォード「手紙じゃと?ちょっと見せてくれんか…。」
ジーク「ああ、今カバンから出すよ。ちょっと待っ…」
声「大変だ~!オークが攻めてきたぞぉ!!」
エイル「オーク!まさか…さっきの!?」

エンディング
ジーク「おじさん!ブラッドおじさん!大丈夫?」
ブラッドフォード「ああ…ワシは大丈夫だ。心配するな、ジーク。この程度ではくたばらんよ。もっとも、しばらくは魔力が減少するがね…。」
ダイン「あれほどの上位魔法では、どんな大魔導師でも身が持ちませんよ。無理せず休んで下さい、ブラッドフォード殿。」
エイル「そうね、ゆっくりしていたほうがいいわ…。
ブラッドフォード「いや…ゴホゴホッ、オークどもが魔法書を奪って逃げ出してしまったからな。ワシがラマンチャ村を守っていた理由も、まさにその魔法書を守るためだったのじゃが…。」
ダイン「なんですって!じつは我々も、その魔法書のためにここまで来たのですが…。」
ラッチェ「ラマンチャ村の古代の宝物とは、まさにその魔法書なんだ。それをモンスターの手に渡してしまうとは…。」
ブラッドフォード「うむ、必ず取り戻さんといかん。ラッチェよ、本に書かれた言葉は君でないと読めん。ジークの手紙も、おそらく同じ言葉で書かれているはずじゃ。」
ブラッドフォード「本の内容的に重要な部分と判断したのじゃろう。つまり、ジークが持っている手紙の内容を解読するためには、魔法書とラッチェ…君が必要ということじゃ。」
ラッチェ「分かった。これは思ったより大変な事になってきたな…。」
ブラッドフォード「まずは魔法書を探さんといかん。急ぐんじゃ!」
ジーク「魔法書だな、よし…。オレ、必ず魔法書を取り戻して手紙の秘密を突き止めてみせるぜ!」
ラッチェ「僕は、ブラッドを村まで送ってから追いかける。君達に神のご加護があらんことを…!」
ブラッドフォード「ジークよ…今のお主を見ていると、若い頃のロータルの姿が思い浮かんでくるぞ。運命がお主を選び、お主が運命を選んだとすれば…。どうか神のご加護があらんことを!」

Episode 1 - 3 「混乱の兆し」 (安らぎの森)

オープニング
ジーク「くそっ!どこへ逃げやがった!?」
ダイン「どうやらこの森へ入ったようですね。まだ乾いていない足跡があります。」
エイル「んもう、ジメジメするよぉ…。どうしてもここ進まなきゃダメなの?」
ダイン「…エイル様。そろそろお城へお帰りになりませんか?お父上に渡す薬草でしたらここでも採れますし…。」
エイル「なによダイン!それってイヤミ?」
ダイン「そんなつもりはありませんよ。同行を許した以上、エイル様の安全確保は私の責任ですから。とはいえ、魔法書を取り戻すには森に入らざるを得ませんがね。」
ジーク「城?戻る?何の話だい?」
ダイン「ああ…そういえば、まだ説明していませんでしたね。この方は、ルニア王家第2王女であらせられるエイル・パルトロー様です。そして私は王立魔法師団の一人、ダイン・クローリー。」
ジーク「王女ぉ?とてもそうは見えないオテンバぶりだがなぁ…。まぁアンタも、見た目のわりにゃ年寄りじみた物言いだけどな。」
ダイン「ハハ…。」
エイル「ちょっと!アンタみたいな(ピー)に言われる筋合いはないわっ!」
ダイン「礼節をわきまえているつもりなのですが、年寄り呼ばわりされるとショックですね。まぁ、エイル様がオテンバなのは紛れもない事実ですが…。」
エイル「なによぉ、ダインまで!2人とも王室冒涜罪で訴えてやるからね!」
ジーク「おおしつぼうとくざい?何それ?褒美くれんの?」
ダイン「ハハハ、さて…ふざけている場合ではありませんね。早く魔法書を探しに行かなければ。王女様、少し泥で汚れるでしょうが我慢していただきますよ。」
エイル「フンッ!今さら一人で帰れって言われたって、みすみす帰れるわけないでしょ!」
ジーク「そんじゃま、いっちょうオークを締め上げに行くとするか!」

エンディング
エイル「これっていったいどういうこと!?ダイン…あなた何か知ってるのね!どうしてオークが魔法書を持って行ったの?」
ダイン「…最近、オークの族長ダールが部族を統一し、強力な軍隊を組んだという情報が入りました。そこで、魔法師団のリゲル団長が調査のため、私に密命を下したのです。」
ジーク「それじゃ、そのダールって奴は魔法書を探し出すために軍隊を結成したってのか?」
ダイン「どうですかね。推測ですが、古代ローデシアの宝石のため…という見方が強いようです。」
ジーク「それじゃ、その宝石を探し出すために魔法書を盗んだのか…?」

Episode 1 - 4 「ダールの陰謀」 (静寂の丘)

オープニング
エイル「この宝箱、空っぽじゃない!ということは…魔法書は私達が戦ってる間にオークが持ってっちゃったわけ?これから、また探すのぉ?」
ダイン「オークめ…彼らは頭が悪いという先入観は捨てないといけませんね。我々に空の箱をつかませるとは、まんまといっぱい食わされました。」
ジーク「でもよ、さっき戦闘中にオーク3匹があっちへ逃げたのを見たぜ。本みたいな物を持ってたけど、もしかしてそれが魔法書じゃないか?」
ダイン「きっとそれですよ。早速案内して下さい!」
ジーク「あっちの方だったぜ!急いで追いかけよう!」
エイル「でも、その魔法書ってオークじゃ読むこともできなさそうなのに、何のために盗んだのかしら?」
ジーク「ラッチェなら読めるだろう?ラッチェに読ませるつもりじゃないか?」
ダイン「なるほど…それでラッチェ殿はあえて我々に追いつかないよう行動しているのかもしれません。」

エンディング
ダール「ククク…まんまとかかったな。ラッチェ!」
ラッチェ「うっ!ぐうっ…。」
ジーニー「ああ、ラッチェ様!!大変!!」
ジーニー「ああ!!」
ジーク「卑怯な!背後から忍び寄りいきなり急所を打つとは!」
ダール「クク、卑怯か…我らオーク族には理解できん考え方だな。相手をする時間も惜しいが…死を望むならかかってこい、若僧!」
エイル「あっ!いつの間にかオークに取り囲まれてる!みんな、気を付けて!!」
ダイン「エイル様、下がって。怪我をしたジーニーと一緒に私の後ろへ…!」
ジーニー「う…うっ…ラッ…チェ…様!」
ジーニー「ラッチェ様が…オークに連れてかれちゃう…!」
ジーク「魔法書を奪って逃げたうえに、今度はラッチェまでさらっていこうってのか…!」
ジーク「くそっ、手紙の内容を知るためには魔法書とラッチェの協力が必要だってのに…オークのやつら、俺に何の恨みがあるってんだ!」
ダイン「狡猾な奴等です。やはりオークはラッチェ殿を狙ってここに罠を…。ジーニーがいればすぐには追っていけないことも計算ずくだったのでしょう。」
エイル「ジーニーの容態も危険だわ!ジーニー…私の魔法で少しでも苦痛が和らいでくれればいいんだけど…。」
ジーク「どうすりゃいいんだ…ラッチェがさらわれ、ジーニーの怪我も…!」
ジーニー「私を…ユリア様の所へ…連れてって!赤いオニキスがオークの標的なら、次はエルフの森が危ない…!」
ジーニー「それに、ユリア様なら…魔法書とラッチェ様の行方について、なにか教えてくれるかもしれません。」

Episode 1 - 5 「渓谷」 (破壊の渓谷)

オープニング
エイル「この状況…今できるのって、エルフの森でユリアって人に会うことだけよね…。」
ダイン「その時まで、ジーニーの容態が持てば良いのですが…。どうです、少しは回復しましたか?」
エイル「ううん、かなり辛そう…。私の回復魔法だけじゃ焼け石に水みたい。」
ジーニー「フェアリーには人間の魔法が効きづらいんです。同じ精霊種であるエルフの魔法でないと…。」
ジーニー「森まで行くことができれば、有効な薬がもらえると思います…。」
ダイン「今はジーニーの命が最優先です。治療薬を探すため、エルフの森まで急ぎましょう。」
ジーク「よし、そうと決まりゃすぐ出発だ!どっちへ行けばいい、ジーニー?」
ジーニー「では…破壊の渓谷のほうへ進んで下さい…。」
エイル「えっ?破壊の渓谷?それって、爆裂ダチョウが棲んでるっていう…!?」
ジーク「爆裂ダチョウ!?聞いたことあるぞ、怒り出したら死も恐れずに特攻爆弾アタックしてくるやつだろ?」
ダイン「ほう…けっこうな博識ぶりじゃないですか、ジーク。」
エイル「まさか…自殺行為よ、ダイン!?本当にそこを通るしか方法はないの?」
ダイン「オークの目を盗んでエルフの森まで行くなら、その道を通り抜けるしかないでしょうね。爆裂ダチョウはナワバリを荒らされることを何よりも嫌いますが、逆に言えば刺激しなければ攻撃されない、ということです。」
エイル「まったく…一難去ってまた一難ね…。」
ジーク「それしかないなら仕方ないさ。まさに当たって砕けろってヤツだ!さ、行こうぜ!」

エンディング
ジーク「強敵だった…が、このジーク様にかかりゃあこんなもんさ!!」
ダイン「これでようやく、エルフの森との境界地域ですね。ここを越えるとエルフの住む土地に入ります。」
エイル「ふぅ…ここしばらく、ずっと足は痛いし汗で身体中ベトベトだし…。身だしなみとかあったもんじゃないわ。オークの血をかぶりながらの強行軍だったから、服もあちこち傷んじゃってるし…。」
ジーニー「オークがエルフの森まで…なぜ、どうやって来たんでしょう…彼らの目的はいったい…?」
ダイン「魔法書と、それが読めるラッチェ殿…エルフの森にも、彼等が狙う何かがあるのではないでしょうか?」
エイル「なんにせよ、エルフは人間をとっても嫌ってるから、行ったとしても歓迎されないと思うわよ?」
ジーニー「それは、私が何とか説得してみます。」
ダイン「こればかりは行ってみないと分かりませんね。今はとにかく急ぐことが大切です。いつまたオークが襲ってくるか知れませんし。」
ジーク「べつにオークは怖かないけど、急ぐのは賛成だな。早く行こうぜ!」
エイル「(最初は、ただお父様に認めてもらおうとついてきただけだったのに、なんか後戻りできない状況になってきたわ。どうなっちゃうのかしら…。)」
エイル「ねぇ、ダイン。本当にわたし達だけでオークから魔法書とラッチェさんを取り戻せるのかな…。」

Episode 1 - 6 「忍び寄る闇」 (深緑の森)

オープニング
エイル「まぁ、ステキ!!さすが、エルフが住んでるだけあって美しいわぁ~!」
ジーク「冒険に出たらいつかはエルフの住む場所に行ってみたいとは思ってたけど、こんな早く来れるとはね!」
ジーニー「!」
ジーニー「あっ、森が…侵入者!?誰かが森を攻撃してる…!」
ダイン「精霊の棲む地にまで手が伸びているとなると、より警戒を強めねばなりませんね。」
ジーニー「ああ…森が悲しんでいます。生命力が失われて…。」
ジーク「それってジーニーの具合のせいじゃ?オレが見る限りじゃとくに異変は感じないけど…。」
エイル「アンタねぇ、フェアリーの能力と人間の感性じゃ比べ物にならないでしょ!」
ジーク「んだよ、敵が来た時はいつもオレが一番に気付いてんじゃん!」
ダイン「まぁまぁ…今までさんざん出し抜かれてきましたからね、オークが侵入している可能性も高いでしょう。用心に越したことはありませんよ。」

エンディング
ジーニー「ゴブリンは、決して自らエルフの森に侵攻することはありません。彼らの力では結界を解けず、普通は森の中に閉じ込められてしまうからです。」
ダイン「すると、エルフかフェアリーがゴブリン侵入を手伝ったということですか…?」
ジーニー「エルフはもともと人間以上にモンスターを嫌っているし、別のフェアリーがゴブリンと関わったのなら、私にもその感覚が伝わるはずです。」
ジーク「じゃあ…全く別の可能性があるってことか?」
エイル「待って、ここ…あ、何か視えるわ。イヤな感覚…。」
ダイン「エイル様…何か視えますか?」
エイル「あれは…エルフ?でも、恐怖が…黒い肌のエルフ…。」
ダイン「まさか、ダークエルフ…?しかし、彼らはずっと昔に封印されたはず…。」
ジーク「ダークエルフ?エルフとは違うのか?」
ジーニー「そんな、あり得ません。古代ローデシア大戦の後、森の神フォリエル様がエルフの邪悪な思念を分離して地下に封印したのに…。」
ダイン「ゴブリンが自ら森へ侵入できるようになったか、ダークエルフが封印から解かれ、結界を破ったか…。」
ダイン「まだまだ不明な点がありますね。それに、不吉な兆し…木の精霊のどこか諦めた話し方も気になります。」
ジーク「!?何だ…気配に妙な変化が…。」
エイル「!」
ダイン「!」
エイル「あっ、ジーニーが…!しっかりして、ジーニー!!」

Episode 1 - 7 「きのこ森」 (キノコ森)

オープニング
ジーク「どうした、ジーニー!?かなり顔色が悪いぜ…!」
エイル「まさか、毒?わたしのヒーリングだけじゃ回復が追いつかなくて…。」
ダイン「いえ、これは…毒や傷ではなく、邪悪な呪術の力のようです。」
ジーク「とにかく、このままじゃジーニーが危ない。さっきまでと比べて明らかに悪化してるぜ!」
ジーニー「うう、もうダメみたいです…。私のことは放っておいて、一刻も早くユリア様にラッチェ様のことをお伝えください…。」
エイル「ちょっと、何を言い出すの!?」
ダイン「あなたを見捨ててはラッチェ殿に合わせる顔がありませんよ。」
ジーク「そういうこった。ジーニー、お前がイヤって言っても絶対助けるからな!」
ダイン「とはいえ、危険な状態なのは確かですが…ふむ、幸運にもこの辺りには呪術に使用されるキノコが沢山あるようです。多少『元気』なのが問題ですが、それを採取しましょう。」
エイル「え?元気なキノコって…どっどど、どういう意味よ、ダイン?」
ダイン「…何かカン違いしてます?つまり、そのキノコは『動いて攻撃してくる』ということですよ。キノコを打ち倒し、胞子を集めて下さい。そうですね、30体も倒せば充分な量が集まるでしょう。」
ジーニー「皆さん…本当にありがとうございます…。」

エンディング
ダイン「ジーニー、キノコの胞子から作った呪制薬です。さ、早く飲んで…。」
ジーニー「ハァ…ハァ…あの…本当に…ありがとうございます。」
エイル「間に合って良かったわ!ダインの煎じた薬だし、もう効き目バッチリよ!」
ジーク「(う…オレにゃキノコの胞子を食べるなんて信じられんぜ…。)」
ジーニー「ふぅ…おかげで、かなり楽になりました。」
ダイン「呪制効果に加えて、強壮剤も調合しておきました。しかし、呪術そのものを解除する方法が分からなければ…」
ダイン「根本的な解決にはなりません。一刻も早く、ユリアなる人物に会う必要がありますね。」

Episode 1 - 8 「エルフの村へ」 (エルフの森)

オープニング
ダイン「具合はどうですか?少しは体力が回復してくれれば…。
ジーニー「はい…もう大丈夫です。ありがとうございます、ダイン様。」
エイル「もう…ジーニー、空元気はかえって迷惑をかけるだけよ?危なくなったら正直に言ってちょうだい。」
エイル「今ならわたしの回復魔法でも足しになるから…無理しないでね?」
ジーク「あんだけ苦労しても、状況は前とほとんど変わらないのか…。」
ダイン「それでも、あの薬をつくらなかったら今頃は最悪の事態になっていたかもしれませんよ。」
ジーニー「はい…ジーク様が私のために剣を振るってくださったこと、大変感謝しています。」
ジーク「感謝だなんて、されるガラじゃないさ…。それより、ユリアって人は本当にその傷を治せるのかい?」
ジーニー「エルフ族は精霊種の中でも、とくに気や魔力の流れを操る術に長けています。」
ジーニー「ユリア様は、その一族で治療を担当するエキスパートなんですよ。」
エイル「ホント!?高度な回復魔法も教えてもらえるかしら?早く会ってみたいわ~♪」
ダイン「でしたら、なおさら急いでエルフの村まで進まなければなりませんね。」
ジーク「ラッチェのことは心配だけど…魔法書解読のことを考えるなら、すぐヤバい状態にはならないだろうしな。」
エイル「でも、始末されるより恐ろしい事になる可能性もあるわよ?拷問とか…。」
ジーク「おいおい、そんな不吉なこと言うなよ。」
ダイン「同感です。エイル様は『視える』んですから、滅多な事は言わないで下さい…。」

エンディング
ジーク「ようやくエルフの村に到着…かな?」
エイル「ええ、わたし達を出迎えにもうそこまで来てるみたいだけど…。」
エルルン「エルフの村に侵入せし人間共よ!命を捨てる覚悟はあるのじゃろうな?」
ジーク「なっ…!おい、話も聞かずに剣を突きつけるなんて!」
ダイン「ジーク、ここは抑えて!」
ジーニー「偉大なるエルフの長老、エルルン様…。この人達は、ラッチェ様の言葉を伝えるために危険を顧みず旅を続け、さらに私の命も救ってくれたんです。」
エルルン「ラッチェだと?アルマのペンダントを探して来るという約束すら守れん愚か者のことか?どいつも同じじゃ、人間は信義を守らん。信じられぬわ!」
ユリア「ジーニー!!ジーニーなの?この怪我は一体…!?この方々が、あなたをここまで連れてきてくれたの?」
ジーニー「はい、この人達が…私を救ってくれました…命を懸けて…。」
エルルン「ラッチェを追えば…ユリア、お主もジーニーと同じく大変な事になったじゃろう!愛も誠意もなく、慕う者を守る事すらできぬ無能な人間共め!」
エイル「オークが、ラマンチャ村の魔法書を奪いラッチェさんをさらっていったんです。早く行方を突き止めないと…助けて下さい、お願いします!」
エルルン「ラッチェがどうなろうと関係ないわ。過去、エルフが人間に受けた仕打ちは永劫消えることはない!ユリアよ、これ以上人間に関わることは許さん!」
エルルン「お主のわがままで種族全体に迷惑をかけるでないぞ!」
ジーニー「ユリア様、ごめんなさい…。ラッチェ様の近くにいながら…私は何もできなくて…。」
ユリア「いいえ、そんな事ないわ。さあ、早く治療を…。」

Episode 1 - 9 「ユリアの助け」 (隠者の森)

オープニング
ジーク「なんなんだ、あの空気読めねぇジジィは。あーもー腹立つ!…で、これからどうやってラッチェと魔法書を探せばいいんだ?」
ダイン「すでにオークは魔法書の一部を解読し、何か良からぬ事態を引き起こしているかもしれません。急ぎたいところですが…。」
エイル「方法ならあると思うわ。ユリアさんが付いてきてくれればいいのよ!ね、どうかしら!?」
ジーク「そりゃ無理だろ!ユリアがこっちに来たら、あのジジィかなりムチャしそうな感じだったぜ?」
(エルルン「カーッ!」)
エイル「『女の勘』って言うの?きっとユリアさんとラッチェさんは恋人同士よ。」
エイル「愛する人のためなら、たとえ火の中水の中!ってことよ!」
ジーク「だけど、オレらには行くべき火の中も水の中も分からないんだぜ?」
ダイン「そうですね…まずは長老の茶々が入らないよう、いったんここを離れましょう。幸いモンスターは簡単には近寄れないでしょうから、それからオークの行方をじっくり考えてみるとしましょう。」

エンディング
エイル「あの~、ユリアさん。ラッチェさんとはどんな関係なんですか…?」
ユリア「ふふ、恥ずかしいわ…ラッチェ様は、親友のジーニーを岩サソリの襲撃から助けてくれた恩人です。私はそれを運命の出会いだと感じたんですが…。」
ユリア「私の父でありエルフの長であるエルルンは、人間とエルフの交流のに猛反対しました。」
エイル「なぜ、エルフと人間はそんなに敵対しているのでしょう…?」
ユリア「父は…人間がエルフの聖地シルマティルを蹂躙し、秘宝『アルマのペンダント』を盗んだと信じているんです。」
ユリア「依然その疑いが晴れないため、ラッチェ様が村に歓迎されることはありませんでした…。」
エイル「アルマのペンダント…。」
ユリア「それでもラッチェ様は、嫌疑を晴らそうと父に何度も懇願しました。」
エイル「誠実な人です…私にも分かります。」
ユリア「度重なる説得に対し、父は和解の条件として『その奪われたペンダントを自分の所へ持って来る』という無理難題を出したんです。」
エイル「そんな…でも、それでも、ラッチェさんならきっとペンダントを探して来ると思うわ。真実の愛は、絶対叶うものよ!」
ユリア「じつはジーニーから届いた最後の知らせが、『苦労の末にアルマのペンダントを手に入れた』というものだったんです…ううっ…。」
エイル「ユリアさん、泣かないで…。ラッチェさんを助け出したら、何を差し置いてもまずユリアさんに会わせますから!」
ユリア「ありがとう、エイル…。では、これを渡しておきます。エルフの魔法が込められた木の葉です。」
ユリア「文字を書いて風に乗せて飛ばすと、わたしにその内容が伝わるようになっています。」
ジーク「ん?二人っきりで何してるんだ?女同士で一緒に用足し?」
エイル「んもう、デリカシーってもんがないのアンタ?行きましょ、ユリアさん!」

Episode 1 - 10 「失われた神殿」 (古代の神殿)

オープニング
ダイン「神殿まではあとどのくらいですか?」
ユリア「もうすぐ着きます。でも、着いてからのほうが大変です。赤いオニキスを持ち出せるかどうか…。」
ユリア「神殿の奥にある罠を解除できないのですべて承知のうえで突破するしかありませんから。」
ダイン「?それではエルフでも…。」
ユリア「はい、アルマのペンダントがあればすべて無効化できるのですが、今はありませんから…。」
ジーク「んじゃ、最近は誰も神殿に入ってないのか?」
ユリア「いえ。前に一度ラッチェ様を案内した時、あの方は全ての罠を自力で退けていかれました。」
ユリア「でも、あの時はオニキスを調べるだけで、持ち出しはしませんでしたから…。」
ダイン「ラッチェ殿は、各地を巡って秘宝を研究することが好きみたいですね。」
ユリア「はい、本当にいつもヤキモキしてます…。もともと冒険家肌の方なので、わたしもジーニーをそばにおいて近況を知らせてもらうことにしました。」
ユリア「万が一ラッチェ様の身に何かあっても、すぐに駆けつけられるようにしていたんですが…。」
ジーク「その裏を取られ、ジーニーの方から先に狙われたってわけか。あのオークめ…!」
ユリア「…あっ、神殿に着きました!ここです。モンスターはいないと思いますが、侵入を阻む獣や精霊がいるので、気をつけてくださいね。」

エンディング
ジーク「よっしゃあ、ストーンゴーレムを見事討伐!オレ様すげぇぇ~~!!」
エイル「もう、自分一人の手柄みたいに言わないでよね!」
ダイン「まあまあ。世辞なしで素晴らしい活躍でしたよ。」
ジーク「お~い、ユリア!赤いオニキスを持って来たぜ!そっちへ進めばいよいよ雪花渓谷か?」
ユリア「わあ…さすが、お強いですね!」
ジーク「いや、オレ…前はユリアの言う『強さ』を求めてたけど、父さんはいつも『自分自身に勝つ事こそ強さ』って言ってた。この何かをやり遂げた感じ…やっとその言葉の意味が分かったような気がするよ。」
ダイン「ふふ、素晴らしい事ですね。」
エイル「ま、元の程度があんだけ低ければ成長もするわよ。」
ダイン「おや、エイル様もずいぶん成長なされたようですが?」
エイル「ちょっと、なんでダインがツッコむのよ!そういうあなただって成長しているくせに!つまらない話は止めて急ぎましょ!」
ユリア「氷の宮殿までは、寒く険しい道のりです。ダークエルフの妨害もあるでしょう。勇者の一行とラッチェ様に神のご加護があらんことを…。」
ユリア「暖かき者達の終着が、冷たき彼の地となりませんよう…。」

ダール「クク…真の力を得るためには過程や方法なぞどうでも良いのだ…!」