神竜の村2

    

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「どうする?なんなら今すぐ貴様を食ってやってもよいのだぞ?」
「わ、わかった・・・や、やればいいんだろ」
「クク・・・では・・・」
楽しそうな笑みを浮かべながら、ドラゴンが蹲った。
体の上に、巨大なドラゴンの肉棒がドスッと押しつけられる。
「う・・・ぐ・・・」
「早くすることだな。朝日が昇るまでにワシを果てさせられなければ、貴様はワシの腹の中だ」
重い・・・俺は息苦しさを堪えながら、ドラゴンの肉棒を両手で抱き締めた。だが、腕が反対側まで回らない。
両足でもその巨根を挟み込み、全身を使って必死でドラゴンを感じさせるべく体を揺する。
スリ・・・スリ・・・
「ほう・・・なかなかうまいではないか。だがその程度では・・・ククク・・・到底足りんぞ」
「く、くそ・・・これならどうだ!」
俺は肉棒の先端の近くに顔を埋めると、グリグリと顔を擦りつけて刺激した。
「ぬ・・・ぐ・・・」
ピンポイントで性感帯を直撃したのか、ドラゴンが快感に呻く。
だがいくら力強く顔を擦りつけてみたところで、それ以上ドラゴンを追い詰めることはできなかったようだった。
どれほど肉棒を刺激しても、ドラゴンにはまるで果てる気配がない。
長時間仰向けのまま両手足を動かしたのに疲れ、俺はドサッと台座の上に倒れ込んで荒い息をついた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「今のはなかなかよかったぞ・・・ところで、もう息が荒いようだが・・・これで終わりではあるまいな?」
俺の無力さ加減を嘲笑うかのように、ドラゴンが肉棒を俺の眼前でフリフリと左右に揺らす。
「こ・・・の・・・」
その挑発に乗せられ、俺は気力を振り絞って体を起こすと肉棒によじ登った。
そして、今度はドラゴンの体側から肉棒に抱き付く。
これなら、たとえ俺が力尽きてもこいつを離さないですむだろう。
俺は先程と同じように全身で巨大な肉棒を締め上げ、指先を突きたてて細かな刺激を送り込んだ。
「ク、クハハハハ・・・なんだそれは?こそばゆいぞ・・・」
本当に笑っているのか、ドラゴンがその巨体を上下に揺する。
それにつられて肉棒が上下に暴れ、俺は振り落とされないように必死でしがみついているのがやっとだった。

くそ・・・こんなの、俺にどうしろっていうんだ?
とてもじゃないがこのドラゴンを果てさせることなんてできそうにない。
今だって、俺はドラゴンの手の上で遊ばれているのと変わらないじゃないか。
深くかかった霧のせいで空の様子はわからなかったが、薄っすらと白み始めてきているのは確かだった。
このままでは食われてしまう。
巨大な肉棒にしがみついたまま、俺はドラゴンを果てさせる手も見つけられずに途方に暮れていた。

俺が全く動こうとしなくなったのを不思議に思ったのか、ドラゴンは首を伸ばして俺の様子を覗き込んだ。
そして、絶望に半ば放心している俺に向かって挑発の言葉を投げかける。
「どうした?もう諦めたのか?ククク・・・命がかかっているというのに、悠長なものだな」
命・・・そうだ、このままこのドラゴンを果てさせられないまま朝日が昇れば、俺は死ぬんだ。
残った時間はわずかだが、まだある。もうなりふり構ってはいられなかった。
再び力を奮い起こし、巨大な肉棒をせっせと先端に向かって登り始める。
異様な臭いの漂う肉棒の先端に辿り着くと、俺は大きく開いたその鈴口に腕を思いきり突っ込んだ。
ズブッ
「ぬおっ!?」
生暖かいドラゴンの肉棒の中に二の腕まで侵入させ、グニグニと中を掻き回す。
「く・・・ぬぅ・・・」
性感帯の内側から与えられる快楽に、先程まで余裕を見せていたドラゴンが急に悶え出す。
「そら、もう1本くれてやる!」
残っていた反対側の腕もドラゴンの鈴口に突っ込み、俺は更に激しく腕を暴れさせた。
「ぐおおっ!」

こんな巨大なドラゴンに対となる雌がいるなどとはとても思えなかったが、もし仮にいたとしても肉棒を中から責められたことはないだろう。
ワナワナと体を震わせながら口の端から唾液を垂れ流すドラゴンの様子に、俺は確かな手応えを感じた。
後少し・・・脳裏にそんな希望が過ぎる。
厚くかかった霧越しにも空が大分明るくなってきていることは見て取れたが、太陽が昇るまでにはまだ10分以上はあるだろう。後は、気力の勝負なのだ。
ドラゴンが絶頂に達するのが早いか、死を告げる陽光が辺りを照らすのが早いか。
「ぐぬぬ・・・」
グギュッ・・・
両腕を突っ込んだドラゴンの肉棒が、きつく収縮する。
ドラゴンが肉棒に力を入れているのだ。
俺の攻撃を少しでも和らげようという抵抗なのか、それとも・・・もしや、射精を堪えているのか?
ドラゴンが相当に追い詰められているであろうことが、その顔色からも窺える。
後一息だ・・・早く・・・早く出してくれ・・・
空の明るさが一段と強くなってくる。もう夜明けは目前だった。

「むぐぅ・・・く・・・こ、これまで・・・か・・・」
ドクン、という一際強い衝撃がドラゴンの肉棒に走った。腕を締めつけていた肉棒の圧力が更に強まり、ピクリとも動かすことができないほど両腕をきつく押し潰される。
これでドラゴンが射精すれば・・・俺の勝ちだ。今にも昇りそうな太陽に冷や冷やしながらも、俺は助かるという希望と共にドラゴンの屈服を待ち侘びていた。

「・・・え・・・?」
ドラゴンは、すでに限界を迎えているはずだった。
後は、肉棒の先端にしがみついている俺を吹き飛ばすような勢いでドラゴンの精が吹き出してくるだけのはずなのだ。
・・・だが、いくら待ってみてもドラゴンが精を放つことはなかった。

数分後、急にフッと辺りが明るくなったかと思うと、霧越しに眩しい朝日が目に入った。
「ま・・・まさか・・・夜明け・・・?」
「ククククク・・・時間切れだ・・・」
途端に、ドラゴンの笑い声が辺りに響く。
あと、あとほんの一息だったというのに・・・俺の・・・負け・・・?
ドラゴンの巨大な手が、事態をうまく飲み込めずに呆然としていた俺の体をガシッと掴む。
そのまま肉棒の中に突っ込んだ腕も引き抜かれ、俺は身も凍るような恐ろしげな笑みを浮かべるドラゴンの顔の前へと持っていかれた。
「ま、待て・・・待ってくれ・・・あ、あと少しだったんだ・・・だから・・・」
希望の頂から一気に絶望の奈落へと突き落とされ、俺は震えながらドラゴンに懇願した。
「ククククク・・・馬鹿めが。まだ気付かぬか?」
「え・・・?」
おかしくてたまらないといった様子で、ドラゴンが笑いながら先を続ける。
「あんなもの、演技に決まっておろう?ワシが人間などに果てさせられるわけがなかろうが」
ドラゴンのその言葉に、頭の中が真っ白になる。
そんな・・・あれが・・・あの悶え様が演技だって?じゃ、じゃあ・・・俺は・・・
「貴様の必死な姿・・・なかなかに楽しめたぞ・・・ククク・・・クハハハハハハハ!」
俺は・・・ドラゴンにいいように躍らされていたのか・・・
絶対に俺に勝ち目なんてないというのに、あんな演技をしてまで俺に希望を持たせて・・・それを踏み躙るなんて・・・
あまりの悔しさに、ボロボロと涙が零れ落ちてくる。
「貴様は久し振りの獲物なのだ。それをみすみす見逃すことなどあるはずがなかろうが」

すでにドラゴンは、俺を早く口の中に入れてしまいたくてうずうずしているようだった。
だが、これほどまでに俺を冷酷に嬲り尽くしたというのに、ドラゴンはまだ俺を絶望の泥沼に沈め足りなかったらしい。
「だが・・・貴様の責めがなかなか心地よかったのも確かだ。その礼だけはしてやろう」
そう言うと、ドラゴンはもう一方の手で俺が着ていた服を引き千切った。
凶悪な力で無理矢理服を引っ張られ、ドラゴンに掴まったままあっという間に素っ裸にされる。
「な、なにをするんだ・・・?」
ガクガクと怯えながら漏らしたその問に、ドラゴンが巨大な口を開けて答える。
人間どころか車でさえも一飲みにできるような真っ赤な洞穴が、突然目の前に出現した。
それと同時に、俺を掴んだドラゴンの手が動く。
「あ・・・や、やめろ・・・食わないでくれええぇぇぇ!」
必死の叫びも空しく、俺はまるでスナック菓子かなにかを食べる時のようにポイッとドラゴンの口の中に放り込まれた。
ベチャッという音と共に温かく濡れたドラゴンの舌の上に墜落したかと思うと、この世とあの世を繋ぐ扉がバクンと音を立てて閉じられる。
「ま、待て!うわあああああああああああああああ!」
一瞬にして闇に包まれたドラゴンの口の中で、俺は深い絶望に彩られた叫び声を上げ続けていた。

「ええい騒ぐな。頭にガンガン響きよるわ」
俺の悲鳴を聞いて鬱陶しそうに呟いたドラゴンの声も、口の中にいる俺の頭にはガンガンと響く。
「う・・・うっう・・・いやだ・・・死にたくない・・・」
いつまでも俺を飲み込もうとしないドラゴンの柔らかい舌の上に突っ伏したまま、俺はドラゴンに食われる羽目になった己の不幸を嘆いていた。
もう、俺は絶対に助からないのだ。
ドラゴンが喋るのに合わせて動く口の間から外に飛び出そうにも、そこは地上10メートル。
こんな疲れきった体で落ちたら命はない。それに、仮に五体満足で地面に降りられたとしても、深い霧の中をこの巨大なドラゴンから逃げ切れようはずがなかった。
「クク・・・心配するな。ワシに飲み込まれる頃には、もう何も考えられなくなっておるだろうからな」
意味深な言葉を伴って口内が振動し、俺はハッと顔を上げた。
どういう意味だ?という疑問が口から出る前に、巨大なドラゴンの舌がグイッと持ち上がる。
「うわ!」
大地がひっくり返るようなその勢いに、俺は舌から転げ落ちて固い口腔の床に叩きつけられた。
更にその上へ、俺を下敷きにするかのように分厚い舌が落ちてくる。
ベシャッ
「ぐあっ!」
温かくも唾液に濡れた舌が強く叩きつけられたかと思うと、そのままグリグリと舌の裏側で全身を舐め回される。
「はあ・・・あ・・・」
「ククク・・・どうだ?・・・だんだんよい気分になってきたであろう?」
裸の体の上を、適度にざらつくドラゴンの舌が執拗に這い回る。
全身の皮膚はもちろん、露出した乳首やペニスにまでドラゴンの唾液がたっぷりと塗り付けられ、その上をザラザラの舌がジョリジョリッという小気味のよい音を立てて踊り回った。

「く・・・うあっ・・・」
無差別な舐め回しなのかと思えば、たまに敏感なペニスを舌先でしゃくり上げられたり、太い舌をプルプルと器用に震わせて脇腹や乳首を刺激してくることもある。
「クク・・・ククク・・・貴様の絶望が、よい味を出しておるわ・・・」
それは、耐えがたい屈辱だった。これほどまでに手酷く欺かれ、弄ばれ、そして嬲られているというのに、時折この快感に身をまかせてしまいそうになる。
なんとか舌の動きを封じようと俺は全力で舌に抱き付いて押さえ込もうとしたが、その強大な筋肉の塊は恐ろしいほどの力で俺の腕をこじ開けると、あっさりと拘束を振り解いてしまった。
「クククク・・・馬鹿め、貴様は黙ってワシの責めによがり狂っておればよいのだ」
その言葉と共に、つまらぬ抵抗をした代償として舌の先端でゴリゴリとペニスをすり潰される。
「うああっうああああ~!」
凄まじい快感が全身を駆け巡り、俺はそのままブシュッと精を噴出させられた。
「か・・・は・・・・・・」
激しい射精の快楽にドッと力が抜け、俺は薄っすらと唾液の溜まった肉の床にドシャッと倒れ込んだ。

ビチャ・・・ペチャピチャ・・・
快楽に痙攣する俺のペニスから飛び出した精を、妖しく蠢く舌が美味そうに舐め取っていた。
「フン・・・自分だけ果てるとは、勝手な奴だな・・・ククク・・・」
「う・・・うぐぐ・・・」
ことある毎に繰り返されるドラゴンの言葉責めが、俺の尊厳を削り取っていく。
最後の最後、力尽きて魂の抜け殻のようになったまま喉の奥へと流し込まれていくその瞬間まで、ドラゴンにとって俺は精を吹き出す肉の飴玉なのだ。
もう味わう価値もなくなるまで、ひたすらに口の中で弄ばれ、舌で転がされ、精を貪られていく・・・
だが何よりも許しがたいのは、全ての希望を手放した今、俺がこの状況を受け入れ始めていることだった。

ショリッ
「はあっ!」
力を込めた舌先の一撃が、ペニスを唐突に擦り上げる。
「クク・・・まだ元気があるようだな。では、もっとよくしてやろう」
その言葉と共に、すでに人形のようにぐったりと横たわっていた俺の体に舌先がクルリと巻きつけられた。
そのままとぐろを巻くようにして、真っ赤な肉の牢獄の中に俺を閉じ込めていく。
「な、何を・・・」
まるで舌でできた寝袋のように、俺の体を分厚い舌が覆い尽くしていた。
その直後、舌先に力がこもったかと思うと体がギリギリと締めつけられ始める。
ギュ・・・ギュグ・・・
「う・・・あ・・・や、やめ・・・ろ・・・」
圧迫された舌から唾液が溢れ出し、体中を温かく包み込む。
ピチャ・・・
息苦しさに喘いでいると、俺のペニスにどこから伸びてきたのか舌先が触れる感触があった。
「ああ・・・ま、まさか・・・」

グリッグリグリグリ・・・ジョリッズリャッ・・・
「あ、あああ~~!」
全身を締め上げられて身悶えすらできぬまま、殺人的な快感を生み出すざらついた舌が容赦なくペニスをすりおろした。
必死で首を左右に振って背骨を抜き取られるような危険な快楽から逃れようとするが、暴れれば暴れるほど弾力のある舌が体に食い込んでくる。
「た、助けて・・・助けてぇぇ・・・」
決して聞き入れられぬとわかりきっていながらも、俺は耐えがたい陵辱に命乞いの言葉を漏らしていた。
自らの意思とは無関係に流し込まれる快感に、再び精が込み上げてくる感覚がある。
張り詰めたペニスに射精の予兆を感じ取ったのか、地獄のような責めが少し和らいだ。
「あ・・・あく・・・うぅ・・・」
ショリ・・・ショリ・・・
すでに射精寸前まで俺を追い込んでおきながら、とどめを刺さない程度に舌が断続的にペニスを擦り上げていた。
俺を舌で拘束していたためにドラゴンは言葉を発せなかったようだが、明らかに俺の意思が崩壊するのを待っている。
自らの意思で屈服して精を搾り取られるか、蠢く舌の牢獄の中で絶頂を迎えられぬ拷問に苦しみ続けるか・・・俺に選べということらしい。
「く、くそ・・・ふ、ふざけ・・・ああ~!」
ギチッと体が締めつけられ、罵声を嬌声に変えさせられる。
あとはただ食われていくだけだというのに、際限なく味わわされる屈辱と絶望に俺は心のどこかがポロリと欠け落ちてしまったような気がした。

ジョリ・・・シャリ・・・
「あ・・・あうぅ・・・」
全身を締めつけた舌がまるで愛撫するかの如くやわやわと振動し、俺に自らの意思による屈服を迫った。
ペニスは相変わらず限界を迎えるギリギリの所で寸止めされ、断続的な責めにいつまでも射精感が引くことはなかった。
体の自由が利くのなら自分で出してしまうこともできるだろうが、大蛇が捕えた獲物を嬲るようなこの拷問に、俺の意思が介入する隙など微塵も見当たらない。
グリュ・・・ズリュ・・・
「かはっ・・・うああ・・・」
まともな声を上げることもできずに悶え続ける俺に、ドラゴンが無言で敗北宣言を催促する。
何も言葉を発してはいないというのに、まるで頭の中にドラゴンのなじる声が響いてくるようだった。
"そら、そのままでは苦しかろう?さっさと言うがよい。どうか果てさせてくださいとな・・・ククク・・・"
「だ、だれがそんな・・・」
レロレロレロ・・・
「ひゃあああっ!」
妄想の声を拒絶しかけた瞬間、ペニスの先端がチロチロと舌先で転がされる。
意識が飛びそうなほど強烈な快感だというのに、ペニスの先端に集中的に注ぎ込まれる刺激ではとどめとなるには物足りない。
"どうした?気が狂うまでそうしているつもりか?強情な奴め"

もう、限界だった。悔しい・・・あまりに悔しすぎる。こんなのはあんまりだ。
「くそ、離せ!離せえぇぇ!」
バタバタと必死で動かぬ体を暴れさせようとしても、ドラゴンはほんの少し舌を動かすだけで俺を黙らせるのも悲鳴を上げさせるのも思いのままだった。
案の定、耳障りな声を上げた獲物を黙らせるべくドラゴンの舌が思いきり収縮する。
メキ・・・メシメシ・・・
「が・・・は・・・」
それは、もはや拘束などという生易しいものではなかった。
まるで巨人の手が小人を握り潰すかのように、全身の骨が軋んで息が詰まるほどの苦痛を味わわされる。
だが、その上なおも俺のペニスは舌先で包まれたまましゃぶり回されているのだった。

「うああ・・・た、頼む・・・イかせてくれえぇ・・・」
快感と苦痛の二重奏についに心が折れ、俺は目から悔し涙を溢れさせながらドラゴンに懇願した。
声は出さずとも、ドラゴンが愉快そうに笑っているのが振動で伝わってくる。
グチュグチュグチュッ・・・グシャッジャリッゴシュッ・・・・
「うああああああああああ~!!」
微塵の躊躇いもなくドラゴンにとどめの一撃を叩き込まれ、俺は体中で弾けた快感に恍惚の表情を浮かべたまま盛大に精を放った。
「か・・・ふ・・・あぐ・・・」
思考すらも消し飛ばすような無上の快楽にだらりと全身の力が抜け、俺は緩められた舌の隙間からドシャッと唾液の海に崩れ落ちた。
「も、もう・・・殺してくれぇ・・・」
身を引き裂かれるような屈辱に悶えながら、俺は自らドラゴンに命を捧げる言葉を漏らしていた。

「ククク・・・もう満足したのか?」
俺の苦悩を知っていながら、ドラゴンが白々しく聞いてくる。
だが、その言葉責めに打ちのめされるほどの心の塊は、もう俺の中には残っていなかった。
「頼む・・・食ってくれても何でもいいから・・・責めるのはもう・・・やめてくれ・・・」
まだ、死ぬ覚悟はできていなかった。
だがドラゴンの口の中で恥辱に塗れながら生かされているのは、もう耐えられない。
「クク・・・よかろう。それなら望み通りにしてやる」
ピクリとも動かせなかった俺の体が、ドラゴンの舌に掬い上げられる。
いよいよ、本当にドラゴンに食われる時がきたのだ。
まるで天高く昇った太陽を仰ぎ見るかのように、ドラゴンが大きく顎を持ち上げる。
ドラゴンの口内が傾き、暗い胃袋へと通じる肉洞が舌の上に横たわった俺の足元に広がった。
あそこに落ちれば・・・あとはじわじわと溶かされて死んでいくだけだ。
急な坂と化した舌の上をズルズルと滑り落ちる感触に、俺はやっと解放されるという安堵の表情を浮かべたまま闇の中へと飲み込まれていった。

ゴクン・・・
1人の若者の死を告げる嚥下の音が、辺りに響き渡った。
「クク・・・クククク・・・なかなか楽しかったぞ・・・」
そう言いながら、ドラゴンが住み処に戻るべくクルリと踵を返す。
「それにしてもあやつらめ、どうせなら若い娘でも贄によこせばよいものを・・・」
いつもいつも男ばかり生け贄に送ってくる村人達にブツブツと文句を言いながら、ドラゴンは再びその巨体を揺らして霧の中へと消えていった。

「村長、また旅行者だという方がお見えになっておりますが・・・」
「おお、そうか。中へお通ししてくれ」
つい先日1人の旅行者をドラゴンへの生け贄に捧げた村長は、何食わぬ顔で村を訪ねてきた新たな旅行者を家に招き入れた。
「いやー素晴らしい村ですねぇ。とっても平和で・・・村の方たちも生き生きしていらっしゃる」
「ほほ、ゆっくりしていきなされ。近頃は旅行者も大分減ってしまいましてのう・・・」
笑顔で旅行者に応対しながらも、村長がさり気なく窓から見える霧のかかった山を指差す。
「いかがじゃな、あの山々の眺めは。あの深い霧などは、これまで1度も晴れたことがありませなんだ」
「ほう・・・それはまたどうして?」
「あれはじゃな、山に棲む巨大な竜様がその身を隠すために吐き出しておるのじゃよ」
その言葉に、旅行者が不思議な顔をする。
「竜様・・・?あの山には竜が棲んでいるのですか?」
「さよう・・・我らの神様ですじゃ」
「はは、なるほど。これは面白い。それでは、毎年生け贄でも送っていらっしゃるのですかな?」
冗談めかして笑う旅行者の態度に、村長の顔がピクリと引き攣る。
「ほっほ・・・もちろんですじゃ。つい先日も、若者を1人生け贄に捧げたばかりでしてな・・・」
「・・・え?」
「そしてどうやら・・・今日も竜様に新たな生け贄を捧げられそうですわい」

大勢の人間が、霧の深い山道を行進していく。
その人の列の真ん中で、あの旅行者が両手足を麻縄できつく縛り上げられたまま担ぎ上げられていた。
彼もまた、神の存在を嘲ったという咎でドラゴンへの生け贄に捧げられるのだ。
憐れにも山奥の台座に括りつけられた彼がその後どうなったのか・・・
それは、あなたのご想像にお任せするとしよう。



感想

  • ここのページにくるたんびにこのssは
    読ませていただいています
    自分的にこのssが一番気にっていると思います
    『自分もこの村にいって竜の存在を否定すれば・・・』
    こんなことを考えながら呼んでいます
    自分的に捕食まじりのssが好きです
    この手のssをまた待ってま~すw -- 餌 (2007-09-17 21:27:35)
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