珠玉の命2

    

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そうこうしているうちに、私はまたあの心地よさを感じたくなってきた。
だが、目の前で気を失っている人間のモノではだめだろう。別のモノが必要だ。
キョロキョロと辺りを見回すうちに、私は最適のモノを見つけた。
腹の下からスラリと伸びた、濃い紫色の短毛を靡かせる極太の肉棒・・・。
私は恐る恐る、尻尾の先端を膣の中に滑り込ませた。
ゴシュゴシュゴシュ・・・
「む、むおおお!」
ほんの数センチほど尻尾が膣に潜り込んだだけで、脳天を突き抜けるような快感が全身を襲った。
「ぐ・・・ぬ・・・こ、これは・・・」
まるでこのための尻尾であるかのように、自在に動く肉棒と膣壁が最高の交尾の感覚を演出する。
そうか・・・他のドラゴンどもはこうして交尾の経験を積んでいたのだな・・・
無我夢中で尻尾を捻り回し、愛液という喜びの涙を流す肉襞をしごき上げた。
あまりの快感に足から力が抜け、そのまま地面に蹲ってしまう。
だが、性欲という本能が暴走し、尻尾がまるで自分のものではないかのように激しく暴れ回った。
「ハァ、ハァ・・・う・・・ぬ・・・はぅぁっ・・・」
容赦なく注ぎ込まれる蕩けるような刺激に、口から唾液がこぼれる。
「ぬ、ぬぐああああぁぁ・・・」
ブシュッという衝撃とともに膣内に大量の愛液が噴出し、尻尾の先端が熱湯につけられたかのように熱くなる。
こ、これほどの快感を味わわされては・・・人間では耐えられぬのかもしれぬな・・・
危うく意識を失いそうになるのをなんとか堪え、私は倒れた人間を見つめながらそう思った。
だが、そうとわかればもはやこの人間に用はない。
安心させるために見逃してやるとは言ったものの・・・今のうちに食ってしまおうか。

フラフラとふらつく足で体を支えると、何も知らずに眠っている人間へと近づく。
疲労と安堵の表情を浮かべた人間の顔を眺めながら、私はどうやってこの人間を食ってやろうかと思案していた。
すでに死にそうなほどに苦しんだ身だ。これ以上苦痛を与えることもあるまい。
私は顎を外して大きく口を開けると、人間の細い足に舌を巻き付けて引っ張った。
ズルッ、ズルッという音を立てながら、人間の体が少しずつ私の口の中に引き込まれていく。
私に丸呑みにされれば、このまま気がつくことなく死んでいくことだろう。

ちょっとした思いつきでなすがままに弄ばれた憐れな人間の命が、今まさにドラゴンの腹の中で尽きようとしていた。

ドラゴンは人間の体を半分ほど飲み込むと、そのまま首を上に向けた。
んぐ、んぐ、んぐ・・・
大きく広がった口の中に、人間の体が少しずつ滑り落ちていく。

途中で人間が目を覚まさないことを祈りながら、私は何も知らずに飲み込まれていく人間の顔を見つめていた。
本当にこれでよいのだろうか・・・?このまま静かに立ち去るべきではなかったのか?
私の勝手な思いつきで苦しめられ、ようやく助かったと安心したまま気がつけば・・・
いや、気がつかぬうちに食われているなどということがあってもよいものか・・・
冷静にこの人間の境遇を考えると、私は急に罪悪感に襲われた。
それは、一時とはいえお互いに体が繋がった者を不遇な死に追いやることへの後ろめたさだった。
私は口を降ろすと、胸まで飲み込みかけていた人間を吐き出した。
幸い、自分で脱がさせた服がある。このまま放っておいても大丈夫だろう。
唾液と愛液に塗れた人間の体をきれいに舐めてその上に脱ぎ捨てられた服を被せると、私は雄のドラゴンを探すためにトボトボとその場を立ち去った。

ふと気がつくと、ドラゴンはいつのまにか消えていた。
体はきれいに清められていて、腹の上に俺が脱いだ服が積み重なっている。
「見逃して・・・くれたのか・・・?」
きょろきょろと辺りを探すが、ドラゴンの姿はどこにも見当たらなかった。
急いで服を着ると、俺は下山の用意を始めた。こんなに恐ろしい思いをするのはもうたくさんだ。
早く山を下りよう。もしまた別のドラゴンにでも見つかったら・・・

だが、悪い予感というものほどよく当たるらしかった。
完全に服を着替えてバッグを背負った俺の目に、巨大な影が映る。
「あ・・・」
明らかに食い物を見つけたときの猛獣の目つきが、俺を睨み付けていた。
先ほどの紫色のドラゴンよりも一回り大きい鮮やかな緑色をしたドラゴンが、ヒタヒタとこちらに向かって近づいてくる。
「あ、う・・・助けて・・・うわああああああああっ!」

突如、人間の悲鳴が私の耳に届いた。目を覚ましたのだろうか?だがこれは・・・
妙な予感にとらわれ、私は急いで道を引き返した。
しまった・・・飢えたドラゴンが跋扈する山に登るということだけでも自殺行為だというのに、そこに裸で放置しておくなど私が食わずとも誰かに食われろといっているようなものだ。
木の間を走り抜け人間がいた場所に辿り着くと、大きな緑色の雄のドラゴンに、人間が組み敷かれているところだった。
大きく開けられた口の中に並ぶ鋭い牙が、今にも人間に向かって振り下ろされようとしている。
「待て!」
人間の頭が噛み砕かれる直前で、雄のドラゴンはピタリと動きを止めた。
そして、私の方にゆっくりと向き直る。
「私が相手だ」
不意にこちらに向けられた恐怖と涙にくしゃくしゃになった人間の顔が、私の胸にズキンと痛みを打った。

ようやくありついた食事を邪魔されて、雄のドラゴンの眼に怒りが表れていた。
緑色のドラゴンは俺を組み敷いたまま、自分より一回り小さな雌のドラゴンを見据えている。
雌のドラゴンは私が相手だとはいったものの、戦うつもりではなく誘っているようだ。
俺の肩を地面に押しつけていた手を離し、雄のドラゴンがゆっくりと俺を助けにきてくれた雌竜に向かっていった。
逃げるのはもう少し後だ。いま俺が動けば、雄のドラゴンが再び襲ってくるかもしれない。

誘うような妖しい笑みを浮かべた紫色のドラゴンが、地面に仰向けになって足を開いた。
凶暴な膣が左右にグワッと裂け、雄の股間から聳え立つ怒張を迎え入れる準備が整う。
雄のドラゴンは、吸い込まれるように膣の中に自らの肉棒を突き入れた。

グチュグチュグチュッ
私の中に、人間のものとは違う巨大な肉の塊が押し入れられた。
グイグイと掻き回すような強烈な責めに、全身が快感で痺れる。
だが、このままやられるわけにはいかなかった。
もし今ここで私が果てさせられれば、あの人間は助かるまい。早く、早く逃げるのだ。
次第に耐えがたくなる快楽を必死に堪えながら、こちらを呆然と見つめている人間に逃げろと視線を送る。
それに気付いたのか、人間は足音を立てぬようにそっとその場を離れると、森の奥へと姿を消した。
それを確認して安心した私は、性欲に興奮しながら無我夢中で肉棒を突き動かす雄を睨み付けた。
グシャッ
「ウガァッ!」
私にとって、雄のドラゴンと交尾するのは初めての体験だった。
だが、巨大な肉棒で激しく責め立てられた時から私は確信していた。手加減などいらぬ。
根元まで突き入れられた肉棒を跡形もなく締め潰すつもりで、私は力いっぱい膣を搾り上げた。
「ウァッ、アガッ・・・ウガガッ」
先程までの威勢がどこへ行ったのか、雄のドラゴンが繋がったまま後ろに倒れ込み、快楽に悶え狂う。
唾液を撒き散らしながら暴れる同胞を見つめながら、とどめを差すべく肉棒を捻り上げる。
グリリリッ
「ア・・・ゥ・・・ガハッ・・・」
快楽と苦痛に悶絶しながら、雄のドラゴンは必死に射精を堪えていた。
バタバタと暴れながら精の提供を拒絶され、仕方なく雄のドラゴンを解放してやる。
「グ・・・ウググ・・・」
膣の中からはち切れんばかりに膨張した肉棒が抜けると、雄のドラゴンはそのままドバッと大量の精を中空に放った。
しばらくの間射精の快感にひくついた後、憔悴した緑色のドラゴンはヨタヨタと体を起こし、森の中に消えていった。私だけがポツンとその場に取り残される。
また、私は子供を産む機会を逸してしまったのか・・・
雄のドラゴンに認めてもらえなかった悔しさに打ちひしがれ、私はその場に蹲った。
まあいい・・・あの人間は無事に逃がすことができたのだ。
相手はまた見つければいいだろう・・・。
今日1日であまりに急激に起こった様々な出来事に疲れ、私はそのまま眠りについた。

次の日から、私は毎日雄のドラゴンを求めて森の中を延々と歩き回った。
もともと数が少ない雄の個体は、大抵数匹のメス達によってたかって引っ張り回され、中には立て続けに繰り返される陵辱に無理矢理精を搾り取られて狂わされていく者もいるという。
そんな中で、新しい雄のドラゴンを見つけることなど到底無理な話だった。
やはりあの時、拒絶を振り切ってでも精を奪い取っていればよかったのかもしれない。

毎日の探索も無駄足に終わり、やがて交尾の季節は過ぎ去っていった。
運良く精を受けられた雌のドラゴン達は、もうどこかで産卵の準備をしていることだろう。
ドラゴンの子は産まれてからほんの数日で自立して親元を巣立っていくというのに、我々はその数日の子育ての日々を幸せに、そして大切に過ごすのだ。
だが私はまた・・・
後一歩というところまで漕ぎつけながらまた不毛な1年間を過ごさねばならないという事実に、私は湿った地面に蹲ったまま自分の不甲斐無さを呪っていた。

ドクン・・・
「?」
その時、突然腹の中に違和感を感じた。何かが腹の中にしこりのように残っている感覚がある。
試しに力んでみると、その何かが腹の下から押し出されそうになった。
「これは・・・まさか?は、腹の中に卵があるとでもいうのか?」
慌てて周囲の草木を集めて大木の根元に即席の巣を作ると、私はその上に屈み込んで大きく力を入れた。
メリ・・・メリメリ・・・メリメリメリメリ・・・
大きな白い玉が、腹の下から覗いていた。体が裂けるような激痛に耐え、渾身の力を込めて命の詰まった殻を押し出す。
コロン・・・
柔らかい寝床の上に転がったそれは、ドラゴンのものにしては小さいが確かに卵だった。
「な、なぜだ?あの雄のドラゴンは・・・いや、これはまさか・・・あの人間の?」
産み出されたばかりの粘液に包まれた卵に触れようと手を伸ばした刹那、ピシッという音を立てて卵に一筋のヒビが入る。
「う、産まれる・・・!」
驚きと戸惑いを隠せぬまま徐々に砕けていく卵の殻を呆然と見つめていると、中から可愛らしい紫色の小さなドラゴンが顔を出した。
「きゃうっ・・・きゃきゃっ・・・」
甲高い鳴き声を上げながら、まるで私自身を何十分の一にも縮めたような仔竜が寝床の上で卵の殻ごとコロンと転がる。
「お、おおおお!」
私が産んだ・・・私が産んだ子供・・・
そう思うだけで、この上もない愛しさがこみ上げてきた。
あの人間を思わせるような大きな黒い目をキョロキョロさせながら、子供が私に向かって笑いかける。
それを見ただけで、私はすでに例え様もない幸福感を感じていた。

ほんの数日・・・そう覚悟していた私だったが、子供の身に意外なことが起きていた。
人間の精を受けて産まれた子供は成長が遅く、本来なら親元を離れているはずの期間を過ぎても、小さなドラゴンは決して私のもとを離れようとはしなかったのだ。
「そうか・・・お前は私の数十年分の苦しみを埋めるために、あの人間が残してくれた命なのだな・・・」
私は隣でスースーと寝息を立てている仔竜に微笑みかけると、これから先も子育てが続けられる幸せを噛み締めながら、淡い木漏れ日の中で眠りについた。



感想

  • ドラゴンも人間も命の大切さが伝わってくる。もしこの世界にドラゴンがいたら、私も彼らを守りながら共に暮らしたい今でもってそう思っている。 -- 竜崎 リューガ (2009-01-03 23:03:56)
  • ドラゴンってかわいいよね -- *** (2010-07-06 20:42:31)
  • ドラゴンと人間。全く違う生き物だけど、共存も不可能ではない。お互いを思う気持ちが大切である。ドラゴンは頭がいいから、人間とわかりあえるかもしれない。 -- Dra2 (2010-08-17 09:18:08)
  • ドラゴンも子孫を残すためにひっしになる。
    ドラゴンを倒すとか考えられん。
    私はドラゴンと生涯を歩んでいきたい。 -- 楼竜 大剣鬼 (2013-06-15 23:38:15)
  • 人間とドラゴンは最初は解り合えないと思っていた。だけど、いつか人間とドラゴンがその気持ちが解り合える時があると思う。
    私はそう思います。 -- 風竜 (2014-02-17 07:58:06)
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