魂片的筆記
立喰いうどん『伯楽』登り棒店
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立喰うどん『伯楽』∥鉄棒|滑り台|雲梯|地球儀|登り棒|ブランコ|砂場|噴水|シーソー|アニマルオブジェ∥
立喰うどん『伯楽』 -登り棒店-
「らっしゃーいっ!」
立ち食いうどん屋チェーン『伯楽』
暖簾をくぐると、威勢のいい大将の声が響いた。
ナハリの森。
その優しい森の中に隠れるようにして店はあった。
普通にその場に立って見えるのは、数本の鉄の棒である。
森の中だというのにすっと開けた空間に、何本もの鉄の棒が地面から生えている。
その行く先を首を傾けながら目で追っていくと、そこに店があった。
森の木々に寄り添うようにして、うどん屋は10mほどの高さの中空に浮いていた。
支えているのはこの無数の鉄棒だけである。
階段など、上へ向かうための手段は見あたらない。
思案していると、ある看板が(プレイヤー1)の目に入った。
『棒をお登り下さい』
頭上を仰ぐ。
鉄棒はうどん屋の床を貫いているのだが、その周囲が円形に小さく切り取られていた。
入り口を確認して。(プレイヤー2)は少し、気合いを入れたのだった。
(PT名)がお品書きに遭遇した!
立喰うどん『伯楽』 -登り棒店- ~その後~
登り棒は全部で15本。それらが地面から伸び、床と天井を順に貫いている。
床はそのまま入り口となっているため、棒の周りは半径50cmほどの穴が空いている。
この穴を通れない人は入店拒否らしい。
「そこの棒を何往復かすりゃあ、大抵のやつぁ入れまさぁ」
とは、大将の弁である。
帰りは、その棒に捕まって降りる形となる。
行きと違い、帰りは少し楽しかった。
立喰うどん『伯楽』∥鉄棒|滑り台|雲梯|地球儀|登り棒|ブランコ|砂場|噴水|シーソー|アニマルオブジェ∥