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まとめ


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□乾季、雨季の期間と気候の特色

インドの季節は大きく分けて3つに分かれています。
ここでは乾季を2つに分けています。

雨季は6~10月で、大量の雨が降ります。南西風が吹き、西海岸から徐々にインド全域に降雨地域が広がっていきます。
11~5月までが乾季で ほぼ毎日快晴で過ごしやすい季節です。山岳地帯では雪も降るようですが、大部分ではほとんど「寒い冬」はありません。
乾季のうち4~5月は酷暑季と呼ばれ、一番暑い時期で摂氏50度を超えます。


乾季と雨季の移り変わりにはモンスーンが深く関係しています。モンスーンが海側から吹くと湿った空気が内陸にもたらされ、強い雨期となります。逆に大陸側から吹き込むと乾燥した空気がもたらされるため乾期となる。この働きで、モンスーンは乾季・雨季のある気候を形成します。インドでは海から来るモンスーンの影響を受けて雨季が来るようです。



□インドの洪水災害(2005年度)

インドの雨季はたいてい9月中旬になると収まってくるのですが、2005年度の雨季は9月下旬になっても雨季が終わらず、一部の地域では豪雨が続くという異常事態が起こりました。
そしてそれに伴う疾病、特にマラリア、コレラの発生も確認されています。同時期にウットラプラデッシュ州では日本脳炎が発生、数百人が発症し二百人以上が死亡しています。



同じく、マハラシュトラ州でも州内全域で豪雨とそれにともなう大洪水が発生し、大洪水によって農村に多数の死傷者と農作物への大きな被害が出ました。被害者の数は900人以上に及び、産業および財産に対する被害総額は2億3,000万米ドル以上に達したそうです。



□インドの干ばつ被害

飢餓の多くは季節的なもので、世界人口の4分の1が雨季と乾季の分かれた熱帯性の地域に住んでいます。そして、飢餓の大部分はこの熱帯で発生しています。
インドでは国土の80%でいつでも干ばつが起こりうる状態になっています。

インドは国土面積の50%以上を農地が占めており、就業人口の約6 割が農業に従事している農業大国です。しかし、灌漑などが普及していない地域も多く、毎年の穀物収穫高はその年の気象、つまり乾季に大きく影響されます。特に深刻なのは干ばつで、大規模な干ばつに見舞われると農家の収入は大幅に減少し、家畜・土地等の資産を手放す必要に迫られるなど、生活上の大きな不安要素となっています。
最近の例を挙げると、2000年に6州だった干ばつが、2001年は11州に拡大。100年に一度という深刻な被害になりました。前年の干ばつで収穫がなかった地域も多く、飢餓は広がりました。水や家畜の飼料を求めて、村人がさまよう「干ばつ難民」が続出しました。



□原因と対策
干ばつと洪水、両方の被害を受けてしまうインドですが、単に乾季と雨季が存在する以外に原因があるそうです。
ヒマラヤ山脈の水源地帯の森林が広範囲に伐採された結果、雨季に保水力を失った山から一度に水が溢れ出して洪水を起こし、また大量の土砂が流れ出して河川の水かさを増やして広範囲を水浸しにする。一方モンスーンが低調だと今度は干ばつに見舞われるからと言われています。

その他には温暖化が原因でヒマラヤ山脈の氷が解けることにより、河川の水かさが場所によっては増え、もしくは減り、変化することで洪水や干ばつが起こりやすくなると言われています。



□インドの災害に対する対策案

インド政府は、干ばつや水害対策のため、ガンジス川など国内の主要河川を30の水路でつなぐ構想を固めています。水量に過不足がある河川を連結して水量を調節し、潅漑(かんがい)や水力発電を効率よく進めようというアイデアです。しかし、1200億ドル(約14兆4千億円)ともいわれる巨額の資金調達や、周辺国、環境団体との調整など課題は多く先行きは不透明なようです。

また、いくつかの農村では雨水を自主的にダムや池を作ることで貯蓄して干ばつを乗り切っているという例もあります。雨水を貯蓄する施設を作ることはそこまで資金のかかる問題でもなく、どんな建設社会でもほぼ可能といえます。政府による財政的な持続性の危ぶまれる水供給に頼りきってしまうよりは村の一つ一つで結束した水供給のネットワークを作ることが大切ということもいわれています。