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インドの乾季と雨季について


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◇季節の移り変わりと乾期、雨季◇

インドの季節は大きく分けて3つに分かれています。
酷暑季(4~5月) 一番暑い時期で摂氏50度を超えます。
雨季(6~10月) 大量の雨が降ります。南西風が吹き、西海岸から徐々にインド全域に降雨地域が広がっていきます。
乾季(3~11月) ほぼ毎日快晴で過ごしやすい季節です。山岳地帯では雪も降るようですが、大部分ではほとんど「寒い冬」はありません。

乾季の中で被害が多いのは厳密には酷暑季のようです。
逆に、雨季の被害はやはり水の被害が多いです。雨季にはまとまって雨が一気に降りますが、インドの建物は雨漏りが激しく、床下浸水などが日常茶飯事。もちろん道路も川のような状態になってしまう為、渋滞が起こります。ちなみに雨季だからといって一日中雨が降り続いているわけではなく、1,2時間でまとまって滝のような雨が降るそうです。

乾季と雨季の移り変わりにはモンスーンが深く関係しています。モンスーンが海側から吹くと湿った空気が内陸にもたらされ、強い雨期となります。逆に大陸側から吹き込むと乾燥した空気がもたらされるため乾期となる。この働きで、モンスーンは乾季・雨季のある気候を形成します。インドでは海から来るモンスーンの影響を受けて雨季が来るようです。


◇インドの洪水災害(2005年度)◇

インドの雨季はたいてい9月中旬になると収まってくるのですが、2005年度の雨季は9月下旬になっても雨季が終わらず、一部の地域では豪雨が続くという異常事態が起こりました。
そしてそれに伴う疾病、特にマラリア、コレラの発生も確認されています。同時期にウットラプラデッシュ州では日本脳炎が発生、数百人が発症し二百人以上が死亡しています。

同じく、マハラシュトラ州でも州内全域で豪雨とそれにともなう大洪水が発生し、大洪水によって農村に多数の死傷者と農作物への大きな被害が出ました。被害者の数は900人以上に及び、産業および財産に対する被害総額は2億3,000万米ドル以上に達したそうです。


◇インドの災害に対する対策案◇

インド政府は、干ばつや水害対策のため、ガンジス川など国内の主要河川を30の水路でつなぐ構想を固めています。水量に過不足がある河川を連結して水量を調節し、潅漑(かんがい)や水力発電を効率よく進めようというアイデア。しかし、1200億ドル(約14兆4千億円)ともいわれる巨額の資金調達や、周辺国、環境団体との調整など課題は多く先行きは不透明なようです。

また、いくつかの農村では雨水を自主的にダムや池を作ることで貯蓄して干ばつを乗り切っているという例もあります。雨水を貯蓄する施設を作ることはそこまで資金のかかる問題でもなく、どんな建設社会でも可能といえます。政府による財政的な持続性の危ぶまれる水供給に頼りきってしまうよりは村の一つ一つで結束した水供給のネットワークを作ることが大切ということもいわれています。