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*おなじ墓のムジナ(カドカワノベルズ/1994)
**作品の情報
-第十四回横溝正史賞佳作入選
**あらすじ
-商店街の入り口に瀬戸物の猩々ダヌキが置かれていたり、頼みもしないタヌキそばが10杯も書店に出前されたり…そのうちに商店街の仲間が殺害されて…書店の長男、誠矢は自分にかかった嫌疑を除くため行動を開始。狸づくしの書下し傑作。(amazon解説より)
**得点(10点満点)
-6 (K2)
**良い点
-アットホームでユーモラスなムード(K2)
**悪い点
-地味。
-掛け合い漫才をしていくうちに終わった気が。(K2)
**ここがポイント!
-狸尽くしのアホらしさ(K2)
**総評
-いまでこそバカミスキングとまで呼ばれる霞ですが、デビュー作は意外とまともで地味。狸づくしの見立てはやや強引で違和感が残るし、事件の考証を長々と語るところはロジックうんぬんより、すでに冗長すぎの感が。アットホームな雰囲気はいいのですが、ただただ掛け合い漫才をダラーと続けて終わったという気もします。論理性や理解しがたい謎が徐々に解きほぐされていくのは悪くはないのですが、やはり冗長で爆発力に欠ける。登場人物は親しみがもてて良いですが。ギリギリの6点。(K2)