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**diskは既にフォーマットされています!
~ # disk is already formatted!
既にLinux形式でフォーマット(初期化)されたHDDに対してRESETボタンを長押しした場合、このようなエラーメッセージがコンソールに表示される。
※NTFS形式で初期化をしていても同じ結果となる。つまりは、何らかの初期化がされていればエラーとなるのだろう。
***対処1
umountコマンドでマウントを外し、fdiskコマンドでパーティションを削除すれば良い。
~ # umount /mnt/disk1
~ # fdisk /dev/sda
The number of cylinders for this disk is set to 9729.
There is nothing wrong with that, but this is larger than 1024,
and could in certain setups cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., old versions of LILO)
2) booting and partitioning software from other OSs
(e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)
Command (m for help): d
Selected partition 1
Command (m for help): w
The partition table has been altered!
Calling ioctl() to re-read partition table.
SCSI device sda: 156301488 512-byte hdwr sectors (80026 MB)
SCSI device sda: drive cache: write back
sda:
SCSI device sda: 156301488 512-byte hdwr sectors (80026 MB)
SCSI device sda: drive cache: write back
sda:
Syncing disks.
~ #
この状態でRESETボタンを長押しすれば一応HDDの初期化は完了する。この際のコンソール表示は以下。
~ # SCSI device sda: 156301488 512-byte hdwr sectors (80026 MB)
SCSI device sda: drive cache: write back
sda: sda1
SCSI device sda: 156301488 512-byte hdwr sectors (80026 MB)
SCSI device sda: drive cache: write back
sda: sda1
ただし、この作業方法だと本体前面INFOのLED(オレンジ色)が点滅したままとなり、再起動しない限り点滅が止まることはない。
なおかつ初期化のみを行いmountコマンドで指示しない限りマウントはされない。
実害はないと思われるが、HDDの初期化は次の「対処2」が望ましい。
***対処2
umountコマンドでマウントを外し、[[ddコマンド]]でHDDの先頭に0を書き込み領域を破壊した上でRESETボタンを長押しする。
この際のコンソールは以下。
~ # umount /mnt/disk1
~ # dd if=/dev/zero of=/dev/sda bs=1M count=1
1+0 records in
1+0 records out
~ # SCSI device sda: 156301488 512-byte hdwr sectors (80026 MB)
SCSI device sda: drive cache: write back
sda: sda1
SCSI device sda: 156301488 512-byte hdwr sectors (80026 MB)
SCSI device sda: drive cache: write back
sda: sda1
XFS mounting filesystem sda1
この方法ならばINFOのLEDの不要な点滅もなく、xfs形式での自動マウントまでされる。
~ # disk is already formatted!
既にLinux形式でフォーマット(初期化)されたHDDに対してRESETボタンを長押しした場合、このようなエラーメッセージがコンソールに表示される。
*原因
このメッセージを生成しているのは、標準Linuxの/usr/local/bin/InitDisk1.shだ。
InitDisk1.shは以下の条件の1つでも該当すればこのエラーを発生させる。
-/dev/sdaの先頭3バイトがXFS
-/dev/sda1の先頭3バイトがXFS
-/dev/sda4の先頭3バイトがXFS
HDDもしくはパーティションの先頭領域をXFSというデータにするためには、当然xfs形式でそれぞれをフォーマットすることで実現する。
また、一度xfs形式でフォーマットしたデバイスをext3形式で上書きフォーマットしても先頭の「XFS」は消えないようだ(再起動することでこれは解消される)。
*対処
umountコマンドでマウントを外し、[[ddコマンド]]でHDD(パーティションを切っていれば各パーティション)の先頭に0を書き込み領域を破壊する。
>dd if=/dev/zero of=対象デバイス bs=1 count=3
この方法ならばINFOのLEDの不要な点滅もなく、xfs形式での自動マウントまでされる。
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