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短編28

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突然の夕立にVIPはあわてて小さな商店の軒先へ飛び込む
外は冷たい雨が今までの気温を下げるように降り続け、VIPはその雨にふぅっと溜息をついた
自分の服に雨がしみこんでペタペタと張り付いて少し気持ちが悪い
コンクリートが急に冷やされてまるで砂埃のような臭いが辺りを包み込んでいる
その雨を見ながらVIPは自分の財布をポケットから出すと広げて中をゆっくりと見る
もう今月は・・・あまり残っていない・・・ちょっと使いすぎたかもしれないと思いつつ100円玉を一枚取り出す
これでアイスかジュースでも買おうかな、なんだか雨もすぐに止みそうな感じだ
「ふぅ~・・・いきなりの雨は驚いたわ」
「お、ラウンジ」
濡れてしまった服はラウンジの体に張り付いて微妙な線がうっすらと見えている気がした
あまり興味が無くても何故かそちらの方に目が行ってしまう、見ないようにすると余計に・・・だ
ラウンジが横に来ると微かに香水の匂いがした
「おま・・・化粧?」
「うーん・・・ちょっとね」
「彼氏とか?」
VIPの言葉にラウンジは少し頬を赤くして慌てた様子で首を振った
「違う違う」
「あ・・・散髪?」
特に前との違いがわからなかったが、美容院に行くと香水の匂いがついたりする
適当に言ったVIPの言葉にラウンジは驚いた表情でVIPの顔をみた
「何で解ったの?」
「さっぱりしてるじゃん!」
苦笑いをしながらラウンジに言ってみせるVIPにラウンジは微笑む
「揃えただけなんですけど」
アッー!