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短編14


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「クラウンって太らないんだな」
ポテチをボリボリと食べているクラウンにVIPは眠そうな顔言う
ラウンジの家に遊びに来たのにラウンジは用事があるといって出かけてしまったのだ
VIPはクラウンのベットでごろごろ転がりながらテレビを見ているクラウンに続けて言う
「そんなに食ってるとデブになるぞ」
「えぇー・・・だって美味しいんだもん」
悪いかっ!と少し不貞腐れたような顔でいうクラウンにVIPはあくびをする
「べっつに、いいんじゃねーの?」
背伸びをしながらVIPはまたベットに倒れこむ、最近VIPは夜中まで遊んでいるらしい
毎日眠そうな顔をしながらぼーっとしていることが多かった
「もー!お姉ちゃん早く帰ってこないかなぁ」
「んー・・・シベリアも呼べばよかた・・・」
ボソボソと言いながら目を閉じて眠りだしたVIPにクラウンは溜息をつく
「しかたないなぁ・・・」
VIPに布団をかけてやるとクラウンはお菓子を食べながらテレビの音量を下げた
少しの間でもいいや、寝させてあげよう
クーラーの効いた部屋に虫の声と小さなテレビの声が聞こえていた

「ただいま・・・って何してるの?」
「お姉ちゃんお帰り~」
手をパタパタ振りながらラウンジはソファーの上でごろごろと転がる
ラウンジはベットに何かが寝ているのに気が付いて恐る恐る覗き込んだ
「なんでVIPがここで寝てるの?」
「眠いんだって~」
そう言いながらクラウンはテレビで映画を見ているようだ
ラウンジはVIPに触れない程度にベットに腰掛けた
「あーつかれた!」
「何処行ってたの?」
「ちょっと図書館に本を返さないといけなくて・・・」
服の襟をパタパタしながらラウンジは溜息をついた
・・・
「ふわぁ・・・」
目を覚ますと外はすっかり暗くなっていて、VIPは自分の家とは違う匂いに首をかしげた
ここ・・・?ラウンジの家で寝てしまった?
「あー・・・クラウン~」
VIPはのろのろと部屋を出て階段を下りる
台所ではラウンジとクラウンが二人でご飯を作っているようだ

「ごめん、寝てた」
「起きたんだ?今起こそうと思ってたんだけど」
ラウンジはそういいながらカレーのような匂いがするものの味見をする
「うん、美味しい美味しい、食べてく?」
食器を用意しているクラウンはどうみても1枚多めに準備していて、VIPはごめんと謝りながら苦笑いをする
家には天国が用意したご飯があるだろうが、帰らなかったからといって何も言ってこないだろう
「なーんだろ?」
「ハヤシライスだよ」
あんなにお菓子を食べていたクラウンは嬉しそうにそう言ってご飯を沢山入れている
「これ、私のだよ」
「あ・・・そう・・・」
流石にVIPもこいつ太るだろと苦笑いをした
こんなに食べるんだからどこか成長してても良いんだろうに・・・
「お姉ちゃんのは美味しいんだよぉ」
「ふーん・・・」
何をして良いのかわからず席に着くVIPの前に手早く料理が並べられていく
それを見ながら新婚さんってのはこんな感じなのか?とドラマを頭に浮かべていた
「食べてみて」
ラウンジの言葉にVIPはやっと気が付いたように顔を上げてスプーンでハヤシライスを食べる
思っていたよりかなり美味しい料理にVIPは驚いた
「うめぇwwwwお前と結婚した奴、ラッキーじゃねぇwwww」
「えー・・・結婚できるかなぁ」
「無理だろwwwww」
「お姉ちゃんじゃ性格が無理かもねww」
久しぶりに楽しい食事が出来た気がした
外の虫の声が小さく聞こえていた