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こんな時に、今度は何?
「物」が一箇所に集中しています。
へぇ、珍しい。で、どこだい?
森の中のようです。
一体どうゆうことなんだろうねぇ、施設が何かやらかしたのかな?
分かりません、ただ中心部に強いエネルギー反応があります。
.・・・あの子か、多分黒金も居るね。
どうします?
僕が行く、直接会って話もしたいし。
分かりました、今専用機を用意します。


「で、一体どうゆう事なんだよこれ!」
「沢山出てきたねー。」
ゼロ達の周りには、キール達が言っていた「物」とゆう物体がわらわら集まっていた。
「俺にも分からん、何故これまで沢山居るのか。」
「とりあえず、倒すしか無いんじゃないかしら?」
「頑張ってー。」
二人と一つはこの状況にも関わらず、冷静に話している。
ゼロは呆れたかったが、そんな余裕は残ってなかった。
「ああもう次から次へと、何でこんなに・・・・・。」
ゼロは身体的にも、精神的にも疲労が溜まっていた。
ここまで色んな事が重なったのは、ゼロにとっては生まれて始めてだ。
「まぁ、とりあえず威嚇ぐらいはしとくか。」
と言うと、黒金は懐からナイフを数本を取り出し、丁度一番前に出てきている「物」数体にに向かってまっすぐ投げた。
そのナイフは細い線を空中に描きながら、「物」へと食い込む。
そして、ナイフが刺さった「物」は、叫ぶ暇もなく倒れた。
「・・・・・・は?」
「すっごいー。」
「急所を突いた、もう奴等はエネルギーは供給されんだろう。」
「は?」
「頭悪いなぁ、ゼロ坊。」
ゼロはまたラジオを強く握る。
「まぁ後々話す、相手さんも容赦はしないらしい。」
ゼロがふりかえると、じわりじわりと「物」が歩み寄ってきていた。
「さて、まずは雑魚を一掃しちゃいましょ。」
楽しそうに、ますたぁが呟く。
「そうだな。頑張れよ、ゼロ。」
「え?」
ゼロはいきなり喋りかけられて少し驚いた。
「自分の身は自分で守る、さっきそう言っただろ。」
「まず武器持ってて戦えないなんて、宝の持ち腐れだよねぇ。」
「あ、ああ・・・・っておぅい!?」
黒金の後ろから、すでに「物」が襲い掛かってきていた。
しかし、
「おっそぉーい。」
ますたぁの暢気な声と共に、黒い物体が飛び掛っている「物」を飲み込む。
そして、黒い物体の中では車が押しつぶされたような音が一瞬鳴り響く。
「意外と・・・・・脆いのねぇ。」
ますたぁが手をひょいと出すと、黒い物体はバスケットボール大の丸い塊をその手に吐き出した。
色などからして、多分さっき飲み込まれた奴。
「脆いのねぇ。」
そして、空中に塊を投げると、黒い物体が触手の様な物で粉々にした。
それを見た「物」は、大半が一歩下がる。
「逃げちゃ駄目よ。」
黒い壁が、ますたぁを起点に、物を囲むように出現した。
後ずさっていた「物」が、混乱したように鳴いたりする。
それでも立ち向かってくる勇気ある者も存在したのだが、
「・・・・・・・・・・。」
「おっそぉーい。」
次々と二人に刺されたり、潰されたり、粉々にされたり、ぐちゃぐちゃにされたりしていった。
そして逃げようとすると、
「逃げちゃ駄目よ。」
周りを一瞬で黒い物体が囲み、また刺したり潰したり粉々にしたりぐちゃぐちゃにされたりしていく。
ゼロは戦闘に参加するも、二人のスピードについていけない。
「物」は、二人と一人に次から次へと消されていった。



数分後。
「最後の一匹?」
「・・・の様だな。」
黒金は右手にナイフを、左手に「物」を持って答えていた。
「じゃあもう壁も消すわよ、これ以上消耗したく無いもの。」
ますたぁが辺りに発生させていた黒い壁を消す。
しかし、その壁の向こう側には
「・・・?」
「・・・計算外ね。」
「・・・凄い量だな。」
「すごいー。」
また山の様に「物」が。
三人と一つを囲むように。
しかも、何かさっきより多い。
しかもさっきより一回り大きい、凄く大きい。
「・・・・泣いていいかしら?」
「・・・・何とも言えない。」
「・・・・・・・・・。」
「うっひょー。」
位置的にも精神的にも、八方塞だった。
「私のでもあんなの飲み込めないわよ?」
「まぁ、奇跡にかけるしか無いな。面倒くさい。」
「本当に、面倒ね。」
「だよねー。」
奇跡なんて起きるワケが・・・・・。
「ほら、奇跡が来た。」
目の前にわんさか集まっていた「物」が、一瞬にして炎に包まれた。
包まれた「物」達は、どろどろと溶けていく。
「いやー、奇跡って起きるものだねー。」
「そうねー。」
「だな。」
「・・・・・。」
何か二人は体操座りで、一つはちょこんとゼロの腰にストラップみたく引っ掛けられ、あとの一人は色々呆れながら、燃え上がるのを見ていた。
そして、全てが一掃された頃に、炎の中に人影が見えてくる。
「・・・やはりお前か、ヒロ。」
髪の毛を染めたのか緑髪の毛に、大きなずんぐりむっくりの帽子。
制服も着てはいるものの、かなり着崩している。
目は、何となく狂気めいていた。
「やぁ黒金。ますたぁは久しぶりだねぇ。」
ヒロは二人に軽く挨拶すると、ゼロの方を向く。
「そして電力元である、ゼロ君。始めまして。」
さっきとは違い、ゼロには丁寧に敬礼した。
電力元とは、恐らく黒金が言っていたゼロから力が云々、の事だろう。
「・・・・今のは、アンタが?」
「その通り、僕のIMは「炎」さ。」
そう言うとヒロは、方向を変え黒金の目の前まで歩いていく。
「さて黒金。勝手な行動をするのは、契約違反だったと思うけど?」
ヒロはその狂気めいた目で黒金を見据える。
「今回は仕方が無い、あの双子の肩をゼロが刺した。多分あのままだったら確実に殺されていただろうな。」
「そっか、そういえばそんな事言ってたね。」
「それとも、あの双子を殺して良かったか?」
「的確だった、ってワケだ。」
二人はトントン話を進めていく。
それを、ゼロとますたぁは横で聞いていた。
「ますたぁさんは、この事知らないの?」
「ぜーんぜん、だって黒金に手伝えって言われただけだもん。」
「・・・・・・。」
気楽な物だ。
「さて、一通り説明はされたようだね。」
黒金との話が終わり、ヒロはゼロの方を向く。
ゼロはいきなりのそ狂気めいた目で見られゾッとしたが、なんとか表面上には出さずに済んだ。
「話の通り、ゼロ君、君は消えるよ。・・・・このままだとね。」
さらっと、ヒロは呟く。
「・・・・で、何で俺が消えると確信できるんだ?」
「まぁ、追々説明するよ。本人の同意も得ずに『従え』とは言えない。黒金、今回の計画の内容を。」
「うろ覚えなのだが、」
「契約金減らすよ。」
「・・・分かった。」
黒金は、渋々説明し始めた。

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