貧困層への出産援助

By tacchi


Motion:THW decline fertility assistance to the poor.(貧困層への出産援助をしない)

貧困層を援助する理由なら見つかるのですが、逆に援助しないってのはどういうことなんでしょう・・・。
今のところ有力な資料が見つかりません。
出産だけ援助してもその後の子育てがままならない?貧困層を援助していては財政が破綻する?
Help me!


出産援助=不妊治療、出産援助金や制度を調べました。
貧困層の定義は後ほど。



追記:プランについて

のぞみ先輩、アドバイスありがとうございます!!
遅ればせながらプランを作ってみました。

  • fertility assistance・・・出産援助。不妊治療・援助金など設備面、経済面での支援。
  • poor・・・生活保護を受けている世帯、収入が国民の平均年収の半分以下の世帯(日本の場合、平均年収が約450万円なので、225万円以下の世帯を指す)。

  • 国は貧困層に対して、出産援助をしない。費用が支払える場合は、貧困層であっても不妊治療などは施す。
  • 援助しないことで浮いたお金は、未成年の子供への援助にまわす(学費など)。
  • 中流以上の世帯への援助は、現行の制度にならう。


貧困の定義ですが・・・収入で決めるにしても、その国の物価とかによってだいぶ変わりますよね。
スイスでは、日本と同じくらいの物価にもかかわらず、年収が450万円程度でも貧困層に括られるみたいです(スイスは物価だけでなく税金も保険も高いため)。
このプランでいくと、同じ国の国民なのに援助してもらえる人とそうでない人が出る点で、ガバが苦しくなると思われます・・・。



1 現状分析


Ⅰ 不妊治療について

不妊症とは(Website”健康情報”より)

『不妊症とは正常な夫婦生活があって、2年以内に妊娠しない場合をいいます。これは、通常、夫婦の90%以上が2年以内に妊娠するという事実に基づいています。過去に妊娠の経験がないものを原発性不妊、妊娠したことはあるがその後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊と言います。 子供が欲しい夫婦にとって不妊は切実な問題です。』

病院での不妊治療(同Websiteより)

  • 人工授精・・・人工授精には子宮内、膣内、頸管、卵管内人工授精の4つがあります。子宮内人工授精は、精子が子宮頸管部でブロックされないようにするため、選んだ精子をチューブで子宮内に人工的に入れる方法です。これらは排卵に合わせて行われます。
  • 体外受精・胚移植・・・体外受精・胚移植(IVF-ET)とは、通常は卵管膨大部で起こる受精と、卵管・子宮内で行われる卵の分割・発育の部分を体外ですませ、受精卵を子宮内に着床させる方法です。体外受精では排卵誘発剤を注射して卵胞を刺激し、排卵直前の時期に超音波で観察しながら細いチューブ(カテーテル)で卵子を体外に取り出します。これをシャーレの中で精子と受精させ、ある程度まで体外で分割させてから子宮内に戻します。戻す時期は、卵子が受精してから48時間後ぐらいです。
  • 顕微授精・・・不妊治療で最近、話題になっているのが顕微授精です。顕微授精は卵子と精子を体外に取り出すまでは体外受精と同じです。ただ体外受精はその後の受精は自然にまかせますが、顕微授精では顕微鏡で見ながら卵子の中に精子を人工的に入れる方法をとります。この方法によって精子の数が非常に少ないときや受精障害があるときにも受精させることができるようになりました。
  • クロミッド周期排卵法・・・クロミッド周期排卵法は、卵巣過剰刺激を防ぎ、多胎の可能性を少なくする目的で、自然に近い周期での排卵が試みられるようになってきました。
  • OUT法療・・・OUT法は機能性不妊の人に行われます。』


Ⅱ 出産援助金・制度について

経済的支援にはどのようなものがあるか(厚生労働省HPより)

『妊娠・出産・子育てに関連した経済的支援としては、
  • 「出産育児一時金」・・・出産費用の負担軽減
  • 「出産手当金」「育児休業給付」・・・産前産後休業・育児休業中の所得保障
  • 「児童手当」・・・児童を養育する者に対する手当
が主なものとなっている。』

では、出産育児一時金について(出産育児一時金 事前申請の手続きと申請方法より)

『どの健康保険に加入していても、新生児1人につき一律380,000(以下38万と表記)の基本支給額は同じです。
申請書には赤ちゃんの名前を記入する欄があるので、出生届を出して名前が決まってなければいけません。出生届は生まれたその日から、出産育児一時金は生まれた日の翌日から申請ができます。
正常な出産のときは病気とみなされないため、定期検診や出産のための費用は全額自己負担です。異常出産の場合に限り、健康保険が適用されます。』

ただし、全国健康保険協会によると、

『被保険者やその被扶養者が出産したときに支給される一時金は、38万円となっていますが、平成21年10月から42万円に引き上げます。』


また、入院助産制度というものがある。(室蘭市役所HPより)

『入院助産制度は、保健上の必要があるにもかかわらず、経済的理由により入院助産を受けることができない妊産婦を対象に、指定された助産施設での入院出産に要する費用を助成する制度です。』

その対象となる世帯は、

『A 生活保護等の給付を受けている世帯、B 当該年度市民税が非課税の世帯、C 当該年度市民税均等割のみ課税の世帯、D 当該年度市民税のみ課税で所得割のある世帯、E 前年分の所得税額が8,400円以下の世帯。

ただし、C、D、Eの世帯のうち、加入している健康保険等において出産育児一時金等の出産に関する給付額が35万円以上の世帯は対象となりません。』

また、対象となる人は(室蘭市の場合)、

『1 異常分娩のおそれのある方
2 多子家族等のため、住宅の事情が悪い方
3 家族が病弱、高齢等のため介護ができず、知人等の介護が期待できない方
4 住居が不衛生等で環境が悪く、家庭内での安全な分娩が期待できない方』



2 問題点

なぜ貧困層が問題となるのか(ブログ「貧困大国日本を変えよう!!」より)

『経済的に困難な場合、入院助産制度を使える事に なっているが、補助金は、30万となっていて、実際の平均出産費用は、42万円で、そうなると、その分が、病院の赤字になるため、受け入れる病院が少ないので、貧困世帯では、出産もできない状態になっている。』



3 メリット&デメリット

下記ののぞみ先輩が書いてくださったメリット&デメリットのほかに思いついたことを書きます。

メリット

  • 貧困層援助に充てていたお金を、すでに生まれている子供たちのために使える。


デメリット

  • 妊娠した場合、貧困層は出産も中絶も困難になる(十分な資金がないため)。




参考資料





出産育児一時金 事前申請の手続きと申請方法
http://www.syusanitijikin.com/

全国健康保険協会
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/1.html


09/10/01 nagata
たっちーの言うように、貧困層の定義が必要だね。年収とかで縛るしかないかな?結構難しい。
このモーションが出てきた背景として考えられるのは、

―そもそも生活がままなってない層で子供を持っても、生活苦から虐待の温床になったり手放したりという展開が考えられる

ってことかな?きちんと生活設計をしろと。「貧困」と「出産・育児」をきっちりつなげていかないと「差別やん」でバッサリかも。
ていうか日本で考えるから厳しいのかな?でもある程度先進国じゃないと出産支援なんてしていないし…。うまく読み変えて、発展途上国への経済的支援&出産制限(はるなちゃんのモーション)に変えちゃうという手も…あるけどあんまやんない方がよさそう。まるかぶりだし。


●メリット
―児童虐待などの回避
―生活設計をきちんとするようになる
―中流・富裕層への支援額が増やせ、より子供を産みやすくできるor彼らは支援しなくても大丈夫な層だから、支援額の大幅カットが見込める

●デメリット
―差別だろ。貧しくても生みたい人はたくさんいる
―少子化を助長する
―貧しくても子供を持てるように制度設計をすることこそ国の務めだ

うーーんいまひとつぱっとしないなぁ。ごめん!

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最終更新:2009年10月01日 14:23
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