国会定年制

THW introduce retirement age in the Diet. 国会に定年を導入する。
1、現状分析(産経ニュースからの引用)
【金曜討論】70歳定年制 山本一太氏、平沢勝栄氏 (1/3ページ)
2010.1.22 07:34
 夏の参 院選の候補者選びをめぐり、自民党が揺れている。党の内規では、比例代表の「70歳定年」が原則定められているが、昨 年の衆院選で落選した山崎拓元副総裁(73)ら超ベテラン組が「例外」での擁立を求 めている。党内での賛否も分かれるなか、「党の新陳代謝のため、厳格に運用すべきだ」と語る山本一太参院議員に対し、平沢勝栄衆院議員は「年齢で区切る内規は再検討すべき だ」と異を唱えている。(三品貴志)
≪山本一太氏≫
新 陳代謝促し若手育成を
 --「定年制」の意義は
 「(定年制の内規は)党が政治家の新陳代謝を図るために自 ら決めたルール。事実、参院比例代表では過去、内規に基づき何人かの例外を除いて 世代交代がなされている。今、新たに例外を作ってしまったら、自民党はちっとも変わっていないという印象を国民に強く与えてしまう。どのくらいの年齢で区 切るべきかについては議論があってしかるべきだが、私は70歳というのは妥当な線だと思う」
 〇例外は許されない
 --高齢社会の到来とともに内規を疑問視する声も上がって いる
 「昨年の総選挙で自民党が負けた原因はいろいろあると思うが、やはり国民から、長老支配の古びた政党だと思われていたことは無視でき ない。地元を回っていると、昔からの自民党の支持者ほど『世代交代して悪いイメージを払拭(ふっしょく)しろ』と言われるし、例えば山崎拓氏の公認に賛成している人は一人もいない」
  --執行部に望む判断は
 「今度の参院選は 自民党にとって正念場。谷垣(禎一)総裁自らが判断して『だめだ』と言っていただきたい。すでに昨年、1人が例外として公認された。決まってしまったこと だが、今でも正しい判断ではなかったと考えている」
 --どのような候補者が公認されるべきか
 「どれだけいい候補者を発掘 するかが参院選の勝者を決める。それを考えると、民主党は野党時代から新しい候補者を発掘することに、衆参問わず努力してきたと思う。野党時代、ごたごた もあったが、細野豪志氏や原口一博氏といった若い議員を委員会の質問に立たせ、 スターを育てようとしていた。自民党は今もそういう努力が足りない。党内の内部対立もあるし、そこはジレンマでもある」
〇選挙区は反対しない
  --支持団体からの要請が強いなど戦略的に有効である場合は例外を認めるべきだとの意見もある
 「選挙区まで70歳以上の人に出るなとは言 うわけではなく、県連と党本部と意見が一致すればいいと思う。片山虎之助氏(74)も選挙区から出るならチャンスは あると思う。だが、比例代表に求められるのは、一般の国民に広くアピール して票を集められる魅力的な候補者。前回の衆院選で落選した70歳以上のベテランを安易に公認したら、得られる票よりも、自民党全体への票を減らしてしま うのではないか」
 --衆院から参院への「くら替え」に対する制限は必要と思うか
 「基本的に安易なくら替えには反対だが、 安易でない場合もある。例えば、前回総選挙で落選した有能な若手を参院の選挙区に出すことはありだろう。例えば佐藤ゆかりさんを東京選挙区、猪口邦子さんを千葉選挙区から出すなら戦略的な意義は あるだろう」
                   ◇
 ≪平沢勝栄氏≫
  政 治主導には経験が必要
 --党内でも「70歳定年制」に対して賛否両論あるが
 「私 は公認を年齢で制限するのはおかしいと思う。党の制度は、(比例代表では)年寄りの政治家はだめとの前提に立って いる。だが、全人口の2割以上が70歳以上という今の日本では、高齢でも立派に活躍している人は大勢いる。国民の判断を広く公平に仰ぐという意味でも、衆 参問わず、年齢で候補者を排除すべきではない」
 ●年齢ではなく資質で
 --参政の機会を自ら制限すべきでないと
  「海外の指導者でも、伊のベルルスコーニ首相は73歳、印のシン首相は77歳。 日本の歴史を見ても昭和金融恐慌で指導力を発揮した高橋是清が蔵相となったのは70歳を過ぎてから。犬養毅も76歳で首相になっている。あくまで年齢では なく、政治家としての資質を個別に検討すべきだ」
 --若手を中心に世代交代を求める声も根強いが
 「若手を見ていると、自 分たちの出番がないからよこせよこせと言っているように思える。それはまた別の形で工夫すればいいことだ。最近、若さが政治家の資格要件のような空気があ るが、若い人をどんどん登用すれば選挙に勝てるというものでもない」
 --どのような人材が比例代表候補者に求められるか
 「警察庁時代、後藤田正晴官房長官に仕えた。後藤田さんは当時70歳 過ぎだったが、賛否両論あった国鉄分割民営化を事実上取り仕切っていた。今盛んに叫ばれている政治主導を実現するには本来それなりの実力、経験、見識が必 要。そうした重みを持った人を一種の党のご意見番として、参院比例で公認する意味はあるだろう」
 ●くら替えには反対
 -- 前回衆院選で落選した山崎拓氏らが「例外」を求めている
  「私は山崎拓さんのような、衆院から参院に安易に『くら替 え』する候補の公認には反対だ。参院は衆院の敗者復活機関ではない。衆院選でだめだったから参院選 に出るというのでは、国民からの支持は得られない」
 --「例外」をめぐり執行部の対応が注目されるが
 「例外は構わない が、例えば片山虎之助さんを公認したとして、党がその理由、基準 を分かりやすく説明しないと、ほかの議員は納得しないだろう」
 --内規に改善点はあるか
 「年齢ではなく、衆院から参院へ の安易なくら替えなどの方を厳格に制限すべきだ。少なくとも、(公認には)党員の推薦が必要であるとか明確な理由づけが必要。自民党が参院選で勝利するた めには、抜本的に体質を変えないといけない。生活者、国民、弱者の視点を持ち、真摯(しんし)に耳を傾けることが、若返りよりも自民党の再生には必要だ」
2、Case Setting
国会において定年を導入する、というだけ。70(or so)歳以上はもう立候補できないようにする、とか。アーギュメントでは、「国会」という機関の特殊性を念頭におく。
3、Arguments
(ⅰ)定年導入賛成派
  • 正当化についてのアーギュメント(できれば)
  • 体力や判断力がにぶる(国会業務という激務に対して耐えられない。)
  • 権力を持ちすぎる。(利権、派閥など。若手の声が反映されにくい体質の一因)
(ⅱ)定年導入反対派
  • 年齢で泣く経験や能力
  • 高齢者の声を反映しにくくなる(若い人たちは当事者ではないから)
  • 年齢を理由に候補者本人の行動の自由を制限してもいいのか。
  • 投票者の選択肢を恣意的に制限することにならないか。

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最終更新:2010年03月17日 22:51
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