貫き通すは『ギャグ』と『愛』

天空の城ラピュタ。
地を這う参加者達を嘲るかのように悠然と夜空に浮かんでいた城は、今やかってない喧騒に包まれていた。


「WIKI管理人!一体何がどうなっている!」

城内の大通りを抜け管制室に転がり込むとともに人外が怒声を上げる。
人外だけではない。その右腕に抱きかかえられている愛媛も怨さの眼を管理人に注いでいた。
遡ること数分前、速筆魔王LXとギャグ将軍という書き手ロワ有数のコンビを打ち破り悠々と凱旋しにかかった矢先。
ラピュタの底部に設置された砲塔、ラピュタの雷が発射体制に入ったのである。
あろうことか城への帰還コースを辿っていた人外達に向かって。
何とかその場は同じく城へと戻ろうとしていた名無しの協力もあって、
時止め+影渡りのコンボで難を逃れたが、命の危機に曝されたのだ。
彼等が怒るのは当然のことである。
尚名無しは禁断症状に加え無理がたかり帰還早々気絶する羽目に至り今は人外の左上に引きずられていたりする。


「いや申し訳ない。ですが我々からしても今回の砲撃は不本意なものなんです」
「っち、わかんねえんだよ。何でこんなことになっちまったのかよ!」

返すWIKI管理人と感電の顔は渋いものであった。
驚いているのは管理人たちも一緒なのだ、今回の砲撃は彼らが意図して撃ったものではなかったのだから。
それどころか読み手も含めて城にいた誰もが発射ボタンに触れていなかったことは、
ジョーカー陣営と管理人たち3人組みがそれぞれ証人となることでアリバイが成立している。
ジョーカー控室とモニター室以外には誰も人はいなかったはずなのだ。
なのにラピュタの雷は実際に発射された。となれば考えられることは一つしかない。ハッキングによる遠隔操作である。
とはいえ書き手ロワ2において情報操作が可能なキャラは数あれど、ラピュタを掌握できる書き手は数が知れている。
軍事基地をハッキングしたディアボロモンを撃退するだけのスキルを誇る、ニコニコ防衛網が引かれているのだから。

一人はそのニコニコ勢の当初からの警戒対象である地球破壊爆弾VOL-7。
もう一人はチートにチートを重ねロボライダーの能力を更に強化した影の繋ぎ師。
現在ハッキングが可能だと目されているのは彼ら二人だけだ。
だが彼ら二大チートは共に「孤城の主」に懸りっきりで幾らなんでもそんな暇はなかったはず。
モニター室にて三者三様の思いで見守っていたのだ、間違いない。

なら一体誰が?どんな手で?
主催陣を包んだこの謎の余りにも意外すぎる答えに誰もが呆然とするのは、いささか後の話であった。








ラピュタの雷。かって堕落した人間を街二つごと焼き払ったという超兵器。
人外達はあくまでも回避しただけで、かっての孤高の黒き書き手のように攻撃の軌道を曲げたわけではない。
では雷はどこに落ちたのか?言うまでもなく人外達がやってきた方向――即ち……。






速筆魔王LXは茫然としていた。
突如天より降り注いだ大火力砲撃に、ではない。

「ピカ?ピカピ。ピカチュ」

なんかピカピカPC内で鳴いている、金ピカはげにである。

LXは思い出す、何故このような事態に陥ったのかを。

「む?バッテリーの充電率がかなり低下しておるな」

始まりはギャグ将軍の何気ない一言からであった。
どうやら常に電源を入れたままだったことにより、予想以上に電気を使ってしまったようだ。
加えて運の悪いことに、旅館周辺一帯のコンセントは何故だか破壊尽くされておりLXは大いに焦った。
ギャグ将軍は電脳世界の住人と化しているのだ。もしも幽閉先であるPCの電源が切れたら……。

大丈夫だとは思う。
例えPCの電池が切れても将軍とコンタクトする窓口が無くなるだけで、
きっと彼はロワの舞台内の他の電子機器内でピンピンしているはずだ。
しかし、万が一ということもあり、また一時的とはいえやりとりができないというのはロワ終盤では地味につらい。

「悩むことは無いぞ、魔王よ」
「良い手があるのですか、将軍」
「くくく、余を誰だと思っている?新生クライシス帝国が大統領、ギャグ将軍であるぞ!」
がっはっは!とブラウザ内で腰に手を当て高笑いする将軍。
心強い筈のその応えにとてつもない不安を抱くも、自分に良案が無いのだから任せるしかない。
覚悟完了したLXの見守る中、ギャグ将軍はオホンと咳払いした後厳かに声を発したのであった。



ピイイイイイカアアアアアアチューーーーーーーーーー!!っと。






ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオン!



かくして、今へと至る。将軍の泣き声に合わせ天から降り注いだ雷はノートPCを直撃。
明らかに強力すぎる電気エネルギーは不思議なことにPC本体を一切傷つけることなく一片の漏れもなく吸収され尽くした。

「うむ。これで余は後十年戦えるわ」

どう見てもオーバーチャージな電撃をこともなげに吸収しギャグ将軍がふんぞり返る。
ここまでの道中で将軍のとんでも行為に少しは耐性をつけたと思っていたのはどうやら幻想だったらしい。


「ところで何で一鳴きするだけであんな派手な雷が落ちてくるんですか」
「何を言うか、魔王よ。電気ネズミがピカピカ言えば雷が落ちてくる。万国共通の常識ではないか!」
「あなたにだけは常識説かれたくありません。大体それなら世界中で放電現象起きるんじゃないかと」
「はっはっは、二次元で落雷が起きた所で痛くも痒くもあるまい」
「いやいやどう見ても今の落雷画面内だけどころの騒ぎじゃなかったような」
「当り前よ。画面内で放電しても充電できぬわ!」
『でも威力ありすぎでしたよ、今のは』
「ピチューでもあるまいし、自らの電撃でダメージを受けるわけがなかろうが!」
「言ってることが微妙に正しいのに、何でこうも突っ込みどころがあるのかなあ」
『あ、あはは。私のWIKIにも載ってませんよ、こんなでたらめ』

つまりだ、ピカピカ鳴けば雷が落ちるというギャグ将軍の思い込みをもっとも手軽に実現するために、
世界の意思やら何やらがラピュタの雷を将軍に向けて落としたらしい。『なりきり』ここに極まりだ。
というかギャグ将軍がクライシス帝国の大統領どころか神だと自分のことを思い込めばこのロワ終わるんじゃないかなあ。
ははは、とついつい苦笑いを浮かべるLX。
それはそれでおもしろいからいいや。そう思えるのは流石は魔王様である。


「う~ん、でもラピュタかあ。僕ならテッペリン位出しちゃうけどなあ」

それに今のギャグ展開は思わぬ副産物をもたらした。
雷のチャージによる発光現象は夜の闇を切り裂き一瞬とはいえ主催者達の居城の姿を浮かび上がらせたのだから。
またあれだけの攻撃だ。そうそう連発もできないだろう。
突入前に将軍に何度か鳴いてもらえば対空砲火の恐れは無くなるというわけだ。
着々と考察を進めるLX。みWikiの方はというとせっせとWIKIを更新しており、
ギャグ将軍も相変わらずPC内でコーヒーを堪能しつつ、今度はポチャポチャ!とかポッチャポー!とか言っている。
余談だがI-4~I-6の海では渦潮が発生していたりする。




そんなこんなで将軍によるポケモンなりきりショーとそれに伴う各種自然災害もなんのその。
3人はマイペースに自分のできることを推し進め、遂に一つの大きな成果を得ることとなる。


「む?これは!」
「どうしたの、将軍?」
『何か見つけたんですか!?』

電脳世界を徘徊していた将軍の分身の一体が『柿テロ猥・R2‐ND』のHPを発見したのだ。
注意書きの欄からこのHPが自分たちが参加させられている戦いをSS形式でまとめたものだとLXは推測。
流石に中身を見てみないことには内容の正否はわからないが、本物ならかなりの情報源である。
思わず頬を緩める速筆魔王。ギャグ将軍も自身が上げた成果に満更でもないようだ。

『うわ、うわ、早く見てみましょうよ、ねえ!』

みWIKIも興味津津だ。どうもこのWIKIの精、ネタ元のみゆきより好奇心が高いようである。
うむ、と仰々しくギャグ将軍が頷き『柿テロ猥・R2‐ND』に攻勢を仕掛ける。
だがそううまく事は運んではくれないらしい。

10分後、孔明が仕掛けた地図氏特製ウイルスバスター2299改にコテンパンに叩きのめされた将軍の姿があった。

「お、おのれえ、光太郎めえ!」
「いや将軍、何でもかんでも光太郎のせいにしていたら、それこそ奴の二の舞だと思うんだけどねえ」

ウイルスバスター2299。みWIKI曰く、読んで字の如く2299年版のウイルスバスターの改造版だ。
出典はアニロワ2からの捏造。ギガゾンビが電脳面での防衛に使っていたのはウイルスバスターの最新版に違いない!
23世紀の時間犯罪者なんだし2299までなら問題ナッシング!というとんでもない暴言から採用されたカウンタープログラムである。
その上孔明からメッセで連絡を受けた地図氏により、主催陣に消去されないよう改修までされていたのだ。
いかに最強怪人とはいえ電子戦では分が悪すぎた。


う~~むう、と頭を捻る3人。見れないからと切り捨てるにはあまりにも惜しすぎる。
動画UP能力があるLXや雑学豊富なみWIKIも協力して侵攻してみたりするも、やはり返り討ちにあってしまう。
このまま手詰まりかと思われたその時、ギャグ将軍がふと地団太を止め喜色を浮かべた。

「こ、これは……北方でギャグオーラが上がっていく……八百万……千二百万……ぐぅっ! 計測不能だと!?
 なんという笑劇だ!?いや、違う。近しいがこれはむしろラブオーラか!
 余のギャグオーラに勝るとも劣らぬオーラの持ち主となると……。コロンビーヌめ、やりおるわ!」

ギャグ将軍が感じたのはWアーカード相手に続けざまに大立ち回りを演じるコロンビーヌの闘志。
『愛』の火種を守りお節介を焼き続ける彼女の強い意志。
ギャグ将軍は笑う。怪魔妖族大隊・諜報参謀に負けているようでは将軍の名が廃るというもの。
『愛』と同じく『ギャグ』もまたロワを盛り上げる真理の一つだ。
新生クライシス帝国の結成に、旅館でのラブコメ、チームBADANとの合流と、
このロワが始まって以来どれもこれも楽しいイベント盛り沢山ではあったが、まだまだ笑い足りぬし笑わしたりない。
例え終盤といえども『ギャグ』の火種は消えはしないのだ。
燃えに燃やして参加者だろうが主催者だろうが笑いの渦に巻き込んでくれようぞ!!


「よし、魔王にみWIKIよ、余がいいと言うまで後ろを向いておれ」
「かまわないけどどうしてさ?」
「目に毒な光景が広がるのでな」
『ええ!それ、むしろ逆に気になりますう』
「やめておけい。もしも振り向いてしまえば、このロワが終わってしまうであろうからな!」

その為にもやはりこのロワはハッピーエンドで終わらせねばなるまい。
優勝エンドや全滅エンドではエンディングが重苦しいものになってしまうからだ。
対して主催者打倒エンドならかなりのサプライズやはっちゃけたギャグも受け入れられる。
その光景が今から楽しみで楽しみで仕方がない。
故に、余も、今まで通り余らしいやり方で全力を尽くして行くとしよう。

LX達が渋々と後ろを向いたのを確認し、ギャグ将軍が背中のチャックに手をかける。
そして、その手を、僅かに、下へと――


チーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






速筆魔王LXは凄まじく後悔していた。
彼とて『変化球多すぎ!』とか『予想の斜め上ばかり行く!』と称される魔窟アニロワ2を治める魔王である。
誰よりもロワそのものを肯定し、自らその渦中に放り込まれてさえもロワを楽しむほどの奇人だ。
そんな彼をもってすらも、この危機は脱しがたいものであった。

「久しぶりのシャバなのさー。(にょろり)えへへー」

てっきりまたピカチューの時のように変なものまねをするのだと思っていた。
将軍が今さら変な注文をしたところで、いつものことだと割り切っていた。
割り切っていたのだが……。

「流石電脳世界だねー。何でもありなのだ☆(ずるりん)」

ごめんなさい。すごい気になります。振り向いてもいいですか?え、ダメ?でもさ、これもうロワとか関係ないよね?

「えへへー巧妙に隠してはいるけど僕の眼は欺けないのさー。穴という穴から侵入するのさー(ぬちゃっ)」

ほ、ほら。僕も一応男性だしさ、怖いもの見たさと一緒に別の欲求もあるわけでして……。

「泣きたいの?だーめ、お口の穴も塞いであげるよ。面倒でしょ?誰か来たら(ちゅぽん)」

だ、だめだ!見たい!ものすごく見たい!
けどどうする!?鶴の恩返しとかじゃつるどっか行っちゃうし!でも今の将軍なら……。
ああきっと普通にPCに足生やして去って行きかねないなあ。
でも、パソコンで触手なうえにあんなセリフって。釣りだとわかっていても耐えられない!

ごめん、書き手ロワ2のみんな。例えピーでグロな光景でこのスレ削除されるリスクを冒してでも僕は!
ガバッと誘惑に負けて振り返るLX。




果 た し て 彼 が 眼 に し た 光 景 と は ! ?



書き手ロワ2 完!! ご愛読ありがとうございました。またどこかで会いましょう。













 ◆ ◆ ◆

★コロンビーヌ>いいギャグを
★ギャグ将軍>いいラブを
★コロンビーヌ>あらあらえらく福祉的な帝国よねん。またね、将軍。
★ギャグ将軍>安心せい!育児休暇もばっちりよ
★コロンビーヌ>新生クライシス帝国に産休ってあるのかしらん?
★ギャグ将軍>ではな、コロンビーヌよ。子が生まれたら是非とも見せてくれ。
★コロンビーヌ>私もよ、オジ様
★ギャグ将軍>うむ、久しぶりにそちと話せて楽しかったぞ!

   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
★コロンビーヌ>もう、わかっててやったのよねん?オジ様のいけず~
★ギャグ将軍>全く、笑いごとではないわ!
★コロンビーヌ>きゃはは、何それ、超受ける~
★ギャグ将軍>というわけでな、危うくこのロワが打ち切りになるところであった
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
★コロンビーヌ>あらん?何か新機能が出たと思ったら、奇遇ですわね、オジ様♪
マスター >コロンビーヌさん、いらっしゃい
★ギャグ将軍>む?変な所に出てしまったようだのお
マスター > ギャグ将軍さん、いらっしゃい

 ◆ ◆ ◆





「っは、僕はいったい何を……」
「危ないところであったな、魔王よ。後10秒早く振り向いていたら、危うく抑止力をごまかせない所であったぞ」

目を覚ますと見知った金ピカの声が流れてきた。
どうやらiPodを着けたまま意識を失ってしまっていたらしい。
らしいというのは、どうもその前後の記憶が曖昧だからである。

「ねえ将軍。僕は何で気絶したんだっけ?」
「世の中には知らない方がいいことも多いのだぞ、魔王よ」

そうかもしれない。何故かすんなりと納得するLX。
彼が何を見たのかはこうして闇へと葬られた。




「それで将軍。有益な情報は手に入ったの?」
「当初の予定とはちとずれしたが、コロンビーヌの支給品に繋がったのは幸運だったは」

巧妙に隠されたプロテクトの穴という穴から自身の分身を侵入させることに成功したギャグ将軍だが、
どうも『柿テロ猥・R2‐ND』のやや外れに出てしまった。
書き手ロワチャット。『柿テロ猥・R2‐ND』からのリンクを閉じられていたそこが、将軍の介入で運よく解禁したのである。

早速旧交を温めた二人はしばし言葉を語ったのち、情報交換へと移行。
その時にコロンビーヌから『孤城の主』の途中経過と、WIKI内の情報やSSのコピーをいくらか貰えたという。
惜しむべきは相手が携帯電話であったため一度に送れるデータ量や残り充電率の都合から、
現時点で更新されていた全情報を手に入れられなかったことだ。
もう一度ハッキングを仕掛けるという手もあったが、地図氏作のワクチンは自己進化技能があること、
また将軍の全力は色んな意味で自主規制なことから再挑戦は危険だと判断。
『柿テロ猥・R2‐ND』への干渉は打ち止めることとなった。

とはいえ今回の件で手に入れた情報は考察面で大きな助けになることは間違いない。
LX達はすぐさまSSのフラグ整理や伏線回収を開始したのであった。










「このぶたちゃんはおかいもの♪ このぶたちゃんはおるすばん♪ 悪く思わないでね、オジ様♪」

その背に羽を宿しながらも、コロンビーヌは飛ぶのではなく、跳ねるように夜を行く。
データ送信量や充電うんぬんというのはあながち嘘ではない。
只彼女はあえてギャグ将軍に『黒猫』に関する核心的な情報の部分を優先的にぼかす形で渡したのだ。
自分と同じく真摯にこの世界に向き合うギャグ将軍が、本気で仲間達の死に憤っており、
且その内の幾つかに直接的にも間接的にも666の影響を見てとったコロンビーヌがお節介を焼いた結果である。
666が最終フェイズに入った今、ギャグ将軍、ひいては速筆魔王に横やりを入れられるには不味いと踏んだからだ。

勿論あまりにあからさまだと怪しすぎるので、適度に情報は流してある。
同様に他参加者の情報も必要とはいえ幾分か削っているのだ。
疑問に思われたとしても、666=『黒猫』とはそうそう発覚しまい。
どちらかといえば多少は疑って興味を持ってくれた方が、666の望むように『白猫』達との合流もスムーズに行くだろうが。
また将軍が最も興味を持っていたのは、新生クライシス帝国のメンバーの死に関わった者たちの情報であったことも幸運だ。
何よりも変態三人に襲われかけたあたりで更新が止まってるエロスの鐘の存在が大きい。
主催者の分身ということもあり色々な意味で666以上に眼が行くはずだ。


とはいえコロンビーヌはギャグ将軍に死んでほしいわけではない。
『孤城の主』を生き延びるかはわからないが、影の繋ぎ師が将軍や熱血怪人に対して抱いていた誤解については教唆しておいた。
繋ぎ師の方はというと説得時にぶっちぎりそうだが、それはそれでちょうどいいくらいのギャグ展開になるに違いない。
うまくいったらその時繋ぎ師と紅茶を飲む為にお邪魔してみるのも面白い。


「うふふ、この後どうしようかしらん?」

そのエロスの鐘も偽恋フラグを立てようとしているらしい。
相手は又もやバトルマスター。
彼としたらば孔明との間に何らかの形で恋愛フラグが成就したのは察知済みだが、果たして今回はどうなることやら。
最後の詰めに入ろうとしている666も同様に気になる。
うふふ、まったく新しいフラグも万々歳なのだけどねん♪
なんせどのエリアにでも急行できるよう、地図の中心に陣取っているのだから。


「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な~♪……でも、その前に」


思わず自身のサガに従いかけたコロンビーヌだったが、一度目を閉じ深く息を吸い、吐く。
ギャグ将軍との情報交換、第三回放送、恋愛察知能力、『孤城の主』。
優先順位は常に最下位ながらも、どこかで常にコロンビーヌが心配していたかっての新生クライシス帝国のメンバー。
既に結成当初のメンバーたるコロンビーヌとギャグ将軍以外の死は確認された彼らを一人一人思い出す。


真面目すぎてつまらないChain-情。

むっつり寡黙なシルベストリ。

地味でノリの悪かった焦ったドラえもん。

腹黒で弄ってみたかったフラグビルド。

うっかりものでギャグ展向きだったうっかり侍。

孤高になり切れず、けれどもひたむきだった孤高の黒き書き手。


小悪魔じみていて、なのにどこか天使のような少女は両手を組み祈る。
どうか彼ら彼女らが、愛する鬼軍曹と一緒に死者スレで愛と笑いに満ちた日々を過ごしていますように、と。
それもまた、彼女の抱く一つの愛であった。






天使と魔王と将軍。
彼らの行く末が今後再び交わるかどうかは、今はまだ誰も知らない――


【E-5 学校上空 /夜中】



【コロンビーヌ@漫画ロワ】
【状態】:疲労(小)、ダメージ(小)
【装備】:ゾナハ蟲@からくりサーカス 、携帯電話@現実、腕時計型麻酔銃(残弾1/1)@漫画ロワ
【道具】:支給品一式×2、ティーセット一式、麻酔銃の予備針×3 、変化の杖、キャンディー×2
     焦ったドラえもん・うっかり侍・孤高の黒き書き手の服、対戦車地雷×7個、ポン太くんスーツ@スパロワ(大破)     
【思考】基本:恋愛ばんざい
 0:鬼軍曹を生涯愛し続ける
 1:宿った命を大切にする
 2:愛に介入しようとする邪魔者は倒す
 3:祈り終えたらどうしようかな?


 ※容姿はコロンビーヌ(ロリ)@からくりサーカスです。
 ※ギャグ将軍にシンパシーを感じています。
 ※猫子頭の鬼軍曹と結婚しました
 ※ロワ内の愛を感知できるようになりました。お邪魔虫もわかるようです
 ※真の愛と哀しみを知り、北斗神拳奥義『無想転生』を習得しました。

 ※この後、この場を立ち去ってどこに向かうかは後続の書き手にお任せします。
 ※ドサクサ紛れに、マダオから腕時計型麻酔銃を奪いました。持っていた予備の針を装填済みです。






【夜中】
【G-7 市街地】
【速筆魔王LX@アニロワ2nd】
【状態】健康 首輪解除 心機一転
【装備】斬鉄剣@ルパン三世、技術手袋@アニロワ1st
【道具】支給品一式×8、みWiki@らき☆すた?、分解済みの首輪(素晴らしきフラグビルド)
    首輪×3(地味子、◆wKs3a28q6Q、永遠のうっかり侍)、iPod
    コーヒーセット一式@スパロワ、コーカサスブレス&ゼクター@ライダーロワ、
    ジャーク将軍のマント@ライダーロワ、ノートパソコン 杖@ライダーロワ、王者のマント@FFDQロワ
    バヨネット×2、核鉄「バルキリースカート」、ジャッカル(5/6)
    銀河ヒッチハイクガイド、咎人の剣「神を斬獲せし者」@AAAロワ、ドラゴン殺し@アニロワ1st、他にまだあるかも
【思考・行動】
 1:将軍を元に戻す為とりあえず新しい出会いを
 2:道中主催者や真の対主催について考察
 3:熱血怪人の遺志を継ぐ
 4:iPodとノートパソコンの中身を分析する
 5:将軍の電子戦にある意味期待
 6:『白猫』って誰? あと『黒猫』?
 7:対主催陣を探し、ゲームに乗った強敵を撃破していく。
 8:みWiki?まあ、気が向いたらね。
 9:あの連中には借りを返す



※主催者陣営に裏切り者がいるのでは、と考えています。
※首輪の構造を理解しました。
※夢の内容ははっきり覚えていますが、どうでもいいと思っています。
※みwikiが一段階強化されました。意思持ち支給品として近くの参加者と会話できます
※『柿テロ猥・R2‐ND』掲載の情報を一部入手しました。
 新生クライシス帝国に因縁のある相手――主催者・ジョーカーと真の対主催がメインです。
 影の繋ぎ師の情報もそろっています。
 反面『黒猫』の情報を初め、不完全な部分もあります。お任せ。
※孤城の主のコロンビーヌ視点の情報を得ました。
※彼が何を見たのかは、全力で忘れろ!


【パソコンの中&iPodの中】
【ギャグ将軍@ライダーロワ】
【状態】:首輪解除 腹部にダメージ(治療中) 電脳空間に幽閉 心機一転 増えた 上機嫌
【装備】:電脳空間なのでない、はずですが……
【道具】:顔写真付き参加者名簿 支給品一覧(パスワードによりロック中) 地図 書き手ロワ2SS一部
【思考】:
 基本:新生クライシス帝国の結成。
 1:閉じ込められたついでに電脳世界を征服してくれよう!
 2:主催者なり真の対主催なりの目的やらなんやら考察してみせよう!
 3:熱血怪人の遺志を継ぎ、熱血王子を救う!
 4:『白猫』を探し出してくれよう!
 5:同胞を冒涜したあの連中は裁きにかける
 6:ついでに飲み友達を集める。
 7:コーカサスゼクターの資格者を探し、コーヒーを飲む。
 8:紅茶を飲むかどうかは保留。
 9:対主催の仲間を集める

※ポケモンの物まねによる影響が各地で現れたかもしれません。ただ、将軍のギャグ補正により悪い結果は導きません。

※なんか増えました。すべてのコピーが同じ能力を持っているのか、実体化出来るのかは不明です。姿は変えれるようです。
※一時的に実体(きぐるみ)を失っているため、キャラに何らかの変化があるかもしれません。
※制限がライダーロワ基準だと思い込んでいます。
※特殊能力:「書き手界の良心」に目覚めました。
  本気の一喝を放つことにより、悪ノリし過ぎている者に自重を強いることができます。
  ただし、ギャグ将軍の性格上、あまり多用されることはありません。
  真剣な人生相談に乗ることも可能。なお、発動中はピンク色がかかった女言葉になります。
※背中に謎のチャックを確認。ギャグ将軍曰く、開けると「大変なこと」になるそうです。詳細は不明です。
 今回の発動はあくまで電脳空間でのなりきり変化の鍵としての解放であって、本来の解放の効果は不明です。
※ノリと思い込みで電脳空間内でかなりの無茶が可能になったようです。またものによっては現実の方が将軍に合わせて動きます。
 例:ピカピカ鳴くとラピュタの雷が勝手に発動します。

※固有結界「コーヒーブレイク」
  優雅なリネン一式の備わったテーブルと人数分の椅子を造り出し、皆でコーヒーを飲んで和みます。
  それ以上の効果は確かめられていません。
  コーヒーセット自体が発動させている可能性があります。

※ノートパソコンの中に、顔写真付き参加者名簿と支給品一覧(パスワードが設定されている)のデータが確認されました。
 また地図を確認。参加者の区別が付かない第三放送時の参加者分布を知ることが出来ます。上級パスでさらに詳しく?
※書き手ロワ2ndに存在するすべての「アドレス」に向けて、データ化されたギャグ将軍が送信されました
※パソコンから『柿テロ猥・R2‐ND』のチャットに出入り可能になりました。

※コロンビーヌと情報交換しました。
※『柿テロ猥・R2‐ND』掲載の情報を一部入手しました。
 新生クライシス帝国に因縁のある相手――主催者・ジョーカーと真の対主催がメインです。
 影の繋ぎ師の情報もそろっています。
 反面『黒猫』の情報を初め、不完全な部分もあります。お任せ。
※孤城の主のコロンビーヌ視点の情報を得ました。

259:メタ思考の彼方に(後編) 投下順に読む 261:Face of Fact
259:メタ思考の彼方に(後編) 時系列順に読む 261:Face of Fact
258:GENERAL IN THE SHELL 速筆魔王LX 264:新訳・これより先怪物領域
258:GENERAL IN THE SHELL ギャグ将軍 264:新訳・これより先怪物領域
259:メタ思考の彼方に(後編) コロンビーヌ 262:真夜中のサーカス
257:敗戦と新たなる旅立ち 愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました 266:主催者ジョーカーの事情
257:敗戦と新たなる旅立ち 人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~ 266:主催者ジョーカーの事情
254:なのDeath☆(後編) HN[名無し」 279:終末への扉(1)
142:黄昏、来まくって WIKI管理人 266:主催者ジョーカーの事情
243:第三回放送 R-0109 266:主催者ジョーカーの事情

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最終更新:2010年01月21日 10:21
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