嫌すぎるこった


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「あああああああああああああああーーーーーーーーーーーーー」
 一人の女性――正しくは少女と女の中間は激しく錯乱していた。
「ないないないない無いッ! 無いッ!!」
 動きにあわせて、二つのスイカやメロンもかくやという魔乳も揺れる。
 それは普通の成人男子にとって天上界の光景だが、LSの変態紳士には便所のタンカスにも劣る地獄の光景だろう。
「ブッキーブッキーブッキーブッキーブッキーブッキーブッキーブッキー」
 鞄を激しく漁るが何も出てこない、と――、
「あれ?」
 手応えがあった。早速掴み出してみることにした。
 銀色に輝く体、一振りの大剣を思わせる流線型のフォルム、そう、それは、
「……ブリ?」
 ブリだった。

 ブリを片手に対主催、殺し合いの会場に降り立った婦警、その名も『焦ったドラえもん』!
「ぬわああああああああああああああ」
 頭に浮かんだイメージを一新する為にブリを振る。嫌だ、嫌すぎる映像だ……。


 気を取り直して……もう一度。
「ブッキーブッキーブッキーブッキーブッキー」
 ぬめり。何かを掴んだ。
 ……ぬめり?

 嫌な予想は案の定、それはぬめってテカテカして真っ赤茶色な……タコだった。
 右手にブリ、左手にタコ、この会場に降り立った美少女戦士……その名は『焦ったドラえもん』!
「ぬわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 両手に持った支給品と書いて海産物と呼ぶ代物を全力で投げ捨てる。
 常識外れの膂力にそれら二つは空の星となった。運が良ければ人に巡り会えるだろう。きっと。

「なにか普通のものなにか普通のものなにか普通のもの…………」
 ブツブツと呟きながらバッグを漁る。
 ごつり。なにか硬い感触だ。
 引き出して見るとそいつは――
「真っ黒だ……」
 ――重くて硬くて太い真っ黒な板切れだった。
「……って」
 異なる世界の自分――のモチーフキャラ、セラス・ヴィクトリア――が死亡寸前に使用していた、龍をも殺す黒き大剣……『ドラゴンころし』。
「普通のものって言ったでしょーがッ!!」
 それを、一切の慈悲無く空の彼方に投げ飛ばした。

「なにか普通のなにか普通のなにか普通のなにか普通のなにか普通のなにか普通のなにか普通のなにか普通の……」

 少女の、苦悩は続く。



【深夜】【C-6 市街地】
【焦ったドラえもん@漫画ロワ】
【装備】無し
【道具】支給品一式
【状態】錯乱。強い疑心暗鬼
【思考・行動】
1.なにか普通のなにか普通のなにか普通のなにか普通の……
【備考】
  • ブリとタコは温泉の方に飛んでいきました
  • ドラゴンごろし@アニロワ1stは森の方に飛んでいきました


025:全ては愛しの人の為に。 投下順に読む 027:とりあえずこれからは卑屈っぽく見えないように『過疎ロワ』のことを高貴っぽく『カソリーヌ』って呼ぼう
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焦ったドラえもん 080:スーパーお夜食タイム



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