更にその裏側、黄金の心の下に。

そう、コレは書き手ロワ2ndが始まる少し前の話である。
全員がご存知の通り>>784で主催>>1、もとい「ボマー」がズガンされて1stは無事(?)終焉を迎えた。



ように、見せられているだけだった。無論、真実は違う。
これは、嘘のようで本当の話。

「えー、こほん。皆さんお疲れ様でした。
 ご存知の通りこのスレは物の見事に過疎ってしまいました。
 一時のお祭りももう終わったようですね」
ふと気がつけば参加者は一つの部屋に集められていた。
過疎スレだのなんだの良く分からない言葉を並べる目の前の女性に誰もが困惑を隠せない様子だった。
「ですが、お祭りってのは何度も起こりえるんです。
 そう、楽しければいいんですよ。書き手という人たちはね。
 闘争、鬱展開、熱血、駆け引き、裏切り。様々なものを日々求め、こういう場所にいるのかもしれません」
女性は喋りつづける。
その場にいる大半が怪しいと思いながらも話を黙って聞いている。
「勘の良い人は分かっていますよね、そうです。 2ndが始まるんですよ。
 ですから、みなさんはここにいてもらっては困る訳です。
 というわけで―――――――――ちょっと死んでもらいます」



「ま、黙って死ねる訳はないわね」
一歩前に出たのはラノロワの「A」である。
「右に同じだ――加減の余地は無いと思え」
そして、◆I0wh6UNvl6。
「そうね、私達の数は軽く見ても50。
 あなた一人で対抗できるものではないと思うけど?」
最後に、◆eUaeu3dols。
不幸にも1stに参加させられたラノロワの三人が女性を囲む。

「……黙っていれば楽に死ねたのに、残念ですね」
その一言が、始まりの合図。
◆I0wh6UNvl6の放つ「左の悪臭」が女性を圧し潰し――――――



ていなかった。
「鬱陶しいんですよね、正直言って」
悪臭を軽くあしらい、一気に三人へと肉薄する。
ほんの一瞬の出来事だった。
「新しい時代は」
左手でAの頚動脈を掻き切り。
「もう直ぐそこに」
右手で◆I0wh6UNvl6の心臓を砕き。
「迫っているんですからね」
左足で立ち、右足で◆eUaeu3dolsの目から上を吹き飛ばしていた。

「ま、黙っててくれれば元の過疎スレに戻しますよ。
 彼らだってそうです、つい弾みで殺しちゃいましたけど。
 あとでしっかりもとの場所に戻しますよ」
誰もが今起こった出来事を飲み込めず。
そこに転がる三つの死体を受け入れる事が出来ず。
「逃げたい」と、誰もが思った。




「……五代目サン、ちょっと頼まれてくれるか?」
そんな中、R-0109@みんなのしたらば は五代目@HIPHOPロワ に耳打ちをする。
「そこに転がってる俺っぽい死体、ちょっと取ってくれるか?
 奴はいま説明に夢中っぽいしな、でも何やるかわかんねえ。
 だから、そいつの体を取り戻して俺の力を取り戻したい」
五代目は言われるがままその死体をR-0109の元へ引き寄せた。
「サンキュー…………っと、よし。 終わったぜ」
数秒の間に、その死体は消えてなくなっていた。
「元々俺の物だからな、元に戻るのは簡単だよ。レイアースのノヴァみたいなもんさ」
良く分からないたとえだが、分かったことにしておく。

「で、手間取りたくないので皆さんにはこれから一瞬で死んでもらいます」
Wiki管理人が両手に光を溜める、右の手に削、左の手に除と書かれている。
「……というわけで、俺もくたばりたくねえ。野郎の言いなりなんざごめんだしナ。やれるだけ、やってやろうぜ!」
R-0109が五代目にアイコンタクトを送る。
それで全てを理解したのか、五代目は静かに目を瞑った。



光が、広場全体を覆い残ったのは女性だけとなった。
「さて、と。 2nd参加者の皆さんだけ「復元」しますか」
彼女以外何も残っていなかったはずの空間に、数人の姿が突如現れる。
「記憶の「削除」、性格を2nd仕様に「編集」……と、これで十分です」
現れた数人の頭に手を当て、何かしら光を当てていた。
これが、「ツキノ」を始め、1st参加者が2ndにも何食わぬ顔で参加できた「理由」である。

そして、女性は参加者のほかに「一人の人間」も復元させていた。
文具ロワの「感電の神」である、彼の記憶の削除と性格の編集を行えば、技術はロワ運営上で非常に役立つ。
気まぐれなことだが、彼女は「役に立つと思った」から蘇生させた。
無論、最低限のシステムが組めればそれでいい。R-0109の力の断片を持つ「感電の神」で十分だったのだ。

こうして、書き手ロワ1stは終焉を向かえた。
女性がその場を去ったことにより、後には何も残らなかった。
Aを始め、様々な人たちが。元の場所に帰ることなく、塵となった。





しかし、反逆の意志というのはどこの世界でも尽きないものである。
女性は気が付かなかったが自分が出て行く際に少量の黄金の粒子が流出していたのだ。
そう――――――それこそ!!

「っぷはぁっ! 助かったッ! あぶねーところだったぜー」
五代目、R-0109。そして他の六人は、とある真っ白い空間にいる。
「あんにゃろーの根城に来たっぽいけど、俺のもう一人の分身をいいように使ってるみたいだな……」
R-0109は何かとムカついているが五代目には何のことかサッパリ分からない。
「……あ、あの。Rさん」
「ん? なんスか?」
「ここ、バレないんですか?」
五代目の素朴な疑問に、R-0109は笑顔で答える。
「五代目サンの黄金の精神で作り出したいわば「個室」だからねー。
 ま、よっぽどの事でも無い限りバレないでしょ。 ここは根城のすげー僻地に出来てるみたいだし」
その満面の笑顔に、五代目も思わずサムズアップをする。
「さて、みんな起きて来た見たいだし、まずは状況説明。そして今後の行動方針を固めるとしますか!」
そう、R-0109と力をあわせて作った黄金の精神による空間で助けることの出来た6人。
なんの因縁かは知らないが、ある程度R-0109と関わった人間である。
反逆の狼煙が、いま煙を立とうとしている。



「デ、どうなってるんでス? このバカ嫁」
「あー、ハナから説明するからちょっと聞いてくれ」
エルフ耳(という設定を無理矢理押し付けられた)少女が、R-0109へと質問をする。
めんどくさそうにR-0109はまとめて説明しようとする。

「まず、この場所じゃ書き手ロワ2ndが行われてるみたいだ。
 参加者は結構有名なロワの主力の書き手さん達ばっかりだ。
 現に乗ってる人間はめちゃくちゃいる見たいだし、総数もどんどん減ってる。
 でも、ラッキーなことにあの主催はどーもやる気がないらしい。
 参加者が乗り込んでくることを上等と言ってるからな、参加者が乗り込んでくることも予想しているんだろう。
 そこでだ、この黄金の精神の部屋から抜け出して参加者と共闘する。それが理想だ」
「はい、質問」
そこで手を挙げたのは、JUMP2ndの執念の書き手、◆SzP3LHozswである。
「もし、参加者が乗り上げてこなかったらどうする?」
「乗り上げさせるんですよ」
R-0109が自信たっぷりの顔で返答をする。
「どうやら、黄金の精神ってのは良くわかんないけど凄いエネルギーでね。盗聴は直ぐ出来ましたよ。
 時間さえあればプログラムハックもできるかもしれない、盗聴した限りそんな対したシステムじゃない見たいだしね」
「はーい、質問です」
次はスクラン最終話作者の◆X7WwwzkoUUである。
「武装はどうするんですかー?」
「ま、それは参加者頼みだけど……乗り上げてくるようならきっと武装も凄いんじゃね?
 それに……」
そこで言葉を少し詰まらせる。
一瞬くらい顔になるが、元の明るい顔へと戻る。
「俺の分身が二人いるんだ、1stの時の能力がまだ使えるなら皆もある程度闘えるかもしれない。
 俺も、分身が全員揃えばスーパーソニックみたいな感じで強くなれるかもしれない」
「つまり、現状を纏めると――参加者がここに乗り上げてくるまで待たなきゃいけないって事?」
「そうなりますね、でも今のペースなら対主催の炎はメラメラと燃え上がっていますよ」
R-0109の説明をいまいち飲み込んでいないアケロワの六代目だが、なんとか理解したようだ。

「とりあえず、状態表っぽくするとこんな感じですね」

【思考・行動】
基本:主催の野郎をぶ殺死ろす
1:とりあえずシステムのハッキング。
2:できれば対主催者への援助
3:分かる限りの内部情報の垂れ流し

「ま、難しいですけど。何とかなりますよね
 ……無責任かもしれないですけど、やるだけやって見ましょうよ。
 反逆――いいね、ぐっと来るゼェ……」



「ねぇねぇ、ネスカさん」
「ウン? なんですかあんどれさン?」
FFDQ3rdのあんどれがネスカへと疑問を投げかける。
「なんで彼はあんなに元気なの?」
「……ムカついてるからじゃないですか?」
「良くわかんない理由だね……でも面白いんじゃない?」
3rd勢は不安と安堵が混じったような微妙な表情で、待ち受けるしかなかった。
先はまだまだ長い。



【五代目@HIPHOP】
【六代目@アーケード】
【ネスカ@FFDQ3rd】
【あんどれ@FFDQ3rd】
【エド@FFDQ3rd】
【◆SzP3LHozsw@ジャンプ2nd】
【◆X7WwwzkoUU@スクラン】
【R-0109@みんなのしたらば】

以上八名。
黄金の精神により、1stという死の舞台から。
Wiki管理人に地獄の土産を届ける為に、舞い戻ってきた。

彼らは、対主催に光を灯すのか?
まだ、わからない。



※主催のいる空間のどこかに「1stに参加させられた人間たちが潜む空間」があるようです。
 彼らの容姿は1stのままです。
※主催空間の会話はある程度筒抜けです。
※主催サイドにいるR-0109は文具ロワの「感電の神」、つまり偽者のようです
※Wiki管理人は偽R-0109のみ救出し洗脳していいように使っているようです
  また、1stの参加者で2ndに参加している人間は記憶を消されていますが、何らかのショックで取り戻せると思います。
※もうすこし時間があればシステムハックができる「かも」しれません。
※参加者がこの空間に入ってきた瞬間に共闘を企んでいます。
※主催サイドの人間は気がついていないようです。
※R-0109の分身が全て彼に吸収されれば凄い力が出るかもしれません。
※ひょっとすると2nd参加者もR-0109と同じ原理でで「同一人物」と言う保障があれば合体できるかもしれません。





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最終更新:2008年02月14日 03:43
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