レクイエムは静かに奏でられる


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「いい湯だな、アハハン~♪」
一人の男が、温泉に浸かっていた。歌など歌って、上機嫌だ。
だが、そんなのんきな光景は長く続かなかった。彼のまわりのお湯が、赤く濁り始めたのだ。

「ん?なんだこれ?…って、このにおいは…。血!?」

異変を悟り、慌てて周囲を見渡す男。すると、自分以外にも温泉に入っている人間がいるのを発見する。
その人物のまわりは、血の色が一段と濃かった。

「ちょっと、君!大丈夫か?」

とっさに、彼は声をかける。返事はない。代わりにその人物…幼い少女の体が崩れ落ちる。

「え?」

近づかなくてもわかった。湯船に浮かぶその少女は明らかに

死 ん で い た。



「うあああああああああ!!」

静かなる ~Chain-情~は、叫び声と共に覚醒した。

「だ、大丈夫ですか?」

すぐ後ろから、声がかけられる。Chain-情が首をひねって後ろを見ると、そこには自分を
心配そうに見つめる少女の姿があった。

(この子は、えーと…。俺はいったい何を…。)

まだ完全に稼働していない脳みそを無理矢理動かし、Chain-情はこれまでのことを思い出す。

(そうだ、俺はバトルロワイアルに放り込まれて…。それで女の子を殺したメガネ野郎と、
この子からもらった支給品で戦って…。たしか勝ったんだ。たぶんその後、緊張の糸が
切れたか何かで気絶してたのか…。しかし、いやな夢だったな…。)

「あの…。お水飲みます?」
「ん?ああ、ありがとう。」

少女が差し出したペットボトルを受け取り、Chain-情はその中に入れられていた水を一気
に口に流し込んだ。

「あれ?」

そこで彼は、ようやく自分の身に起きた異変に気づく。
よく見れば、自分の着ていた服が学ランに変化していたのである。

「ねえ、これは…。」

右手で左腕の袖をつまみながら、Chain-情は少女に尋ねる。

「ああ、その服ですか?お兄さん、服がずぶ濡れだったじゃないですか。このままじゃ風
邪を引いちゃうってうっかり侍さんが言い出したんで、気絶している間に着替えさせても
らいました。ちょうどうっかり侍さんの支給品に、お兄さんが着られそうな服があったんで。」

「うっかり侍?ああ、あのトウカの姿の人か。」

考えてみれば、彼女とChain-情はお互い名乗ってすらいなかった。
しかし、トウカといえばうっかり侍。うっかり侍といえばトウカ。
Chain-情の脳内ではその名前と姿は、驚くほどあっさりと結びついた。

「ん?ちょっと待って。さっき、着替えさせたって言ったよね?」
「はい。」
「つまり…。いろいろ見ちゃったわけ?」

ダイレクトに聞くわけにもいかず、ぼやかした言い方をするChain-情。
それに対し、少女は頬を赤く染めてうつむく。

「すごく……大きかったです。」
「ええーーーーー!!」

今度はChain-情の顔が、完熟トマトも裸足で逃げ出すくらいの赤さに染まる。

「なーんて。冗談ですよ。」

からかうような口調で、少女が言う。しかし、目が笑ってない。

(本当に冗談なんだろうか…。)

Chain-情の心は、何とも表現しがたい複雑な感情に支配されていた。


そのころ、彼らがいる場所から遠く離れた学校では…。

「むっ!」
「どうした、エロ師匠。」
「今、私のエロセンサーにかすかな反応が…。すぐ消えてしまったが…。」
「知るか!というか、なんだそれは!」


話は再び森の中に戻る。

「おお、気づかれておられたか。」

何とも微妙な雰囲気になっていた二人の元へ、うっかり侍が戻ってきた。
その体には先の戦いで負った傷を覆うように、大量の布が巻かれている。
そして、両手は土で汚れていた。それを見て、Chain-情は彼女が今まで
何をしていたのかを理解する。

「えーと…。そういえば、まだ名を聞いておりませんでしたな。某は永遠のうっかり侍。
ギャルゲロワの書き手でござる。」
「私はアニロワ2ndの書き手、素晴らしきフラグビルドです。」
「え…?」
「どうかしました?」
「あ、いえ。俺は静かなる ~Chain-情~。アニロワの書き手です。」

実はChain-情は、いろいろショッキングなことがあったせいでこのロワに参加している
他の人間もパロロワの書き手であることを忘れていたのである。

「Chain-情さんって、たしか2ndでも書いてましたよね。ということは、私と同郷ですね!」
「ああ…。」

フラグビルドの言葉も、Chain-情の頭には入っていっていなかった。
彼の脳内は、ひとつの考えに支配されていた。

(そうだ、このロワに参加しているのは書き手だけ…。つまり殺されたあの女の子も、
俺が倒したメガネ野郎も…。)

「Chain-情殿、いかがなされた?顔色が優れぬようだが…。」
「うっかり侍さん…。すいませんが、あの女の子を埋葬したところまで案内してくれませんか?」
「ええ?何故そのことを!まだ話しておらぬというのに…。」
「簡単な話ですよ。あなたの手には土が付いていた。ロワで手に土が付く行動といったら、
遺体の埋葬以外あり得ません。」
「な、なるほど…。」
「で、案内してくれますよね?」
「Chain-情殿が何を考えておられるのか某にはわかりませぬが…。わかり申した。
案内いたしましょう。」


温泉少女の遺体は、三人が会話していた地点から歩いて五分とかからぬ場所に埋葬されていた。
そしてその近くには、もう一つ土を掘り返した跡があった。

「うっかり侍さん、あっちは?」
「我らを襲った男の墓です。いくら罪もなき人を殺めた外道とはいえ、死んでしまえばただの亡骸。
放っておくのも忍びないと思い、あそこに…。」
「そうか、やっぱり死んでたのか…。俺は、殺してしまったんだ…。俺と同じ書き手を…。」

Chain-情の体が、小刻みに震え出す。それは自分への怒り故か。それとも悲しみか、恐怖か。
あるいは、本人にもわかっていないのかもしれない。

「Chain-情殿が気に病む必要はござらん!奴はゲームに乗っていた!Chain-情殿が奴を
殺していなければ、死んでいたのは我ら三人だったかもしれぬ!」
「わかってます。けど、彼だってこんな殺し合いに参加させられなければ、殺人なんて
する人間じゃなかったのかもしれない。生きていれば、素晴らしいSSを書いて多くの人
を感動させていたのかもしれない。それを俺は…。」
「もうやめてください…。そんなに自分を責めないで…。」

なおも震えが止まらないChain-情。その体を、背後からフラグビルドの小さな腕が抱きしめる。

「Chain-情さんに武器を渡したのは私です。Chain-情さんの行動に罪があるというなら、
私だって同罪です。だから、一人で背負い込まないで…。」
「フラグビルドさん…。」

Chain-情は自分の胴に回されていたフラグビルドの腕を、優しく外した。そして、彼女の
頭に手を置く。

「ありがとう。そう言ってくれるだけで、俺は十分救われる。」

震えは、もう止まっていた。そして彼はフラグビルドから離れると、おもむろに落ちて
いる石を拾い出した。

「Chain-情殿?いったい何を…。」
「まあ、見ていてくださいよ。」

拾い上げた数個の小石を、Chain-情は空中へ放り投げる。

「ゴールド・エクスペリエンス!」

Chain-情の背後から、黄金のスタンドが出現した。そのスタンドは、空中の石に向かって
拳のラッシュを放つ。
ゴールド・エクスペリエンスの能力。それは無生物を生物に変化させるというもの。
その拳を受けた石は白い花へ変身を遂げ、二つの墓の上に降り注いだ。

「わあ…。」
「おお…。」

その幻想的な光景に、女性陣二人は思わず声をあげる。

(今はこんな事しかできないけど…。君たちが命と引き替えにつないだバトンは、
確かに俺たちが受け取った。たとえ俺たちが死んでも、きっと他の誰かがバトンを拾ってくれる。
君たちの死は無駄じゃない。無駄になんかしない。だから、今はゆっくり休んでくれ…。)

その後、三人は支給品のチェックおよび交換を行うことにした。
まず、ネオンが持っていた刀。これはChain-情が持つことになった。
すでに二つの強力な武器を持っているChain-情だが、カードデッキは使用に制限時間がある。
スタンドは、漫画ロワ制限により使用に精神的疲労を伴う。
そしてChain-情はライダーもジョジョも熱心なファンというわけではないため、
これらを完璧に使いこなせるかと聞かれると疑問符が付く。
以上のことから、デメリットのない武器をひとつ装備していてもいいだろうということになったのだ。
そしてうっかり侍が回収したネオンのデイパックに入っていた、彼の支給品。
これは表紙に「みWiki」と書かれた本と、真っ白なケースに入ったCDだった。
CDの方はスタンドDISCというわけでもなく、本当にただの音楽CDであるらしい。
要するに、二つともハズレ支給品だ。これは誰が持っていてもいいだろうということになり、
とりあえずChain-情が持つことにした。
それからChain-情が持っていたコアドリルは、「本編でゆたかが持っているから」という
理由でゆたかに似た外見を持つフラグビルドの手に渡ることになった。


「それで、これからどうなされる、Chain-情殿。」
「対主催として行動するなら、どこかに拠点を作った方がいいでしょうね。
とりあえず、温泉に戻りましょう。細かいプランを練るにしても、こんな森の中より
しっかりした建物の中の方が都合がいいでしょうし。」
「なるほど、承知した。」
「私も異存はありません(温泉ならフラグを立てる手段にも事欠かないだろうし…)。」
「それじゃあ、いきましょうか。」

うっかり侍とフラグビルドを従え、歩き出すChain-情。その身には、すでに気高き魂が
育っていた。だが、その気高き魂があっさりとつみ取られるのがバトルロワイヤルである。

次に鎮魂歌が奏でられるとき、彼らはそれを奏でる側か、それとも聞く側か。
それを知る者はいない。


【早朝】【A-8 森】
【静かなる ~Chain-情~@アニロワ1st】
【装備】:カードデッキ(龍騎)、ゴールド・エクスペリエンスのDISC@漫画ロワ、
仗助の学生服@漫画ロワ、合成された刀(名刀“電光丸”+ 妖刀かまいたち + はやぶさの剣)@ドラえもん+風来のシレン+DQ
【所持品】:支給品一式×2、レインボーパンwith謎ジャム@ギャルゲロワ、みWiki@らき☆すた?、CD『ザ・ビートルズ』、
元々着ていた服(ずぶ濡れ)
【状態】:健康。強い決意。
【思考・行動】
基本:殺し合いに反逆ゥ!そしてなるべく多くの仲間と生還し、死んだ書き手の分まで頑張る。
1:温泉を拠点に、対主催の仲間を集める。
2:マーダーも出来れば殺したくないが、説得不可能な場合はやむを得ない。
※容姿はスクライド(アニメ)の橘あすか。


【永遠のうっかり侍@ギャルゲロワ】
【装備品】:斬鉄剣@ルパン三世
【道具】:支給品一式、パロロワ衣服詰め合わせ
【状態】:全身各所に刀傷。軽い貧血。
【思考・行動】
基本:打倒主催、乗った人間は斬り捨てる。
1:Chain-情とフラグビルドを守る
2:無事に皆で帰る
※私立真白学園中等部の制服@アニロワ2ndを破り、包帯代わりに全身に巻いています。


【素晴らしきフラグビルド@アニ2nd】
【装備】無し
【所持品】支給品一式(まだ何か持っているかも)、コアドリル@アニロワ2nd
【状態】全身軽い火傷。
【思考・行動】
基本:フラグを立てて立てて立てまくる
1、静かなる ~Chain-情~と素敵なフラグを立てる
2、邪魔と判断したら、永遠のうっかり侍を殺す。
※外見は小早川ゆたか@らき☆すた(ただし髪の色は緑色)です。
※ゆびぱっちんで真っ二つに出来ます。


※パロロワ衣服詰め合わせ
歴代パロロワに登場した衣服(支給品だけでなく、現地調達のものも含まれる)の詰め合わせ。
仗助の学生服@漫画ロワと、私立真白学園中等部の制服@アニロワ2nd以外の中身は
次の書き手さんにお任せします。あくまで衣服なので、鎧などは入っていません。
ただし、鎧より防御力の高い服が入っている可能性はあります。



113:走れたい焼きくん 投下順に読む 115:おっぱいの大きい熟女は好きですか?
113:走れたい焼きくん 時系列順に読む 115:おっぱいの大きい熟女は好きですか?
110:覚醒フラグ 静かなる ~Chain-情~ 128:温泉話っスか! Chain-情さん2 集まれ!コスプレ温泉
110:覚醒フラグ 永遠のうっかり侍 128:温泉話っスか! Chain-情さん2 集まれ!コスプレ温泉
110:覚醒フラグ 素晴らしきフラグビルド 128:温泉話っスか! Chain-情さん2 集まれ!コスプレ温泉



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