前門の虎。後門の狼。そして……


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気絶しているフリクリ署長の頭を膝に乗せながら、地味子はある決意をしていた。
一度人を殺してしまった以上、もう被害者の立場ではいられない。
理由はどうあれ、地味子が殺し合いに足を踏み入れたことは否定できないのだ。
例えその場に死体が無くても、汚れた真っ赤なまでは騙せない。

(……そういえば、まだ名前聞いていなかったっけ)

気絶状態ながらも幸せそうな顔をするフリクリ署長を見下ろし、フッと笑みを零す。
おそらくこの男が目覚めるまでが、地味子にとって最後に残された安らぎの時間。
ならば、今は一秒でも多くそれを噛み締めていたい。
だが、殺し合いの行われているここでは、そんな願いは一瞬にして砕け散ってしまう。

「よぉ、シケたツラしてどうした」

白いもやの中から軽快な声が響き渡る。
地味子はフリクリ署長を地面に寝かせると、立ち上がって声のほうにナイフを構えた。

「く、来るなら殺すからね!」
「おっと、話が早いな。嫌いじゃないぜそういうの……ただな」

声の主が近くの木に向かって拳を突き立てた。その直後、辺りにあったもやが一瞬で散っていく。
姿を現したのは、周囲に炎を撒き散らすエースだった。

「そう言う台詞は相手見てから言えやッ!」

怒鳴り声を上げながら、エースは己の腕を横なぎに払う。
すると、腕の先から鳥頭の人間が飛び出たかと思うと、その鳥頭が地味子目掛けて炎を吐き出した。
突然の出来事に唖然とするが、防衛本能が行動を優先させる。

「葉鍵の迎撃(リーフシールド)!」

必死の叫び声とともに、地味子の周囲に木の葉が円を描きながら集まっていく。
炎が直撃する寸前だったが、間一髪で集まった木の葉がその炎を未然に防いだ。
その行動に、エースの顔は喜びに変わっていく。

「こいつは倒しがいのある女だな。で、テメェはいつまで隠れてるつもりだよオイ」

エースは地味子がいる場所からさらに奥の方を睨みつける。
その指先には、いつの間にか弾丸が握り潰されていた。
無言の状態が数秒間続く。やがて、静かな茂みの中から一人の男が銃を構え姿を現す。

「クク…野生の勘って……やつか」

何がおかしいのか、笑い続けるその男。それはダイナマイトアンデッドだった。

「ぶつぶつ言ってねーで、大きい声でしゃべれや!」

今度はダイナマイトアンデッド目掛けて炎を吹き散らすエース。
だが、眼前に迫る炎の群れに恐怖することなく、ダイナマイトアンデッドは悠然とそれを回避した。

「威力は強いようだが……大雑把だな……」
「テメぇ」

今まで喜びの顔だったエースの頬に、一筋の傷跡が走っている。
ダイナマイトアンデッドは、迫っていた炎の僅かな隙間から、銃を発砲していたのだ。
頬から滴り落ちる血を手で拭いながら、エースは指を盛大に鳴らす。
一方、間に挟まれた地味子は、滝のように流れる背中を肌で感じながら、どうすべきか必死に思案していた。
自分一人ならば逃げ切れる。だが、フリクリ署長が居るためそれは出来ない。

「ま、まてぇ!」

地味子の思考を中断させたのは、前後の二人とはまた違う方向から飛んできた、別の声だった。
前二人の空気を重くさせたのと違い、今度の声は一生懸命叫んだのが伝わるような、そんな声。
三人が声の方向に視線を送ると、飛び出してきたのはふくよかな体系の青年ことピザの1号だった。
彼は両足を震わせながらも、必死の形相で声を張り上げる。

「さ、最初から見せてもらってたぜお嬢さん! 今助けてやるぞ!」

震える拳を握り締めながら、ピザの1号は地味子を安心させようと白い歯を見せて作り笑いを浮かべる。
そして、今度は硬い表情に戻すと、両手の指をエースとダイナマイトアンデッドに向けて突きつける。

「お前達の相手は……お、俺だぁ! 二人まとめて相手してやる!」

そのあまりの無謀な宣言に、三人は肩を竦めたり歯軋りをしたりという態度で答えていた。
だが、そんな中大きな拍手が地味子の隣から響き渡る。

「勇気ある男です、惚れがいがある、残りの書き手人生を懸けるに値するほど! 」

惜しみない拍手を送っていたのは、気絶から回復したフリクリ署長だった。
やがて満足したのか、フリクリ署長はピザの1号と同じように両手の指を左右に伸ばし、高々に声を張り上げる。

「私も共に戦いましょう!」

その様子を黙って見ていたエースは、腰に下げていたジャッカルを抜き出すと、上空に向かって発砲した。
響き渡る轟音で、周囲に隠れていた鳥たちがいっせいに飛び去っていく。
右手にジャッカル。左手にはピーキーガリバー。背中にはマジシャンズレッド。
攻撃こそが防御であると言わんばかりの装備である。
対してダイナマイトアンデッドは、AK-74を構えているだけなのに、寒気がするほどの狂気が滲み出ている。
この男が戦いで苦しむ姿など、どう想像しても浮かんではこない。
最後にピザの1号。丸腰であるが、勇気だけはこの場の誰よりも強い色を見せている。
同じようにフリクリ署長も丸腰だが、なぜか自信満々でその場に仁王立ちしていた。
唯一武器を握り締める地味子が、前後の二人に意識を集中させる。

「じゃあ、そろそろおっぱじめるか」
「ククッ……いいぜ……ゲーム開始だ」
(せめて、何も知らない彼だけは逃がさないとッ!)


圧倒的戦力差の中、戦いの火蓋は切って落とされようとしていた。

【早朝】【C-9 森】
【ピザの1号(◆wKs3a28q6Q)@AAAロワ】
【状態】地味に決意
【装備】ない
【所持品】不明
【思考・行動】
1・勇気を出して地味子とフリクリフリクリ署長を助ける
2・そのためにもダイナマイトアンデッドとエースに立ち向かう!
3・脱出してロワを完結させる!


【地味子@葉鍵3】
【装備:ナイフ】
【所持品:なし】
【状態:健康】
【思考・行動】
1:フリクリ署長を逃がしてから逃げる
2:ピザの1号も助けられたら助ける
※CLANNADの制服を着用
※葉鍵の迎撃(リーフシールド)
周囲の木の葉を風で巻き起こし、強力なシールドを張り巡らせる
※その他の設定は後続に任せます


【フリクリ署長@アニロワ1st】
【装備:不明】
【所持品:支給品一式、サングラス(クーガー仕様)】
【状態:健康】
【思考・行動】
1:地味子とピザの1号を守る
2:騎士道精神に準じて行動(要するにか弱い女性を助ける)
※容姿はサングラスをかけていること以外お任せ
※声もお任せ


【ダイナマイトアンデッド@漫画ロワ】
【装備:AK-74(残り98発)】
【所持品:基本支給品一式、朝倉涼子のアーミーナイフ、
AK-74の予備弾(残り200発)、不明ランダム支給品1個】
【状態:健康】
【思考・行動】
基本行動方針:殺し合いに乗る。
1:目の前の四人を全員殺す
2:出来るだけ多くの人を殺す。そして優勝。
3:死んじまったら…ま、いいか…
※容姿や性格はアカギに近い感じです。(あごが若干長く、白髪です。)
※死を恐れていません。よって致命傷を受けても反撃してくる可能性があります。


【エース@漫画ロワ】
【装備:ピーキーガリバー マジシャンズレッドのスタンドディスク ジャッカル】
【所持品:支給品一式×2】
【状態:健康】
【思考・行動】
基本行動方針:最強のストライカーと成る為、何者だろうとブチのめす!
1:どいつもこいつも俺のこの手で叩き潰してやる!
【備考】
※外見はカズマさん!です
※シェルブリット、進化の言葉が使えるかは不明です


094:諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ 投下順に読む 096:カミングアウト【Side.B】
092:交錯していく雄と雌~旅館で朝食を~ 時系列順に読む 099:このロワがスタートしたのと同じ日にOG外伝発売
065:燃えよロワ ピザの1号(◆wKs3a28q6Q) 133:え?かおが?
051:タチムカウ 地味子 133:え?かおが?
051:タチムカウ フリクリ署長 133:え?かおが?
003:番人が如く ダイナマイトアンデッド 133:え?かおが?
090:吼える男 エース 133:え?かおが?



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