魔眼の使い魔 32


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「あの、すみません…」
振り向いた男はまず少女の輝くような美貌に驚き
ついで視線を下げて
革命的大質量を目にした途端に劣情のターボ過給器が全力全開
そして男の脳に天の声が届く

“問題無い、逝け”

「サーイエッサーッ!」
男の両手がティファニアの胸に伸びる
「当て身」
死角から延髄に振り下ろされたハサンの空手チョップが男の意識を刈り取った
「やはり一人で街に出すべきではなかったか…」
ぐったりした男を路地裏に引き摺りながらハサンは呟く
どうしても義姉に内緒の買物があるとティファニアに頼み込まれハサン一人が離れた位置
から護衛に付いて街までやっては来たものの
道を聞く度に襲われそうになるティファニアの前から目にも留まらぬ早業で
始末してきた男の数はこれで二十七人目
メドゥーサがいればエスコートを頼むところだがあいにく主人のルイズとその学友の
モンモランシーとともに出かけている
縛り上げた男をゴミ箱に押し込んだハサンが監視位置に戻るといつの間にやら一目で
チンピラゴロツキと判るお兄さん方が一ダースほどティファニアを取り囲んでいる
ハサンは静かにキレた
「ティファニア殿はよい顔をせぬだろうが…」
ハサンが右腕の包帯を解くと同時に周囲に浮かび上がる十二個の心臓
エーテルによって形造られた擬似心臓に貫手を突き入れようとしたそのとき
一陣の突風が男達を吹き飛ばす
風を飛ばしたのは魔法学院で旦那にしたくない男No.1の座をオスマン老と
競い合っている陰気な教師
その名を疾風のギトー
さすがにメイジに喧嘩を売る度胸は無いのかすごすごと引き上げるチンピラゴロツキ
そこにマチルダもやって来た
「この馬鹿ッ!!」
いきなり怒声をあげるマチルダ
「アタシに内緒で街に出かけるなんて!どれだけ心配したと思ってるんだい!!」
普段のクールで知的な秘書モードではなくセクハラジジイに制裁を加える羅刹モードに
なっている
「アンタにもしものことがあったらアタシは…アタシはぁ…」
一転して泣き顔になったマチルダがポロポロと大粒の涙を流しながら
ティファニアの両肩を掴んで激しく揺さぶる
頭をカックンカックンさせながら“はわわ”とか“うぐぅ”とか声にならない声を
あげるティファニア
「あいやしばらく」
音も無く背後に回りこんだハサンがマチルダのうなじに生暖かい息を吹きかける
「ひゃうん!」
突然の奇襲に思い切りカワイイ声をあげてしまうマチルダ
正直グッときました:byギトー
ハサンに促され腰のポーチから取り出した金色のブローチをマチルダに差し出す
「お誕生日おめでとうマチルダ義姉さん」
「馬鹿……」
正直趣味悪いなーと思いつつ笑顔で受け取るマチルダ
その一見ブローチに見える金色の装飾品が異世界でメイドガイバッチと呼ばれている
ことを彼らは知らない
「いい義妹さんですね」
柔らかな女性の声に振り向くとギトーの背後に一目で母娘とわかる妙齢の美女と
推定年齢7~8歳の美幼女が寄り添うように立っている
「えっと、こちらは?」
「妻のフランシーヌと娘のフランチェスカだ」
ウソダドンドコドーン(マチルダ心の声)
マチルダとティファニアそしてハサンまでもが唖然として立ち尽くすなか
とてとてとティファニアに近づいたフランチェスカがいきなり
グワシッ
乳を鷲掴みにしたッ!
グニグニ
そして揉みしだいたッ!!
「~~~~~~~~~~ツ!?!」
真っ赤になってパニクるティファニアの胸の感触をじっくりと確かめ
フェイクでないことを確認したフランチェスカが叫ぶ
「ファンタスティック!」
気まずい空気が一同を金縛りにし
気の利いたオチが思いつかないのでうやむやのまま終わる

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