アンケートについて
アンケートは機器や機能の利用状況や、ある機器や機能を利用する人の心理的特性の傾向を捉えたり場合に有効。質問項目と回答者の選択は、厳密性を求めすぎると実行不可能のになるので、統計的に粗い分析となることを頭においておくこと。
調査の流れとポイント!
1.なぜアンケートを行うのか、その目的を明確にすること。
・現状の把握
・仮説の検証
2.調査対象を決める。
3.調査内容を決める。
4.データの分析方法を決める。
5.調査方法を決める。
6.予備調査を必ず行い、アンケートの中身をチェックすること。
現状の把握ならば、知りたい項目を並べればよい。しかし仮説の検証ならば目的(目的変数)とそれに関係してくる内容(従属変数)を考えなければならない。
ワーディング(アンケート構成)のアドバイス!
①曖昧な用語をなくす。
②難しい言葉は使わない。
③形容詞を多様しない。
美しい、熱狂的ななど、言葉それ自体が価値判断を含むので、回答に偏りがでる可能性がある。
④否定疑問文を使わない。
「~を使いませんか」と聞かれて、”はい”、”いいえ”どちらを答えているのか解りにくい。
⑤過去の記憶に頼る内容は避ける。
実際に聞きに触れてもらって答えてもらうのが良い。
⑥一文は短くする。
⑦アンケートの1枚目はデモグラフィック項目のみにする。
⑧アンケートは12ページ以下にする。16ページにすると回答率が10%落ち込むことが確認されているそう。設問ごとの影響が出やすいので、1ページあたり5問くらいにしておくこと。
回答方法のアドバイス!
①自由記述について
回答者の負担が多いし、回答に答えにくい。アンケートの予備的に行うのが良い。
②選択肢
7段階尺度が適している。9段階では再検査信頼性が低く、5段階では両側が選択されにくいことがわかっている。
③アンケートの順番
答えやすい順に示す。思考が必要な質問は後ろへまわす。
最終更新:2009年03月30日 02:01