登場人物(ネタばれ注意)

英雄・学徒出陣の人物紹介




話のあらすじ


後漢末期、会稽の名門に学徒出陣というどうしょもないどら息子がいた。
そんな息子を心配した母親は、学徒を無理やり洛陽の蔡ヨウ先生のところ
へ勉強へ行かせたのだが、旅の途中で甘寧という賊と決闘したが、コテンパに
やられ、学徒は甘寧の舎弟となってしまった。

もともと兄貴肌の学徒は甘寧党のなかで有力な人物となり、一大派閥を形成した。
甘寧党は討伐にし来た官軍の顔良、文醜を返り討ちにしその勢力を大きく拡大した。
しかし甘寧はパシリの孫権に殺され、その後を学徒が継ぐこととなった。
一大勢力を手に入れた学徒は荊州を平定。その力を恐れた朝廷は学徒を州牧に
任命し懐柔を図ったが、何を思ったのか学徒は朝廷の使者を追い返し、漢朝打倒を
宣言するのだった。
学徒出陣は全土の反朝廷軍を糾合し盟主として、戦いを推し進めるめついに漢朝の
巨星、袁紹を討ち破る。
さらに皇帝から禅譲され大越皇帝に即位する。しかしその実態は軍閥たちの盟主的
な存在であり、実質的な版図は長江以南に限られていた。そんな中、はやくも反乱
勃発、天下の趨勢は未だ定まらず。



【学徒出陣】統率99 武力87 智謀83 政治87 魅力96


越の大帝でこの物語の主人公。

元々は会稽の大金持ちの息子で任侠的な親分肌の持ち主。一応、良家の子息としてそれ相応の教養などは持っているが口は悪い。八戸のぶなが、ひょーりみとはいろいろと因縁がある。

洛陽へ遊学に行く途中、夜盗の甘寧に襲われ、そのまま甘寧党の一員となる。その後、任侠的な魅力により甘寧党有力なの幹部なった。

親分の甘寧が孫権に討たれると、すばやく仇をとり一党を掌握し、さらに勢力を拡大。荊州を制圧する。
その後、反漢朝を掲げ挙兵し巨星袁紹を討ち、少帝より帝位を奪い、大越帝国を興して覇業を達成する。

その後、金宰陽、韓遂らの反乱を平定。さらに益州の劉氏を討伐してここを直轄領とする。しかし勢力を拡大した斉王・張春華、涼王・日和見らに脅威を感じて謀殺を謀った。張春華は討つも日和見には逃げられる。

そして日和見と天下をかけて激突するが、知将、賢臣が多い涼軍に破れる。最期は八戸のぶながの前で自ら首を刎ね果てた。

【評】

さすがは主人公と言うだけあって劇中で大いに活躍した。ただ出番の数では日和見、カリスマ性では張春華のほうが上だったように見える。他の亡国の主と同じく、晩年は宦官を重用して、政務にも意欲を無くしていたのも残念。



【張春華】統率80 武力100(+10黒王号) 智謀58 政治53 魅力99



斉王。この物語の準主役。女性である。梁山泊の頭領から一時は華北の覇者にまで上り詰めた英傑

正真正銘の生粋の任侠の人(ヤクザ)。任侠もどきのインテリである学徒とは別物である。女性とは思えないほど、肉体を鍛え上げているため筋肉女と陰口を叩かれることもあるが、決してマッチョな化け物ではなく、かなりの美人である。呂布も惚れるほどである。カリスマ性では学徒以上であるという。最期は学徒出陣に謀殺される。

彼女の死後、斉の兵は涼に吸収されたことが記されている。

【評】

最強のものが、勝者となるとは限らないのが歴史だが彼女がその良い例であろう。



【日和見】統率81 武力52 智謀71 政治100 魅力95

涼の高祖、前半はひょーりみ、後半は日和見と書かれることが多い。


書生から梁山泊の名目上頭領(実質は張春華)となり、洛陽一番乗りを果たす。金宰陽、韓遂らの反乱平定に大いに活躍し、涼州、関中に地盤を得て涼王となる。高祖が大陸の実力者の一人となったのは実は涼王
となってからであり、それ以前は自らの兵をあまり持たなかったようだ。

学徒出陣の謀殺から逃れ、越を討ち天下を統一する。


【評】

一番出番が多い気がする。登場も学徒出陣、八戸のぶながに続いて3人目であった。天下人だからとうぜんではある。それにしても臣に恵まれた幸せな主君である。

書生からのし上り、大陸全土を平定。大涼王朝をおこした。しかし日和見自身は行き当たりばったりで周りに振り回されていたことが多い。ただし、政治家としてはたいへん有能なことが記されている。また何度も危機に陥っているがなんだかんだで助かっている。やはり只者ではない。


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最終更新:2008年02月11日 16:28