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ぶっちゃけ、後ろ盾である楓の了承さえ得てしまえば、他にこの2人を庇う奴は居ない。
武闘派の楓を本気で敵に回す覚悟のある者は、まず居なかったと思われるのだが。
「拙者もあの2人の幼稚さには、いい加減うんざりしていたでござるよ。
 助けを求められても煩いでござるし……拙者が週末に出かけてる間にでも、〆ておいて頂けぬかな?
 ああそうそう、殺すのだけは勘弁でござるよ。死人が出ると証拠隠滅が面倒でござるからな」
そう言って楓はあっさり山篭りに向かってしまった。週末でヒマなみんなは一斉に双子を取り囲む。

とりあえずオーソドックスに殴る蹴るの暴行を加え始めたのは、運動部4人組。
「いくで~、サッカーボールキーック!」
「あはは、腹パンチ腹パンチ!」
「あ、逃げちゃダメだよ~! ほら、首にリボンかかると苦しいでしょ? ついでだし、もっと締めちゃえ☆」
「…………無駄だよ。逃がさないから」
サッカー部(マネージャーだけど)らしい蹴りを見せる亜子、楽しそうに率先して殴る裕奈。
まき絵は新体操のリボンで風香の首を締め上げ、長身のアキラは史伽を半ば吊るすような格好で捕まえる。
みんな実に楽しそうに暴行を加えていく。部活の時よりも生き生きしてるんじゃないだろうか。

そんな運動部4人組に、クラス委員長としての責務に駆られ、雪広あやかが制止の声をかける。
「みなさん、最初っから飛ばし過ぎですわよ。殴るならせいぜい、お腹だけにしておくべきですわ。
 骨折とかさせてしまうと、最後の人まで回りきりませんわよ?」
あくまで「クラスのみんなが楽しめるように」と気を配るあたり、いいんちょの鑑と言えよう。
ちなみに彼女自身は他人が双子を虐めるのを見てるだけで満足してる様子。
高貴なセレブたるもの、自分の手を汚すようなマネはしない。そんなのは下々の人間に任せておけばよい。



早くも息も絶え絶えの風香・史伽。
続いて手を伸ばしたのは、チアの3人。
どうやら性的なイジメをしたいらしく、早速2人を裸に剥いていく。
他のクラスメイトの協力も得て、素っ裸にして天井から吊るしてしまう。
「うわ、マジでガキの身体だねこりゃw 中3になってコレってマジやばくない?w」
「あんたたち、こんなんじゃマトモなセックスできないっしょ。いやロリコンの変態には大人気かな?w」
「ほにゃらば、『開通式』いっくよ~☆ 2人の『初めて』は、この、その辺に落ちてた棒切れ君で~す☆」

快感も何も無い、絶叫と血に満ちた凄惨な性的虐待。
それを和美が横から撮影する。加害者側の顔などは一切写さない絶妙のアングル。
その画像データを、すぐさま千雨がネット経由でバラまく。出所を掴まれるようなヘマは決してしない。
鳴滝姉妹は一気に世界中のHENTAIたちのアイドルだ。

数時間にも及ぶ暴行の末。
いい加減泣き喚く気力体力も尽きてきたようなので、あやかは少し2人を休ませることにする。

呼ばれたのは千鶴と夏美、そして五月。
「あらあら、酷い状態ねぇ。まってて、手当てしてあげる」
千鶴はいつもの笑みを浮かべたまま、傷の手当てをしていく。
使うのは思いっきりしみる傷薬。絶叫を上げる風香にも、千鶴は全く表情を変えない。
「あーあ、私ならこんなことされたら自殺しちゃうなー。一応薬塗っとくけど、絶望的だよこれ~」
手当てしながらも史伽の陰部を覗き込み、精神的に追い討ちかける夏美。
裸の上に包帯を巻かれる双子の前に、そして五月が食事を置く。
 ……2人のためのご飯です。これ以外は与えるつもりはありませんので(ニッコリ)
そう微笑む五月が差し出したのは、ドッグフードと水の入った盆。完全に動物のエサ。人間扱いではない。
屈辱に顔を歪ませながら、それでも飢えと渇きに苦しむ2人は、やがて這いつくばって舌を伸ばす。



食事と治療の後、風香1人をその場に残し、史伽を連れ出そうとする者たちがあった。
それは図書館探検部の4名。彼女は怯える史伽に、真剣味のある目配せをする。
「ウチらだけで楽しませてや~。あ、2人も要らんし。コッチのだけでええわ」
木乃香は他のクラスメイトに向けてそう断ると、別室に連れ込む。
戸を閉めるなり、4人は怯える史伽に微笑みかける。

「そう怖がらんといて。ウチらもな、他に方法思いつかんかったんよ。ほんま堪忍な」
「私たちは史伽さんの味方です。風香さんはともかく、史伽さんがイジメられる理由はありませんです」
「クラスのみんなを、止められなくてごめんなさい……。でも、せめてふみちゃんだけでも……」
優しい声をかける彼女たちに、史伽はようやくホッとした表情を浮かべ、ボロボロと泣き出してしまった。
そして問われるままに、風香のせいでどれだけ苦労してきたのかを、愚痴っぽく語りだす。

お姉ちゃんが言うから。お姉ちゃんのせいで。私は止めようとしたのに。お姉ちゃんさえ居なければ……。
段々言葉が荒くなっていく史伽。
ひとしきり史伽が感情を吐き出しきった頃を見計らって、ハルナが声をかける。
「ま~、双子とはいえ、色々不満とかあったんだねぇ。で、史伽、あそこにあるカメラ、気付いてるかな~?」
ニヤニヤ。ハルナのイヤラシイ笑み。
木乃香も。夕映も。のどかも。はッと顔を上げて見回せば、みな揃って底意地の悪い笑みを浮かべている。
のどかの『いどのえにっき』で、史伽の中に風香への不満がほんの少しだけ隠れていることを読み取って。
木乃香の微笑みで警戒を解き、夕映の洞察力とハルナの話術で誘導尋問。
その史伽の不満の言葉は全て隠しカメラとマイクで撮られており、リアルタイムで別室の風香の所に転送。

双子の精神的な絆をズタズタにしておいて、呆然とする史伽を、そのまま風香の居る部屋に戻してやる。
「お、お姉ちゃん、あの……!」
「……フンッ!」
涙目で何かを言いかけた史伽に、風香は怒って顔を背ける。
互いに励ましあうことができなければ、人間、一気に弱くなるものである。
暴行を加えるのではなく、精神的支柱をへし折る。知能犯揃いの図書館組らしいアプローチと言えよう。