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こんにちは、桜咲刹那です。
実は私、大のお風呂好きです。
今朝も大浴場で朝風呂をもらってきました。
更衣室に戻ると、お嬢様がいました。
このか「せっちゃーん、今日も朝風呂?」
せつな「はい。寝汗も落とせて爽快ですよ。お嬢様もどうです?」
このか「あーいや、今日はな、風呂好きなせっちゃんにプレゼントがあるんや」
そう言ってお嬢様が取り出したのは、ローション、のようなものです。
どうもよくわからないのは、容器の中身にぶつぶつしたものが混じっていること。
最近のローションはそういうものなのでしょうか?
このか「これなー、うちが作った特製ローションなんよー」
特製、という言葉に毎度の嫌な予感を覚えます。
せつな「特製・・・というと?」
このか「聞いて驚かんでなー。これ、蛙の卵なんよ」
      • 驚きました。

このか「名づけて、蛙ローションやー」
お嬢様・・・ネーミングセンス悪すぎです・・・。
せつな「ええと・・・つまり、それは、ローションなわけですよね?」
このか「そうやー」
せつな「ローションというからには、誰か塗る人がいるんですよね?」
このか「そうやー」
せつな「プレゼントというからには、それを塗るのは私なんですよね?」
このか「そうやー」
せつな「・・・・・・」
このか「さあ!」
お嬢様がぐっと近づきます。
どうやら、いつものように逃げ場はないようです。
せつな「では・・・ありがたく使わせていただきます」
ローションを良く見ると、見紛うことなく蛙の卵です。
封を切ると、腐った田んぼの臭いがします。鼻が曲がりそうです。
手にとってみました。
どろっとした卵が風呂上りの手を冷やします。
このか「どや、気持ちええやろ?」
最悪の手触りです、とも言えず・・・。
せつな「はい・・・いい感じです」
手にとって初めてわかりましたが、孵化寸前の卵も混じっています。
せつな「あ、あのお嬢様、これふk」
このか「それなー、卵ちゃんと潰さんと効果出らんのやってー」
      • はい。

仕方なく卵を右腕に伸ばしてみました。
びちゃあっと卵が腕に広がります。
風呂上りの爽快感はもうありません。
上気した肌も、右腕から鳥肌を立てていきます。
このか「ほらほらー、右腕だけやのうて・・・」
お嬢様が卵を無理やり広げていきます。胸に、腹に、腰に・・・。
お嬢様・・・何故あなたはビニール手袋をはめているのですか?
胸の辺りで蛙が孵化したようです。
びゅくびゅくと、心臓ではない振動が伝わります。
あ・・・腰の辺りでも孵化したようです・・・。
全身隈なくローションを塗りました。
そうでないと、お嬢様が悲しい顔をされるので・・・。
最初に塗った右腕が、カピカピになってきました。
乾いた卵でも、孵化したおたまじゃくし達は元気に跳ね回ります。
私の身体を、おたまじゃくしがうようよと這っています。
潰れた卵とおたまじゃくしの死体で、奇妙なぬるぬるが全身を襲います。
このか「こんなもんかなー。せっちゃん、綺麗になったわあ」
駄目押しのごとく全身に卵を塗りたくり、お嬢様は満足されたようです。
よかった・・・。
このか「それ、洗ったら効果ないからな。そのまんま登校してな」
せつな「・・・はい」
自慢だった白い肌も、今はよくわからない褐色のまだらになっています。
しかし、ぬるぬると生臭さで、私はもうどうでもよくなっていました