クイーン「ティーチ」
ティーチ「なんだね、クイーン」
クイーン「最近、血を浴びてなくて退屈なの。適当に見繕って、連れてくてくれない?」
ティーチ「おぉ、そういえば俺も最近血を飲んでいねぇな。こりゃ由々しい事態だ。天下の黒髭ともあろうものが、情けない!」
クイーン「さっさと連れてきて。でないと振り落とすわよ」
ティーチ「くっくっく、わかった。すぐに用意しよう。おい野郎ども!今日の晩飯はガキの心臓のステーキだ!かっはっはっはっは!」

 ☆ ☆ ☆

ティーチ「諸君、乾杯だ!」
船員たち「「カンパーイ!」
クイーン「ちょっと、ビールをこぼさないで!私の身体が汚れちゃうわ」
ティーチ「おぉっと、それは失礼した。おい野郎ども!我らがクイーンに汚ねぇビールをかけてくれるなよ!?」
船員たち「へーい!」
クイーン「っていうか、どこから持ってきたのよ、そのビール。現界したとき、食料庫とか空っぽだったのに」
ティーチ「なーに。町に出ればこんなもんいくらでもあるもんだ。かっはっはっは!」

音子「ああ、何故かウチの商品が無いぃーーーーーーっ!!」

 ☆ ☆ ☆

ディー「あっ、羨ましいほどに凄い黒髭!」
ヘク兄「あんな顔隠れるほどの髭に悪党面……
    ティーチしかないだろ常識的に考えて」
オルフェ「海賊……ということは、水辺には近寄らないほうが無難ですね」
爺「やーいやーい、悔しかったら陸に上がってこんか。ホッホッホ」

ティーチ「クイーン……俺はよぉ、俺はよぉ……っ!!」
クイーン「ちょっ!? 泣かないで!
   ホラ、いつか皆海に近づくチャンスが出来るって!
   その時皆殺しにしましょ! ねっ、ねっ?」

 ☆ ☆ ☆

轟音、爆音、大炎上。新都の街は今、河口付近に出現したガレオンによって、混乱の坩堝と化していた。
ヒゲ「ウォー!? 当たるっ! 死ぬっ!」
マスター「ちょっ! あんたの船でしょっ!? なんとかしなさいよっ!」
マスターのチョップと同時に爆発音。焦げる髭。
ヒゲ「おいこらクイーン! お前ちったあ加減しやがれっ!」
クイーン「んー……避けれ?」
ヒゲ「できるかっ!」

 ☆ ☆ ☆

ティーチ「くっくっく。すっかり人気を取られちまったなぁ、クイーン?」
クイーン「別に。あんなクズどもに好かれても、気味が悪いだけだわ」
ティーチ「その割には寂しそうじゃねぇか」
クイーン「あら?貴方って実は目が悪かったのね。初めて知ったわ」
ティーチ「かっはっはっは!俺は、お前さんが意地っ張りなのはずっと昔から知っていたがな」
クイーン「意地っ張りなんかじゃないわ。振り落とすわよ」
ティーチ「くっくっく、やれやれだ。どれ、我らが女神を慰めるための生贄でも取りに行こうかね」
クイーン「だったら、このスレの住人をお願い」
ティーチ「自分を差し置いて魔剣に夢中になった腹いせか?」
クイーン「違うわよ!」

803「心配するな、クイーンは俺のだから!」
806「違う、クイーンはティーチの
    で、俺は彼女の船員だから 」

ティーチ「なんだってんだ、一体・・・」
 時は数時間前にさかのぼる。
 ティーチは相手が理性を持たないのをいいことに、まんまとバーサーカーを港へおびき寄せた。そしてバーサーカーが自分に襲い掛かろうとする直前、クイーンにバーサーカーを狙い撃ちさせたのだ。
 勝負はあっけなくついた。バーサーカーのマスターは、自滅するまでもなく、聖杯戦争を敗退した。はずだった。なのに。
ティーチ「あの剣か・・・!?」
 バーサーカーが消え去った後、その場に残った美しい剣。略奪者であるティーチは、当然その剣を持ち帰り、その美しさに見とれた。鞘から抜いて刀身を眺めたいとも思ったが、クイーンが止めろと言ったので渋々ながら諦めた。そして、部下に宝物庫に運ぶよう命じた。
 それが、数分前。
ティーチ「なんで、てめぇがバーサーカーになってやがる!」
 魔剣を誤って抜いてしまった魔船の船員の一人は、新たなる狂戦士となって船上を血で満たした。
ティーチ「・・・いいだろう。この船の上で、クイーンの次に誰が偉いのかを教えてやろう!」
806「「■■■■■ーーーーーー!」

 ☆ ☆ ☆

ディートリッヒVSティーチ

ディ「英霊の身でありながら、無辜の民への狼藉の限り、許さんぞライダー!」
ティ「ハ! 鈍亀が、貴様の剣がこの俺とクイーンに届くと思っているのか」
ディ「届く!」
ティ「どうやって!」

ディ「最早問答無用!!」

ティ「――――え?」

ディ「我はセイバー! ディートリッヒ・フォン・ベルン!
  海賊を断つ剣なり! 貴様は艦ごと我が剣にて叩き斬ってくれる!!」

んー、馬がいれば「翔けよファルケ! 隼鷹の如く!」とか出来るが親分過ぎるか。
逆に、ティーチVSアンちゃんなら

リベ「総員私から下りなさい。本艦はこれより、アーチャーの大亀めに突撃、否、ぶつけます!」
ティ「アホか。自分の船を捨てる海賊がどこにいる」
リベ「お黙りなさい! 悔しいけれど、図体の大きい私ではアーチャーの矢は当たり放題。
   ならここは、少しでも全滅のリスクを避けるべきではないかしら。
   ……それに、宝具の私は沈んでもまた復活出来るもの」
ティ「やかましい! リスクが恐くて賊なんぞ出来るか!」
リベ「ティーチ、あなたバカ? 船の私が降りろって言ってるのよ」
ティ「王様なんぞにビビるくらいならバカで十分よ。
   ――それに、誰がテメェの船長だと思ってやがる。なぁ、野郎ども!」
『キャプテン・ティーチだ!』
『悪魔の落とし子!』
『地獄の番人!』
『黒髭の命令しか、俺達には聞けねえぞ!』
ティ「――――だ、そうだが。愛しの女王陛下?」
リベ「もぅっ! 好きになさいな、……ホントに私の船長殿はバカなんだから」

 ☆ ☆ ☆

ティーチ「おめェら本当に・・・今までありがとう おれなんぞの夢に何年も・・・よく付き合ってくれた なァおめェら・・・・・・・・・ よくやってくれた!! さぁいくぞっ 英雄王!!! おめえらの忠誠に…この銃で答える!!!! 」

 絶望はない、あるのは海へはじめて出た時と同じある胸が張り裂けんばかりの興奮
 アレは俺が追い求めた夢そのものだ。
 この世の全ての財を手に入れる。いつか見た遠い夢が今眼前で成就を待っている
 敵の放つ閃光の烈風の音さえ聞こえない。
 聞こえるのはただ――波の音
 ああ、そうか晴れやかの心地で理解する
―――俺が求めたのはこの世全ての財じゃない。――浪漫(手に入らないモノ)――
 この胸の高鳴りこそが俺の追い求めたものだ
ティーチ「はっはっはっは あはははは」
 喜笑、しかし、英雄王に届かず倒れ伏す
ギルガメッシュ「夢より醒めたか雑種」
 夢を遂げることは出来なかった。だがこれでよかったのかもしれない
――手に入れてしまえば夢では無くなってしまうのだから――
ティーチ「そうだ・・・・・な・・・・此度の航海は心躍った・・・・な・・・・
      ・・・・次ァどんなロマンを追いかけようか・・・・」
 大海賊は塵も残さず消えた。そして次もまたロマンを追いかけるだろう

 ☆ ☆ ☆

 未遠川に現れた海賊船。30問の大砲は無差別に放たれ、もはや神秘の隠匿など不可能となっていた。
士郎 「あれは・・・ライダーの宝具!?」
ディート「ばかな!ライダーは確かに私が殺したはず・・・」
 ライダー、エドワード・ティーチは確かに消滅した。しかし、その宝具が自ら人を襲い、魔力を貯め、現界し続けたなど、誰が予想できようか。
 その船の名はクイーン・アンズ・リベンジ。
クイーン「許さない・・・許さない・・・!よくもティーチを!私の船長を!聖杯なんか要らない!みんな、みんな消えちゃえばいいんだ!」
 即ち、―――復讐の女王。
                    ~ラスボスはロリ女王ver~