バベル外伝?
~~下校時
イリヤ「アーチャー、その片眼鏡どうしたの?」
前アーチャー「おう、よく聞いてくれたな。地雷女に引っかからないように、悪魔通販で購入したヤンデレスカウターだ」
イリヤ「何それ?」(汗)
前アーチャー「その女が恋愛に対して、いかに執念深くて怖いかを測る装置だな」
凛「何処の通販で売ってるのよ、そんなの」
イリヤ「へー。良ければ試してみて」
前アーチャー「おお、任せろ……イリヤのヤンデレ指数は5だ。ゴミだな」
イリヤ「そ、それって喜んでいいんだよね」(汗)
前アーチャー「騙してエッチなホテルに連れ込んで、その後ポイ捨てにして大丈夫なレベルだな」
イリヤ「うう、それは嫌だよぉ」
凛「他の人はどうなってんの?」
前アーチャー「ちょっと待て。凛は134でやや高め、桜は42000……ライダーは53万……」
桜「?」
ライダー「それって高いのかしら?」
前アーチャー「さてと、ちょっと地球を救う仕事を思い出したんで、俺様は出動するぜ」
凛「おいおい、待てよ」(ガシッ)
前アーチャー「離せー! 俺の命が危険でデンジャーなんだ!」
桜「そんな大げさな」
前アーチャー「大体3万を超えたら、半径100Mが非常警戒区域になるんだぞ!」
ライダー「50万を超えたらどうなるの?」
前アーチャー「惑星脱出を考えろと説明書には書いてある」
ライダー「………」
前アーチャー「………」
ライダー「アーチャーは黙って帰ったりしないわよね」(ニターリ)
前アーチャー「ハ、ハイ、カエリマセン。ライダーサンニダマッテナンテ、ケッシテ」
桜「しかし、ヤンデレ指数が高いって言われても、実感が無いんですけど」
前アーチャー「自覚がねーから、更に怖いな。おお怖い怖い」
桜「喧嘩売ってます?」
前アーチャー「ま、待て、ディラックの海は止めろ!
そうだな、わかりやすく説明するとだな……例えば、リンが坊主に振られたとするだろう」
~~凛の場合
凛「あたし、何処が悪かったのかな……嫌われるようなことしたのかもしれない……これから、どうしよう」(どよーん)
~~
凛「ん~……まあ、確かにそんな感じかも」(ぽりぽり)
桜「大丈夫ですよ姉さん、先輩は振ったりしないから」
凛「いや、別に士郎のことなんかどうでもいいから、いや別に彼が嫌いな訳じゃないんだけど(ry」 ブツブツブツブツ
前アーチャー「ツンデレのはともかく、これが逆の場合だと……」
~~桜の場合
桜「先輩、先輩、先輩……」(ブツブツ)
桜「信じられない……何で私だけ……何で……」
桜「そうだ、もう一回話し合えばいいんだ……包丁、どこに置いてあったっけ」(がさごそ)
~~
桜「何ですか、これ?」
前アーチャー「坊主に振られた場合のおまえの反応」
桜「こんな風にはならないですよ!」
前アーチャー「じゃあ、試しに坊主に振られた後のことを想像してみろよ」
桜「~~っ! ~~ぁ、う、く……」
凛「ち、ちょっと桜! しっかりしなさい!」
イリヤ「アーチャー、サクラちゃんが地面を転げまわって悶絶してるよ!」
前アーチャー「ふっ、ヤンデレには耐えられまい。自らの業で自らを焼いておるのよ」
イリヤ「でも、ライダーさんはそんなに執念深いって気がしないんだけど」
ライダー「……ありがとう、イリヤ」
前アーチャー「馬鹿言え、こいつこそ執念の塊ってやつだ。
そう感じないのは、イリヤがライダーと奇特にもつきあってるからだ」
イリヤ「そうなのかな?」
前アーチャー「もし、ライダーがイリヤと付き合っていたらな……」
~~イリヤとライダーが付き合っていた場合
ライダー「イリヤ、ご飯よ」
イリヤ「ライダーさん、ここ何処? もうお家に帰りたいよぉ」(グスングスン)
ライダー「大丈夫よ。ここなら誰にも邪魔されることは無いわ」
イリヤ「お父さんとお母さん、お兄ちゃんに会いたいよー。リンやサクラちゃんにも会いたいよ」
ライダー「もう会えないわ。二人の邪魔をする人間にはね」
イリヤ「そんなの嫌だよぉ」
ライダー「それより、イリヤ……今日もたっぷり愛し合いましょう」
イリヤ「やだ、もうやだよ……誰か、助けて……」
~~
イリヤ「またまた、アーチャーは大げさだなー」
ライダー「ええ、大げさよ」
前アーチャー「イリヤ、おまえにはこの人間火薬庫の爬虫類のような目が見えないのか!」
イリヤ「ライダーさんは、こんなことしないよね」(にこにこ)
ライダー「イリヤを悲しませるようなことはしないわ」(ニコニコ)
前アーチャー「畜生、息を吸うように嘘を言いやがって……イリヤが別れ話を切り出した瞬間に、
ワインぶっかけてイリヤを絶対に連れ去るに決まってる」
イリヤ「もう! それ以上は怒るよ、アーチャー」
前アーチャー「じゃあ、他のやつらにも聞いてみろよ」
イリヤ「ライダーさんは、私を監禁したりしないよね?」
ライダー「えっと………」
桜「それは……」
凛「あたしの口からはちょっと言えないな……」
イリヤ「な、何でみんな目を逸らすの!?」
ライダー「アーチャー、酷い言いがかりにもほどがあるわ」
イリヤ「ほら、ライダーさん本人がそう言ってるし」
前アーチャー「じゃあ、ライダーも坊主に振られるのを想像してみろ」
ライダー「……がはっ!」(吐血)
イリヤ「ライダーさん!」
ライダー「~~っ! が、あが……」
イリヤ「しっかりして!」
凛「おいおい、痙攣しながらのたうち回ってるぞ」
前アーチャー「想像でこれなんだから、現実ではどんな反応があることやら……」
~~五分後
ライダー「危なかった……天国から大人になったイリヤが、おいでおいでしていたわ」
イリヤ「私、まだ死んでないよ」(汗)
桜「でも、ライダーさんはそんなに執念深いの? 私達には優しい先輩だけど」
ライダー「うーん、独占欲がちょっと強いのかもね」
前アーチャー「お前って、浮気を許さないタイプだろ」
ライダー「うーん、どうかしら?」
このとき、アーチャーの脳裏に以下の光景が走った
~~前アーチャーが浮気をした場合
ライダー「アーチャー、ただいまー」
前アーチャー「ラ、ライダー、許してくれ……」
ライダー「あら、お薬切れ掛かってるわね。いま補充するわね」
前アーチャー「う……あ……う……」
ライダー「これでもう安心ね。今日はアーチャーの好物のハンバーグにしてあげるから、もうちょっと待っていてね」
~~
ライダー「私って、案外根に持つタイプかもしれないわ」
イリヤ「うーん、想像がつかないけどなー」
桜「ライダーさんって、何でも許しちゃいそうだけど」
ライダー「アーチャーは嫉妬深い女の子は嫌いかしら?」(ニッコリ)
前アーチャー「イエ、ソンナニワルクナインジャナイデスカネー、アイジョウブカイコトノウラガエシダト、オモイマス」
おまけ
~~三日後、士郎の部屋
イリヤ「お兄ちゃん、携帯電話買ったの?」
士郎「ライダーにGPSつきの携帯電話を貰った」
イリヤ「そうなんだ。便利そう」
士郎「キャバクラや風俗、エロDVD屋の半径20メートルに近づくと、ライダーからメールが必ず送られてくるんだが……」
おまけ2
~~三日後、イリヤの部屋
前アーチャー「ぬぐお……AVをパケ買いしたら、全滅だと……。20本が僅かに10分でダメになるとは」
ライダー「何をなさってるのかしら?」
前アーチャー「誰だ! 俺のAV鑑賞を邪魔する奴は!」
イリヤ「私の部屋でそういうことされると、困るのだけど」(汗)
ライダー「ふーん……まあいいわ。ところでアーチャー、頼みがあるんだけど」
前アーチャー「おうよ、何だ?」
ライダー「イ、イリヤのショーツが欲しい」(こそこそ)
前アーチャー「何だ、超糞女(グレートビッチ)だったのか……契約完了だ」
前アーチャー「イリヤ、今すぐパンツ脱いで、こっちに寄越せ!」
イリヤ「何で!?」
前アーチャー「世界のエントロピーがちんぷんかんぷんで……とにかく必要なんだよ、ぶらあああ!」
イリヤ「訳がわからないわよ。イヤ!来ないで!イヤあああああああ!!」(ゴソゴソ)
前アーチャー「ほら、ライダー。脱ぎたてほやほやだ。履くなり、嗅ぐなり、舐めるなり、食べるなり、好きにしろ。
ちなみに俺の知り合いの紫髪の美少女曰く、相手の黄色いエキスをまぶして噛みしめるのがいいそうだ」
ライダー「わあ、ありがとう」
イリヤ「ちょっと、何で世界のエントロピーのために、ライダーさんに私のショーツを渡すの!?」
前アーチャー「ライダー、ところで、それどうする気だ?」
ライダー「シロウに履かせて、それからシロウを切り刻みたい」(テレテレ)
イリヤ「ええっ!?」
前アーチャー「わお……クレイジーサイコビッチ」
イリヤ「ちょっと、ライダーさんを悪く言わないで!」
前アーチャー「イリヤにはお似合いだな。YOU、結婚しちゃいなよ」
イリヤ「ええっ、どういう意味よ!? 女同士では結婚できないわよ!」
ライダー「そんな、私なんかイリヤには勿体ないわよ」(テレテレ)
最終更新:2011年05月30日 01:25