Fate/Another Servant 
         HeavensFeel 2 第三十話ミニ劇場

~英雄(ひでお)の部屋 ファイター編~


る~るる~るるるる~るる~るるるる~る~る~る~る~♪(BGM徹子の部屋)

闘士「ようこそ皆の者。英雄(ひでお)の部屋のコーナーもこれで三回目だ。
   そして今回は私の順番が回ってきたという訳だ。それではよろしく頼む」
遠坂「よしいいぞファイター。実に順当な滑り出しだ」
綾香「本当に冗談抜きで控えめなのね」
遠坂「これも彼の持つの美徳だよセイバーのマスター」
牧師「あの慎ましい態度はウチのにも見習わせたいものだ」
騎兵「ハッハッハッハ! くだらんな牧師。何故王があの様に家臣達に対してへりくだらねばならんのだ?
   俺様に言わせれば奴はファラオ失格だな」
間桐「………やたら滅多ら大きな態度を取っていればファラオ合格なのか?」
騎兵「然様。そもそも王の偉業や威光を誇示せずに何故民草や臣下がついて来る?
   ファラオならファラオらしく振舞うのは当然であり民もそれを望んでいるものよ。だから奴は駄目なのだ」
剣士「それを言うならライダー、おまえだって王失格だぜ?」
騎兵「ハンッ、つまらん戯れ言を。俺様に足りんものなど何一つとしてありはしないわ」
剣士「いいや全っ然っ足りねえ! おまえ髭無いじゃんか。ファイターにはちゃんと王に相応しい髭あるけど」
アイ「…………髭?」
魔道「確かにライダーに髭は無いですね」
弓兵「髭無いのぅ。というかAS鯖は髭キャラ少ないぞい。ファイターと無精髭生やしとるランサーだけじゃな」
騎兵「いや待て貴様ら、まさか髭=王とでも抜かすつもりか?」
剣士「馬鹿言えライダー! 王には男子として立派な髭があるのは常識だろうが!
   オレの仕えたシャルル王なんかそれはもう立派な髭があったぜ。その美しさたるやまさしく国宝!
   フランクの豪傑英傑にとって髭は誇りや沽券と共に賭けるに値する髭《エンブレム》だ。
   そしてそんな髭自慢の中で陛下の髭は至高。あれこそが王の中の王の髭! 王髭あっての偉大な王なり!」


狂戦「確かに歴史的に見ても風格や威厳を出すために口髭を生やしたり顎鬚を伸ばしたりする国王は多かったのは事実だな。
   かくいうおれも一時期は伸ばしてたもんだ。戦で邪魔になるから切っちまったが」
弓兵「ワシも伸ばし取ったなぁ。髭のせいで顎が痒くなるからいつの間にか剃るようになったが」
槍兵「拙者も伸ばしておったのぅ。面倒故に放置しておるが」
遠坂「髭の手入れくらいしたまえよランサー」
間桐「お前みたいに顎鬚を定規で整える程皆が皆ナルシストじゃないんだよ遠坂」
遠坂「やれやれ、髭の身嗜みが如何に大事かを知らないとはまだまだ経験不足の子供のようだね間桐」
間桐「な、なんだとぉ!?」
騎兵「ふん、くだらん。王に必要なのは絶対的な存在感を放つファラオーラとファラオとして地上を治めるに相応しい神々の血筋だ。
   貴様らのような混ざり物がそういう小手先の装飾で誤魔化しているに過ぎぬ」
剣士「異教の神風情の血がどうした! シャルル王は大天使とも交信出来る真の聖人ぞ!」
魔道「ほぅ大天使と。それは本当なんですかセイバー? 聖堂王は伝説で頻繁に天使と交信してますけど」
剣士「おう本当だぜ。しかもそれだけじゃない、陛下は天使の奇跡だって体現するんだ!」
魔道「それは興味深い」
綾香「でもわたしはあんまり偉そうな王様よりファイターみたいな王様の方が好きだけどね」
狂戦「いいやその莫迦王が言ってる言葉は一理あるぜ? そもそもおれら北欧世界じゃ力が正義だと言っても良い。
   他者に嘗められるなんて飯の食い上げにも等しいぞ。つーか事実それが仇となってンじゃねぇかよそいつはよ」
槍兵「されどファイターの人格は大層見上げたものでござるぞ。無言実行は中々出来る事ではない、立派立派!」
闘士「あの………みなで盛り上がってる所申し訳ないが本来の趣旨から大分外れているので本筋に戻してもいいだろうか?」
一同「あ…………」


闘士「オホン! では気を取り直して私の憧れの英雄を呼んでみたいと思う。
   招いた客人は無論この勇者。ヴォルスンガ家の親子にして北欧最大の英雄、シグルドとシグムントの両名だ」
遠坂「フフ。シグルドにシグムンドの親子二人をゲストで呼ぶとは実にファイターらしい選択ではないか」
アイ「私の国でもジークフリートの名で知れ渡った高名な英雄ね」
狂戦「ケッ、やっぱそいつらかよこのミーハーヤロウめ。まあいいおれもその二人に興味がねぇと言えば嘘になるしな」
剣士「おお! オレもその名前は知ってるぜ! 不死身の肉体を持つ英雄だな!」
綾香「そうセイバーと同じタイプの英雄ね」
剣士「へ? いやアヤカ、オレ別に不死身能力なんて持って無いぞ?」
綾香「え…? ぁ、ああ、そうだったわね(そういえばセイバーのヤツ自分の無敵宝具をよく分かってないんだっけ)」
闘士「では登場して頂こ───む? 人の気配が……しない?」
槍兵「まさか前回に引き続き今回もゲスト不在でござるか? 御主たち少々不手際が多くなかろうか」
闘士「・・・・・・・・・(ピッポッパッ、とぅるるるるる~)」
ソフ「まさか今からしかも電話で呼ぶのか…?」
闘士「あ、もしもしシグルド殿か? 先日したゲスト出演の話だが…え、なに?
   恋人の戦乙女とヴァルハラ温泉ラブラブ旅行に行くから来れない?
   いやいいから、そういうのはいいから今直ぐに来て頂きたい。え? ブリュンヒルドを怒らせると後が怖い?
   いやいや貴公は不死身で名高い大英雄であろう。いくらそなたの恋人がヴァルキュリーとて竜殺しの名は伊達ではなかろう。
   というか来て貰わねば皆が困るのだ、用が済んだらヴァルハラ温泉に向かってくれて構わぬから。
   うん、うん、うん、ああでは宜しく頼む。到着を待ってる」
狂戦「おい・・・なんか相当に渋られてるじゃねーンかオマエ?」
闘士「いやなんか天界のオーディンの館で福引きしたらヴァルハラ温泉旅行の招待券が当たったらしい」
狂戦「なんつータイミングの悪さだ・・・。
   しかもその当たりを指輪で引き寄せたンなら絶対旅先で不幸に見舞われんなシグルドのやつ。ザマァねえな」
闘士「まぁかの偉丈夫ならば生半可な不幸など跳ね返してしまうであろうさ」


剣士「しかしちょっと遅くねーか? 迎えにでも行った方がいいんじゃないかファイター」
闘士「そうだな。ちょっとばかり様子を見に──」
シグ「それには及ばん、もう着いた」
間桐「え? うはぁ……どれだけ整った顔してんだこいつ」
綾香「ちょ、やだ、なにこの人凄くかっこいい………(ぽ~」
剣槍「───な!!?(そのとき馬鹿二人に電流走る)」
牧師「確かにとてつもない美男子だな」
騎兵「ふ、ふん! ま、まあまあの顔立ちをしているではないか、まあまあの!(歯軋りしながら」
闘士「おお! お待ちしておったよシグルド殿。旅行の邪魔をして真に申し訳ない」
シグ「まったくだ。俺はいいがおかげでブリュンヒルドの不機嫌具合が尋常ではない。
   俺はおまえの頼みに応えたぞ。代わりにおまえはブリュンヒルドを宥める仕事をやってくれ」
闘士「わかったそっちは任せて貰おう。丁度ヴァルハラ温泉旅館の食事券を持っているのでね、これで機嫌を直して頂こう」
シグ「ほぅ蟹鍋が付いてくる券か。確かにそれならばブリュンヒルドの機嫌も少しはマシになるか?」
狂戦「遅刻しといて随分と余裕のある態度してンじゃねぇかシグルドさんよぉ?」
間桐「そーだーだ! 礼儀知らずにはもっと言ってやれバーサーカー!」
シグ「………誰だ貴様?(ジロリ」
狂戦「あ!? オイ、まさかテメー同じ出自の癖におれを知らねぇってか!!?」
シグ「生憎だが小物のことなど一々記憶したりはしない主義でな」
弓兵「滅茶苦茶気障な男じゃな。しかもなまじ似合ってるから余計に」
間桐「ブーブー! らいあー! このらいあーまんめ! バーサーカーは有名人だろ!」
闘士「まあまあ二人ともそう火花を散らす事もあるまい。いや正直ここで決闘を始められても困るのだ。主に遠坂殿が」
遠坂「主人に代わってよく言ったファイター。太陽剣グラムと男殺魔剣ティルフィングの激突なぞ考えたくもない災害だ」
闘士「この男は名はヘイドレク、殺戮の呪剣ティルフィング伝説群で最も名を馳せた狂戦士だ。
   ティルフィングは呪いの剣の代名詞の様な扱いにもなっているし貴公も知っているのではないか?」
シグ「・・・・・・・・・いや知らんな」


剣士「あ、今知ってるって顔してたぞアイツ! 見たかランサー!」
槍兵「しかと見たり! 今確かにそういう顔をしたでござるなセイバー! 拙者の動体視力が確かに奴の表情の変化を捉えた」
騎兵「ファラオの嗅覚も言っている、貴様は嘘をついていると!」
弓兵「のう貴様ら、いくら自分のマスターの娘っ子があやつの美男っぷりに見惚れたとは言え大人気ないぞい……」
魔道「幼児ではないのですからそんなに嫉妬しなくても」
剣士「うるさいこの温厚眼鏡優男!」
槍兵「そのとおりこのの無害系眼鏡!」
騎兵「黒桐幹也系美優男は引っ込んでいろ! 貴様どこぞのフランクの大司教とキャラ被ってるぞ!」
魔道「そ、そこまで言わなくてもよいではありませんか………」
シグ「なんなんだこの騒々しい連中は? こんなのといつも一緒とはおまえも大変そうだなベーオウルフ」
闘士「そういう貴公とて大変そうではないか。ヒルデガンドと言う女傑と共に聖杯戦争に参加していると聞いたが」
シグ「なに、最近は少しばかり休憩中だ。だがしかし俺は待っているぞ。 俺 ま だ は 待 っ て い る !」
闘士「私 も ま だ 続 き を 読 む の を 諦 め て な い ぞ ー !」
剣士「オレも! 諦めたらそこで終了だよってタプタプ顎が言ってた!」
闘士「ところでシグルド殿。貴公のお父上のシグムンド殿は?」
シグ「あーそうだ、その……なんだ、すまんな。
   親子二人で出て欲しいという約束は守ろうとしたんだが無理だった」
アイ「無理だった?」
闘士「どういうことなのだ? まさか急な伝染病か何かを患ったか?」
シグ「いや、そのだな……、我が父上はヴァルハラの宴の席でみなに宴会芸を披露していたんだが……。
   その際狼の物真似をすると言って『暴狼鎧皮』を頭から被りそして───野生に帰った」
狂戦「コントかよ………( ´Д`)」
剣士「だははははははははははは! バッカだなぁおまえの親父殿! その辺の道化師よりも面白いぞ!」
シグ「どこへ行ったのやら父上はそのまま帰って来なくてな。だから此処へ連れて来れなかった」
魔術「なんて身体を張った一発芸なんでしょうね……今頃仲間へ向けて遠吠えとかしてるんでしょうか」
シグ「しかし宴席の勇者たちにもウケていたが、我らが父オーディンは大層おウケになっておられたぞ?」
狂戦「相変わらず悪趣味してやがるぜあの隻眼爺神」


綾香「あ、あの! し、質問とか、いいです───いややっぱりいい、何でもないです!」
シグ「なんだ娘、試しに言ってみろ。答えて良い質問になら答えよう」
闘士「シグルド殿もこう言ってくれている訳だし折角の機会だ質問をしてみてはどうだセイバーのマスター?」
綾香「そ、そう? ならお言葉に甘えるけど、
   貴方を北欧最大の英雄にまで伸し上げた一番の功績である邪竜ファフニールについて聞きたい…んだけどどう、かな?
   ド、ドラゴンなんてわたしたちでは絶対にお目にかかれない幻想種だし…!
   えとその、竜種に興味あったりするんだけど……モゴモゴ(だ、駄目だまともに顔が見られない…!)」
剣士「なぁんかムカっ腹が立ってきたぞオレ。手袋投げたい気分だ」
槍兵「右に同じく。無性に果たし状を叩きつけたい気分でござる」
牧師「その女も年頃の娘だ。よくある症状だろうに。そもそもお前には婚約者がいるだろう」
剣士「そういうんじゃねぇけどさぁ、でもなんか気にいらねー!」
シグ「なんだそんなことか。しかしドラゴンの話が聞きたいならそこの英雄も詳しいと思うが?(チラ」
闘士「いやいや老齢の私で勝てた竜だ大した竜ではない。貴公が戦った悪竜には遠く及ばぬさ」
シグ「またつまらん謙遜を。王都を燃やし王宮さえ焼き尽くし国中を恐怖に叩き込んだ火竜が大したことない筈あるまい?」
闘士「だがそれでもファフニール竜に比べればあの火竜はいくらかマシだった筈であろう?
   貴公が戦った邪竜は 正 面 か ら 戦 う 事 さ え 許 し て く れ な か っ た のだからな」
弓兵「正面から戦うことさえ許してくれなかったじゃと?」
遠坂「そうなのか? 伝説では悪竜を不意打ち気味に倒していたと私は記憶しているが」
雨生「不意打ちで倒した? なーんだじゃあソイツ大したことないじゃん」
闘士「それは詩人が戦法と戦いの結末 だ け を端的に歌った結果だからだと思われる。そうであろうシグルド殿?」
シグ「まあな。ファーフニル竜は火竜とは違い毒竜だったからな。
   その顎から吐き出されるものは当然炎ではなく毒な訳だが…、
   性質の悪いことにこいつは一定の方向にだけ飛ぶものじゃなく周囲一帯に拡散するモンでね。
   奴に一度でも毒の濃霧を周囲に撒かれればその時点でもう戦闘にはならん。
   即座にその場から逃げねば猛毒で死ぬだけという馬鹿げたパワーバランスの戦いだったからな。
   おまけに竜種の吐く猛毒だ。生半可な神秘じゃ盾にもならず万が一微量にでも吸い込めばまず助からん。
   オーディンの助言を得てようやく勝負の土俵に立てたといった感じの有り様だった」


綾香「なんていうか・・・戦力差が凄い」
槍兵「そんな化物を一人で討ち破ったというのかこの美形男は・・・」
雨生「く、くーる・・・」
闘士「今のでなんとなくでも彼が北欧最大の英雄である理由が分かって貰えたであろう?」
剣士「オ、オレだって樫の棒でドラゴン倒したぜ!」
シグ「樫の木? ということはまさかおまえがローランか?」
アイ「ええ、そこで何も考えてなさそうな表情で立っているのががローランよ」
綾香「久しぶりに喋ったと思ったらさらりと酷いこと言うんだ・・・」
シグ「なるほどおまえがそうか。丁度良い、一度聞いてみたかった。貴様本当に棍棒なんかで竜を倒したのか?」
剣士「おう! 無我夢中だったからよく覚えてないがボコボコにした! 先に言っとくがオレは、正々堂々とやったぞ」
シグ「──ぷっ、くく! あははははははははははははは! そうか棒切れでドラゴンをボコボコか!
   くっくっ、いやいや世界はまだまだ広いと見た。探せばいくらでも猛者はいるものだ。
   剣で竜を殺す英雄もいれば素手で竜を殴り倒す英雄もいて棍棒で叩き潰す英雄もいる。
   機会があれば一度おまえたちと剣を交えてみたいものだな」
剣士「こっちのやる気は十分だいつでも来いや! ギッタギタにしてやるぜ!!」
シグ「さてと、質問の続きだったな娘。俺からおまえに言ってやれることはただ一つ。
   要するにドラゴンなんて危険なものには極力関わるなってことさ。人間では無惨に死ぬだけだ」
綾香「あ・・・・・・はい。わかり、ました(もじもじ」
剣士「ぐぎぎぎ! おのれやはりこの場で決闘をぉぉ・・・!!(ムキー!)」


   ピリリリリリリリリ! ピリリリリリリリ!
シグ「ん? 俺の電話か。もしもしシグル──なんだブリュンヒルドか。
   今ベーオウルフとの約束を果たしている最中だ用なら後に……なに? 帰るだって?
   いや待ったもう少し待──なにぃもう待てない? 何故だ? 何をそんなに急いでる?
   なにい? 一刻も早くヴァルハラ温泉旅館の限定メニュースベスベマンジュウガニを食べてお肌スベスベにしたい?
   いやいいから。そういうのはいいから。大体君はそんなものに頼らずとも既に神域の美貌とスベスベの肌があるだろ。
   あ、ちょ待てブリュンヒルド電話を切るな───」
闘士「なにやら相当問題発生中のようだがシグルド殿?」
シグ「あー、すまんなベーオウルフ。約束の途中だが俺はどうやら彼女の跡を追わなきゃならないらしい。
   ブリュンヒルドが八つ当たりでこの冬木に災厄を落とす前に宥める必要が出来た」
遠坂「シグルドくん、すぐに恋人を追ってくれ給え。そして冬木を災厄から守って欲しい(即答)」
間桐「必死だなあ遠坂。みっともないったらありゃしない」
遠坂「戦乙女の齎す災厄をその身に受ける覚悟がないのなら迂闊な事は言わない方が身の為だぞ間桐。
   一応昔のよしみで言っておいてやるがこの手の八つ当たりは神話的に考えてもまず碌な事態にならない」
アイ「ギリシャ神話なんかでは特にそうだものね」
闘士「そういう事情なら私に遠慮する必要はない。貴公達を無理に呼んだのは私の方なのだから」
シグ「そうか、なら遠慮なく彼女を負わせて貰うことにする。
   それではなおまえたち、機会があればいずれどこかで会うこともあるだろう」
綾香「なんか去り際までかっこいい・・・・・・(ぼーー)」
槍兵「ぬおおおーー誰が二度と会うものかーーー!!(負けサムライの遠吠え)」
剣士「うおおおーー機会があったら絶対ぶっとばしてやるーー!(負けナイトの遠吠え)」
騎兵「はあああーーさっさと帰れーそして二度と来るでないわこの腐れ美軟弱男がー!(負けファラオの遠吠え」
狂戦「負け犬の遠吠え三連発だなおい」
魔剣「アノ男凄ク美味シソウネ、ヘイドレク?」
狂戦「テメーもかよティル・・・・・・つーか乙女キャラなんぞ似合わねえからやめろ」


ソフ「それで? ゲストが帰ってしまったわけだがこの後はどうするんだ?」
剣士「そんな展開《そうび》で大丈夫か?」
闘士「大丈夫だ問題ない。・・・・・・いや一番いいの(ゲスト)を頼む」
狂戦「テメーに縁ある一番いい英雄か。だったらあと一人いるな」
闘士「うむ、シグルド殿を電話で招集している間に実はもう一人ゲストを呼んでいたのであった」
魔道「おお備えあれば憂いなし、ですね」
闘士「それでは私の憧れの英雄をもう一組紹介しよう。かの名高きフィオナ騎士団団長フィン・マックール殿だ」
弓兵「おおーっ! 一流所の偉名ではないか!」
ソフ「おおーっシグルドに引き続き凄いゲストだな」
指爺「・・・・・・・・・・・・・・・(ちゅぱちゅぱ」
一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
指爺「・・・・・・・・・・・・(ちゅっぱちゅっぱ)」
闘士「あ、あの? フィン殿? 白指のフィン?」
指爺「・・・・・・・・・・・・(ちゅぱちゅぱちゅぱ」
狂戦「お、おい・・・ファイター。はっきり言ってやって良いか?」
騎兵「許す言え狂獣。否、貴様が言わんのなら俺様が言うぞだから速く言ってやれ!」
狂戦「おうじゃあ言うぜ。おい闘王、耄碌した爺の指チュパは殺人レベルの破壊力《キショさ》があンぞ?」
一同「うんうん!(コクコク」
闘士「やはり・・・・・・・・・・・・ヴィジュアル的にもキツイだろうか?」
狂戦「これ生で見せられる方の身にもなれやボケ! 映像的以前に精神的にもきついわアホンダラァ!」
騎兵「このうつけ! きついなどという次元ではないはたわけが!
   さっさとそのブラクラ映像にモザイクをかけろ馬鹿者!」
剣士「ぐふっ、オレ・・・・・・ちょっと吐きそうだ・・・・」
弓兵「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(気絶中)」
魔道「わ、若い頃のフィンマックールだったならばまだ閲覧に耐えられたんでしょうけどね……。
   って、いいえそうではない! 指チュパってそれ以前になんか違うでしょう?!
   どっちかと言えば指ペロでしょフィン・マックールは!? なんですアレ気持ち悪い!」
牧師「若い頃のフィンは美しかったらしいからな。老人の指チュパとか悪夢以外に何の使い道があるというんだ?」
ソフ「キャスターに気持ち悪いと言われるなんて相当のレベルだぞ・・・。
   ハッ!? さてはこれは外道王の外道的策略か!? 我々に対する外道な嫌がらせか!?」
遠坂「汚い、流石外道王汚すぎる!」
闘士「フィ、フィン殿しっかりするのだ!」
白爺「ディルムッド死すべし、イケメン死すべし……奴を陥れる策を授けよ我が指…ブツブツ(ちゅぱぱぱぱぱぱぱ!」
雨生「うげっ?! 高速で指が舐められてるぅ…!?」
剣士「うわあああああー! 妖怪指チュパパだぁぁぁ! 怖ぇ超怖ぇ!」
闘士「これは………もう駄目だな…」
狂戦「なんつぅオチだよクソッタレ……」
間桐「幕降ろせ幕! とっととタイトルコール入って本編に避難だいくぞ!
   ────さあ敗者復活戦を始めよう。
   物語に選ばれた幸運な敗者は二人。主を失った魔術師と、射手を失った主人だ。
   終幕の時は近い。一度転げ落ちた椅子に再び戻った君らが勝者になれるのか、それは君達次第────。
   FateAS三十話。12日目『開かれる嘆きの蓋、そして……』其の壱。第二次聖杯戦争もいよいよ終盤戦だ」
指爺「ふぉ、お、おお、おおおお、いい知恵が閃きそうだ!(チュッパパパパパパパパパパパパパパパ!)」
剣士「ひぎぃっ!?」