名前:カール・ノイマン
性別:男
年齢:118歳
外見年齢:30代後半~40代前半
好きな物:家族の写真(経年劣化と脂のために識別不可能)
苦手な物:血
人格:元善人 現在は倫理その他が消えつつある
戦闘技術:軍で習得した格闘術。死徒としての身体能力。
武装・能力:スコップ、軍所属中に銃剣術を習得。戦前の兵器知識が豊富。

【人物】
 元軍人の死徒。より正確にいえば「もどき」である。
 第二次世界大戦中ナチスドイツによって計画された、死徒を戦力化する実験の産物。
 ドイツの軍人ではあったが同時にユダヤ系でもあった彼は、ほぼ強制的に被検体とされる。
 しかしこの実験によって作られた死徒は、まともな自我を持たない「死者」と呼ぶべき存在であり、
 戦力にならないどころか第三帝国にとって不利益でしかないと判断され、被検体は全廃棄。計画は中止となる。
 だが、たった一体だけ生き残り、死者ではなく死徒となった者がいた。――――それがカールだった。
 極めて強い反骨心、即ち意思の力を持っていた彼は、辛うじて自我を取り戻し、生還(死んでいるが)したのだ。

 当初は人並みの倫理観を持ち、ナチスドイツへの恨み、家族や友人への愛情を持った『人間』であったが、
 長い年月を吸血衝動と戦い、その手を血に染め続けた結果、かなりそういった感情は磨耗してしまったようである。
 ナチスへの復讐や、生きることが他者の死と直結している事などは半ば諦めているが、
 ほんの僅かに残った良心によって、それが悪事であるという罪の意識だけは未だに彼を縛り付けている。
 その為、普段は野生動物の血液で我慢しているが、それでも足りなくなって人を襲う際にも
 なるべく殺さず、なるべく悪人を狙うように(もっとも善悪は彼の主観でしかない)心がけている。

 この状況が続けば遠からずして倫理観も消滅し、完全な化け物に成り果てる筈だったのだが、
 偶然から耳にした願望器――『聖杯』の情報を得て、人間に戻りたいという想いが再燃。参戦を決意した。
 しかしながら冬木における第五次聖杯戦争は終結。彼が到着した時には既に聖杯は解体されていたのだ。
 あまりの事実に愕然とする彼であったが、その際「他の土地にも聖杯が存在する」という事実を知る。
 最早時間はあまりない。最後の希望に縋るように、彼は水佐波へと向かうのであった。

 尚、彼にこの情報を伝え、サーヴァントの召還方法を教えたのは、グラムズヘイムの構成員である。
 過去の研究資料などから生き残った死徒もどきの存在を知った彼らは、
 死徒がマスターとなった際の戦闘データを収集するべく、カールを泳がせ、
 教会に話をつけてカールの浄化を防ぎ、そして監視を続けながらも、水佐波へと送り込んだ。