PARTY7



鮫肌男と桃尻女」で衝撃的デビューを飾った石井克人。 上記の作品は未だ見てません。

この作品はミニシアター系の映画を見に行ったときの宣伝がとても印象に残っていて、危うく見に行くところでしたが、なかなか忙しかったので、今回ビデオで見ました。

まあ劇場まで行かなくってよかったかなと思いましたが、テンポのよさや各キャラクターの描き方には興味をそそられました。浅野忠信を、のぞきの病と闘う暗いキャラに仕立てたり、堀部圭亮をあれだけスゴミのあるオチャラケキャラにするのは、ちょっと感動しました。

前半はそれぞれのキャラが、お互いの内面や素性を探り合い、緊張感と今後どうなるのか期待を誘う展開なのですが、気が付くと終わっていました・・・。ここまで「勢い」と「ノリの良さ」を中心に作られた日本映画は以外となくって、そういった意味では目立っているのでは。そして、コミュニカティブなあまりかえって希薄に見えてしまうストーリーも、いたって現代的ではないか。

むしろ物足りなさは、ラスト我修院達也こと若人あきら登場からの、ハジケ方が中途半端に終わっている事だ。いっそ全員死んでしまった方が、笑えないくらいのインパクトが残る・・(違うか?)。

あとヤクザの下っ端が組の金を奪い、郊外にあるホテルに身を隠したという設定。この手の展開にいまだヤクザを使うのもどうだろうか。もっと日常的なネタにだって十分ハジケてしまうことはあるように思うのだけど・・。

2001.08.13k.m


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最終更新:2008年04月11日 07:59