気持ちのよい元気さで、青春映画の鮮やかさがあふれている前半、どのように破滅していくのかすでに予想している自分がいた。いつだって青春映画には破滅がつき物だ。そこへ人間社会の縮図を見て何かを学んだ気分にもさせてしまう。
けれど予想以上に痛く切ない展開で、モニカの叫び声が悲痛に響いていた。ここには格差社会や都市の殺伐感が描かれていて、今の日本と変わらない切迫した部分も見えるようだった。2007-08-16/k.m
カテゴリー-映画
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写真は撮るよりも見るのが好きでしたが、FlickrへUPするようになって、カメラ熱上がってきました。
『写真術のためにおどんなお題目が並べられようと、それの主な効果は世界をデパートか壁のない美術館に変えてしまうことで、そこではあらゆる主題が消費物と堕すか、美的鑑賞の対象物に高められる』(スーザン・ソンタグ)。
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