男女7人なんとか物語(古い)みたいな大人達の恋愛劇。けれどただよう上質感というか、予定調和的でない展開というか、それはミケランジェロ・アントニオーニの作品。
4人の女性がある事件をきっかけに出会い交流するのだけど、みな「それぞれ」の孤独と向き合い、仕事へ帰るもの、男と帰るもの、自殺するもの、など様々なドラマを展開する。
海辺ではしゃぐシーンや、ホームパーティ、ドレスパーティなど優雅で耽美的な世界は、ヴィスコンティやパゾリーニほど深い色合いではないけれど、やはり惹きこまれる。2007-08-16/k.m
カテゴリー-映画