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ノマディック美術館


最終日に行ってきた。混んでいるから早めに行ったほうがよいと聞いていたので、11時前くらいに行ったのだがもう並んでいた。20分くらいして中へ入るとすごい人。彼らは何時ごろから来ていたのだろう。どおしてこんなに人気があるのか、しかも若い人ばかりで。見終わってなんとなく了解。

大型和紙にプリントしたセピア色の写真作品は、なにか完璧すぎて広告写真のようだ。解釈をゆだねるために解説をつけないとか書いてあったけど、作品からはあまり自由度を感じない気もした。

モデルさんの美しいからだと、動物たちとの神秘的な交流、それを決定づけるセピアと和紙のテクスチャー。さらにバジリカ教会堂的と解説された坂茂の空間。あまりにも完璧。息が詰まる思いはこの蒸し暑さからだけではない。これだけストーリー立てられた中で、果たして自由な解釈などあり得るのだろうか。

例えば、ニコラス・ローグの映画『WALKABOUT 美しき冒険旅行』では、アボリジニの少年と白人の姉弟をコミカルなまでに対比的に扱うことで、文明と野生、自然の美しさと厳しさ、死と性の目覚めなどを鮮明に浮かび上がらせていた。

一方グレゴリー・コルベールによる写真作品「Ashes and Snow」には、空間から照明、順路などすべてに配慮された統一感がある。表現されたものには、動物と人間が交流し共存する、永遠の世界が描かれている。それは「差別的でない」けれど、商業主義的なオリエンタリズムに満たされている。

とは言え、映像はなかなかよかったし、コンテナが千鳥に積みあがった空間は圧巻。外観の佇まいも素晴らしいと思う。2007-06-24k.m


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