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クルーグマン教授の経済入門

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  • 日経ビジネス人文庫
  • ポール クルーグマン (著)
  • Paul Krugman (原著)
  • 山形浩生(翻訳)
  • 905円

読み始めは山形さんの口語訳が妙にくだけていて、そこにばかり気が行ってしまった。けれど思えばどんな本も入り込めるまでは時間がかかる。だいたい僕の場合50〜100項あたりでやっと入れる。だから短編の場合、訳分からない内に終わってしまうものもある。むしろ長編のほうが、読むのはシンドイけれど入り込んだ実感は持ちやすい。

で、結局この本になにが書かれていたのかといえば、あまりに多すぎて読んだそばからどんどん忘れてしまい今は漠然としている。アメリカの医療についてとか、ほとんど知らなかったので興味深かった。日本でも年金や医療保険について問題になっているが、経済大国アメリカでも深刻な、むしろもっと切実かもしれないのだった。

ロイズ・オブ・ロンドンを数年前に見に行った時に、妙に寂れた印象を得た。単にあの街が休日だっただけなのかもしれないが、「第4部砂上の楼閣ファイナンス」での保険会社ロイズについてを読んでいく内に納得。「90年代に自由市場の力を信じ切った」先の「政府規制なしでも市場は勝手にイカレて」しまった例なのだ。

ファイナンスと聞くと、なにかこれからの時代をリードしていくトレンドのようだが、読んでいく内、要するにその小難しさを利用して、「市場操作という人をだまくらかして、貯蓄をかっさらって」金儲けしているだけなのか・・。

「モノとお金」という単純な関係から派生して、そえが「お金とお金」という複雑なそれに置き換わって行く中で見えてこない「儲け」が生まれている。一つずつ紐解いていけばあやしい局面は多く存在するのに、複雑な経路は隠蔽しやすい構造を持っている。結局操作している自分すらだまされてしまうのだから。

けれど結局は「生産性の成長」にすべては託されているのだそう。金融政策やら貿易問題など全体から見れば微々たるものなんだそうだ。世界の貧困すら相対的には小さな金額になってしまうようだ。現状を維持し、さらに賃金をアップしていく社会を作り続けるためには、永遠の生産性成長!?。ここ数年のIT関連の急成長と、長引く不況を思うと、それはちょっと考えただけでも不安→お金使わない→さらに不況という悪循環から抜け出せないという「不安」をさらに生産してくれるのだった。2004-02-14/k.m

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カテゴリー-社会経済


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